東京都港区のマンションにて、タイル 高級仕様の浴室クリーニングを承りました。
長らく賃貸物件として運用されていた分譲マンションをこのたびお子様にお譲りになるとのことで、浴室クリーニングをご依頼くださいました。
浴室の壁と床は、セラミックタイルです。
浴槽の足側(奥)の壁には、ワイドミラーが設置されています。
鏡を支える金具は、ぼんやりと濁って輝きはありません。金具上縁には白色・灰色・ベージュ色?のゴツゴツ石のように固い水垢がビッチリ乗っかっています。
どなたもが 「汚い」 と感じられることでしょう。
都心のマンションは、防犯や景観、あるいは大気汚染などの理由から、浴室換気乾燥機が標準装備であることが多いです。
そして、日本人は 「シャワーをシャーッと掛ければ、汚れは流れてゼロになる」 という思想が強いです。
なんででしょう...水が豊富な国土だから?お墓参りの動作?とにかく 「水を流せばキレイ!オシマイ!拭いたり水気を切ったりはしなくてOK!」と思いがちです。
入浴後は水シャワーで全体に濡らし、洗濯物を干して、浴室乾燥スイッチオン!これを日常的にされますと、
鏡表面から垂れてきた水滴が金具の上辺に溜まり、高温にさらされ、その場で焼き付く...をコツコツと繰り返し、
結果、こちらの画像のようにビチーっと固い塊状の水垢に至ります。
賃貸マンションなので、退去後ハウスクリーニングはあったそうですが、最後の借主さんは期間が長く、汚れも相応蓄積、汚れはほぼほぼ残った状態で引き渡されました。
それもそのはず、「陶製タイルの浴室×鏡と金具に強烈な水垢」という組み合わせはハウスクリーニング業者には難題なのです。
前々回のブログにも書かせていただきましたが、水垢はガラスに近い成分で、セラミックタイルもまたガラスに近しい性質を持っています。
水垢は溶かせた!しかし、タイルも溶けて凹凸に崩れて質感ムラムラに!というトラブルに繋がりやすい。
あるいは...鏡の表面の水垢はダイヤモンドパッドで削り取った!しかし、面として当たらない角っこや隙間はビッチリ残ったまま!という事例も多いです。
ここにくっついている汚れに対し、どうしたらよいのか分からない...ゆえの汚いまま仕上がってくるということです。
「いくら掃除してもキレイにできない状態で若い夫婦に引き渡すことなど...できません。
ウォッシュテックさん、今こんなになってますが、できうるかぎりキレイで気持ちよいコンディションに整えてください...!」 と、お客様。
イエッサ!こちら、浴室クリーニング後の鏡のフチです。
まばゆい!
タイルは滑らかに輝き、鏡は鮮やかに反射し、ステンレスの金属質が直線的にピシッとアクセントに。光の相乗効果が見られます。
本来あったはずの色柄と質感のバランスが蘇り、清潔で美しい浴室に。
「これなら、あの子のパートナーさんも喜んでくれるはず...!」 と、お客様。
よかったよかった、ほっとしました。
高級仕様でデザイン性が高い浴室は、クリーニングの難易度は断トツ高くなります。
ハイリスクゆえのプレッシャーも、工程の多さ動きの多さからの体力的負荷も大きいものです。
マンション購入時の美しさやオシャレさは失われ、変わり果てた姿になってしまった。
しかし、ハウスクリーニングや家事代行業者では見違える結果にはならなかった。
そのように、かつて本来あったはずの機能やステイタスを回復したくとも、頼み先がなくてお困りの方はとても多いと思います。
ウォッシュテックでお役に立てれば幸いです。
清潔で美しい住宅にできれば、新しいご家族との信頼はグッとアップだと思います。