赤ちゃんと軟水おむつ生活
赤ちゃんとの暮らしは、汚れを回収→洗浄→回復 の無限ループ
よだれ、汗、おしっこ、ウンチ、ゲボ…これらを染み込ませ、洗い、干し、たたみ、また染み込ます…。毎日どっさりタオル・ガーゼ・着替えを、汚れては戻す。
なんの修行か!というペースです。
しかも…赤ちゃん用の洗濯石鹸で、やさしく手洗い…。考えただけでゾワッとくる重労働です。
私は、赤ちゃんと大人の洗濯物を一本化したい…驚異のズボラパワー発動。そして赤ちゃん×軟水×洗濯 生活が始まりました。
装備を減らし、手間を減らす
我が家の装備
- 脂肪酸ナトリウム100%の無添加粉せっけん
- 炭酸塩30%、脂肪酸ナトリウム70%の廃油粉石けん
- 酸素系漂白剤(粉体)
- いづれも生活クラブ生協の個配で入手
赤ちゃんは、布大好き。合成界面活性剤・金属封鎖剤(キレート剤) ・蛍光剤・増白剤・除菌剤・香料・着色剤・シリコン・発泡剤をパスすることにしました。
ウンチョスが黄色く染みた布おむつも、ウールのチョッキも、基本この3つを掛け合わせて対処。汚れが厳しいor染みになりそうな洗濯物は、先に洗濯機に放り込んで、少なめの水位で石鹸と漂白剤を加え、しばらく放置。そののち残りの洗濯物を放り込んで、通常の水位まで水を足して洗濯しています。
軟水 布おむつ生活
軟水生活者なら、やってみるべし布おむつ。布の吸水性を最大限に引き出し、環境的負荷が低い石けんで衛生的に管理できるようになります。
布おむつとは、ようは布にオシッコやウンチを染み込ませるってことです。そして洗って、また染み込ませる。この繰り返し。超シンプルです。
布おむつにすると、確かに手間が増します。うんこやおしっこに触っちゃう機会も増えます。しかし、フレッシュなうちに対応できるので、水分を含んでパッツンパッツンに膨れた大量の高分子吸収ポリマーをポリ袋に密封!生ごみ収集の日まで排泄物を含んだゴミ(臭い。そして重い)を貯蔵!というイヤさからは離脱できます。
気にするのは、今日と明日のお天気くらい。地に足が付いた呑気さがあると思います。
「布おむつ」と告白すると、 たいてい、「頑張ってるのね~」と褒めてもらえます。しかし、軟水とハイスペックなオムツカバーを併用していると、「無理して頑張っている」悲壮感はありません。
マイフェイバリット布おむつ ベビーネンネ
どんだけ暴れても、Wキャンベルカバー、洩れなーい。
まず撥水性が素晴らしいです。縫製後の表面加工ではなく、糸から撥水加工済み。乾きも早いです。そして、パターンが最高!サッと装着するだけで、ベストポジション。
布おむつ=節約 の概念から逸脱しますが、いいブラに出会えた時の感激に似ています。
吸収体は、デフォルトのネット付きスペア・小判型スペア・エアロネット。スペアは乾燥が遅く枚数が必要なので、徐々にドビー織の晒に移行。
とはいえカワイイ系もエンジョイです
ファジバンズ。内側・吸収体はフリース。
「カビた」「ゴワゴワする」「臭う」「吸わない」「漏れる」で、挫折した~。揃えたけどキレイなままだから貰って!と、海外系オムツも各方面から集まってきました。
軟水生活では、上記問題も発生せず。フリースもグングン吸水します。
布おむつ情報を探ると、「石鹸で洗濯して布を撥水させ、カバーとして使う」、「布おむつとカバーは、石鹸で洗うと水を弾いて漏れやすくなる。石鹸ではなく、合成洗剤をうべし」などの記述がチラホラ。布おむつユーザーは、硬度と石鹸の関係を肌で感じているのではないだろうか…と思いました。
紙オムツも使います
オムツ替えユニット。寒い時期だったので、温水必須でした。
新生児期はマニュアル通り紙オムツで揃えました。
しかし、数時間のうちにただれる肌の弱さに愕然。傷は見るからに痛々しい。塗り薬を指示通り厚めに塗ると、ウンチの黄色と軟膏の白が混ざってビジュアルさらにエグイ。
なので、家庭では100均のソースボトルに軟水を詰めて電熱器にスタンバイ、人肌キープ。お尻を持ち上げて洗い(必要な場合は脱脂綿でやわやわマッサージ)、汚水は汚れた紙オムツで受けてネル布で水分を取ることにしました。
水洗いの一手間で、我が子の股の皮膚は守られました…。
とはいえ、紙オムツ超便利。外出時は使いまくりです。
軟水 布おむつ生活 利点まとめ
汚れた布オムツを一時置きするトレイ。「お」の字が目印。
- 「これからしばらく替えられないので、吸収体を多めにしておこう」「間もなくお風呂だから、薄いのを敷いておこう」などと、吸収量を操作できます。
- 折りたたんだ輪オムツ(さらし)を解けば、染みていない箇所が必ず出てきます。お尻を水洗いして汚しても、乾いたところで拭けるくらい余ります。予想するより洗濯物が少なかったです。
- 布おむつは赤ちゃんが噛んでも持っても壊れない。
- 使用後の臭い重い紙オムツゴミ(大量)をゴミの日までキープするストレスがゼロ。
- 綿100%を石けんで洗うなら、化学物質系の心配ストレスもゼロ。