中古マンション売却 対策としての浴室クリーニング

東京都世田谷区、築15年の中古マンションを近々売却ご予定のお客様から、マンション全体清掃ご依頼いただきました。

その作業内に含まれる浴室クリーニング。浴室は、特にコンディションの指標になりやすい箇所といえます。

浴槽の縁に設置されているワンプッシュ排水栓です。

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ズームで見ると、こうです。

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不透明な膜が覆っているような汚れです。まだらの灰色が「使い古して汚くなった」感を強くアピールしてきます。

金具と樹脂の境界は、黒ずんでいます。

「日本の家は、全般的に汚すぎる。特に水まわりと床。」

海外赴任をご経験の方や外国の方から、そのような見解を伺う機会、少なくありません。

仰る通り、日本の住宅の大部分は ノーメンテナンスを原因とするシビアコンディションの部類かと思います。

日本の住宅管理は、

・毎日あるいは数日おきに行う家事的な掃除のみで、衛生と美観は永年保てるものだ。

・掃除には、コストを割かない。セルフで・100均を駆使して・短時間で、を目指すのがクールだ。

・我慢できないレベルまでボロくなったら、リフォームしよう。

という考えが根強く、専門的なメンテナンスを定期的に行う家は、ほとんどありません。

雑談中 「え?床と水まわりの専門性が高いクリーニング?うち、毎年やってるよ?」 って展開、ほぼほぼの方、ないんじゃないでしょうか。

家事代行やハウスクリーニングであれば、300人くらいと喋れば経験者に行き当たるかもしれませんけども、専門性が高いクリーニングとすれば1000や2000でも、あるかどうか。

一方海外では、お気に入り&衛生的なコンディションで生活する、ならばそれ専用の業者を入れるのは必要経費。と、とても外注がカジュアルでハードル低い。

ゆえの、世界標準ではシビアコンディションと判断される状態が、日本の「ふつうの、どこにでもある家の感じ」になってしまっているのかもしれません。

そういうことで日本の中古マンションは、いかに立地が良くとも共用部が充実していようとも、専有部に入れば 「すごく汚い」 がデフォルトといえます。

ということは、 「ふつう よくある すごく汚い 」中古マンション でないようにすれば、あまた流通する競合物件を一気に差し置けると思います。

浴室クリーニング後の浴槽の縁とワンプッシュ排水栓。

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ドヤァ!と自信満々のステンレス水栓の輝き。そして、くすみが一切無い艶やかな浴槽。

同じくズームでご覧ください。

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クリーニング以前と比べて、「しっかりしてる物件ですよ、ここは」 という説得力が違ってくると思います。

ふつうに汚れていたら、「でもキレイにお使いですよ?眺望も日当たりもいいですよね!」などと、言葉を尽くさねばなりません。

このくらいキレイにしておけば、多く語らなくとも一瞬で「良さ」が伝わります。

中古マンションを買われる方は、自分でお掃除を頑張ってきた家よりも、きちっとした業者がきちっとメンテナンスしていた家を選ばれます。

たくさんある売り物件からたった一つを選ぶのですから、シビアなものです。

もちろん売却は仲介業者が関わりますから、仲介業者から提携しているハウスクリーニングを勧められるでしょう。

しかし、ハウスクリーニングの範疇では、10年以上経過したシビアコンディションからの復旧率はさほど高くありません。

表面的な仕上がりに留まる、あるいは作業で擦り傷などむしろ深刻なダメージを与えてしまうリスクが高く、ハウスクリーニングで強い物件になるかどうかは...分からないことです。

分からないのにお金をう使うなど、たとえ一万二万でも無駄なこと。結果に確実にコミットするならば、ご自身で清掃業者を選び取られるべきでしょう。

マンションの印象を変える、説得力を強くする。他には無い強みを得て、好条件で早々に売却する。

そのようにお望みであれば、ウォッシュテックのマンション全体クリーニング、お気軽にお声掛け下さい。

日時:2023年12月12日 PM 03:46
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