ボウル一体型洗面カウンター くすみ汚れから光沢つや回復

洗面台クリーニング。

築2010年前後のマンションで多く拝見する 天面カウンターとボウルが一続きになっている洗面台。

ボウルと天板が一体なので、継ぎ目のコーキング(ゴムのような緩衝材)が黒くカビず、こまめに拭き取りやすく、ラク!

しかし、くすみ汚れは日々生活しておれば、付いてゆくもの。

いかにも柔らかそうな樹脂製なので、陶器製ボウルのようにガンガン掃除してよいものか...悩まれる方、少なくありません。

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カタログ・仕様書・取説を参照すると 「人工大理石」 と表記されているかと思います。

ん?たしか他の水まわりでも 「人工大理石」 って書いてあったような...。

そうなのです。実は人工大理石は、いろんなところに使われており、種類もいろいろなのです。

大きく分類するとすれば、羊羹タイプとウエハースタイプです。

切っても切っても金太郎あめ、断面が同じ材質1種類、それが羊羹タイプ。

比較的シンプルな形状であり、固く詰まって重そうな印象です。

参考画像: 羊羹タイプの浴槽、キッチン天板

一方、ウエハースタイプは、異なる材質の層がいくつか重なって1枚の板状になっています。

この洗面台は、ウエハースタイプです。

羊羹タイプの人工大理石であれば、染みや擦り傷ができた場合にも、汚い部分を削り落として新たな面を繰り出し、滑らかに整えるという方法が採れます。

しかし、ウエハースタイプで同じことをしますと、下の層が露出し、機能を損なうことになります。クリーニングでは回復不能です。

下の層は粗かったり崩れやすかったりしますので、汚れや水分の影響を受けやすく深刻なダメージに直結します。

固い繊維が鋭く当たるスポンジたわしやブラシの使用や、渾身の力で摩擦力を与えるような動作は、避けられてください。

残念ながら、ガシャガシャに傷つけられている洗面台、少なくありません。

かといって、

・バスルーム用の洗剤をスプレーしてスポンジで擦ってみたけど、キレイにならない。

・カビ取り剤をスプレーしてスポンジで擦ってみたけど、キレイにならない。

・クリームクレンザーでクルクル洗ってみたけど、キレイにならない。

・メラミンスポンジ、激落ちくんでキュキュッと擦ってみたけど、キレイにならない。

と、気がしょげますよね。

そこからエイヤの勇気で、ウォッシュテックに洗面台クリーニングをご依頼下さったお客様の洗面台。

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するり、なめらかな清潔感。

社長・中島のピースサインが、映り込む!

精巧な成形が可能な人工大理石。排水口に至る流れ込みの微妙な傾斜が、頭上の照明の歪み方で認識できるようになりました。

キレイになるまでの時間、およそ1.5時間。

これが、お金を遣うメンテナンスの威力です。

たとえば髪として。

絶壁な後頭部に立体感を出すカットと、くせ毛ウェーブを生かすカラーリングを、「たったこれしきのこと、自分でやれないなんてオカシイ」とは思われないでしょう。

たとえば歯として。

黄ばみと歯石を、歯磨き粉と歯ブラシで取り切ってやるぜ、とは思われないでしょう。

同じように、気分がよくなるレベルに一目瞭然の効果を得るには、専門的なメンテナンスが必要です。

掃除はタダで私がやること。どんなになっても、お金を出すようなもんじゃない。

でも、ちっともキレイにならないじゃないか!ちきしょー!ゴシゴシゴシ!

そんな洗面台に、なさらないで頂きたいです。買い換えるには高いものですから。

日時:2023年4月 7日 PM 03:52
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