赤ちゃんと軟水 スキンケア&沐浴・お風呂
沐浴
おりしも気温が低い真冬。
軟水器の容量は約10リットル。その中には、冷え冷えの残った水とイオン交換樹脂が詰まっています。湯沸し器をONにしてから全体が温まるまで時間が掛かるのです。
まず、お湯が適温に安定するまで浴槽に貯め、適温になり次第ベビーバスに貯め、シャワーを突っ込んだまま洗って濯ぎ、常にオーバーフローさせるという贅沢な方法をとりました。
シャワーを出しっぱなしなので水温が安定。最後の濯ぎも素早くできました。赤ちゃんはたよりないし、親もたよりないし。新生児のお風呂って大変でした。私の方法がベストとは思いません(笑)。
要領を得ないまま、ベビーバス→大きなタライ→湯舟に移行しました。
親子とも、同じ石鹸・同じ手順で入浴できる
親は、髪・顔・体を別々の洗剤で洗う。道具は、シリコンブラシとボディスポンジと泡立てクロス。そして、赤ちゃんは、泡で出てくるベビーソープと海綿で…。我が家の浴室には、それらいっさいがっさいを置くスペースは無い。使いこなす器量も無い(哀)。
で!家族全員、髪・顔・股・足の裏まで、すべて同じ石鹸一つで済ませています。
母から子をすばやく洗い、一気に濯ぐ。一緒に湯舟に入る。ひじょうにスピーディ。かつ乳児単独で浸からないのでセーフティ。
浴室が冷える冬など特に、一刻も早く「洗い」を完了し、浴槽に入りたいのです。
赤ちゃんの肌 脂っこい→カサカサに急展開する時期があります
赤ちゃんの肌は乾燥しやすいと思っていたので、しっとり系の手作りせっけんでスタートしました。ところが新生児の肌は脂っこかった。頭皮を嗅ぐと、おっさんのような臭いがし始めました。
それからしばらくは、脱脂力が強い固形の無添加純石けんを使ってしのぎました。頭皮と顔は、脂漏性湿疹があったので、手早く2度洗い。
2か月頃になると、一転、超乾燥肌に。干上がった薄い肌が痛々しく、しっとり系せっけんを再登板。タオルドライ後、急いでホホバオイルやプロペトを薄く延ばすように塗布。
そうやってしのいでいるうちに、6か月ごろには、お風呂上りの保湿も不要に。ただし、あせもと乾燥に振れやすいので、「清潔と保湿」は遵守です。
ふわふわで包む
赤ちゃんって、いかに沢山の布にお世話になっていることか…。
吸水、保護、保温…とにかく常に布に体を委ねているのです。
繊維からの刺激を最小に、布としての機能を高めておくことが「ごきげん」に保つ秘訣だと痛感です。
お下がりを洗う
譲っていただいたものは、活用したい。
しかし、白木のパズル、半纏、レースのおくるみ…イイ!と分かっておりながら、なかなか難問です。
だって、赤ちゃんは何でもベロベロするよ。そして人知れず調子を崩しておむづかりになるよ。
低リスクに何でもスッキリ洗える手段があることで、お下がり生活も気楽にエンジョイできました。
硬度が洩れると、一気にトラブル発生
当然ながら、赤ちゃんの肌は感度ビンビンです。
私が気付かない硬度洩れ(イオン交換できなくなってきているので再生しなければという兆し)、すぐに察知。
もちろん赤ちゃんは何も言いません。お尻のかぶれ、脇の下や首あたりの赤み、頬のカサカサ…もう数日、肌の調子が悪いなぁと思った後、「あ!再生!」と気づくのです。
保湿や炎症止めをしていると、薬を塗ることと通院のことで頭がいっぱいになりがちです。
遅れて慌てて軟水器を再生。何度失敗したことか。
たかが水、されど水
軟水には「効く」「治る」ってなパワフルさは、全くありません。
たかだか水です。水道水からカルシウムとマグネシウムを取り除いただけのこと。
しかし、ゆらぎやすい赤ちゃんの肌には「きちんと洗うこと」「保湿が行き届くこと」がいかに重要か。清潔で荒れない肌が、赤ちゃんのご機嫌に直結していると痛感です。
水って毎日、ものすごくたくさんの量、触れますもんね。