マンション玄関の大理石タイル。
くすみ汚れで、表面に膜が張ったかのように光沢がありません。
光度計で数値を出してみます。
光度は27。
右側に置いている ((●))マークの四角いのが計器です。
計器から光を発射、その光がどのくらいの強さで反射してくるかを数値化しています。
石材メンテナンスのブログではデータが重くなり閲覧しにくくなるため、常に光度計の数値の画像を掲載しているわけではありませんが、ウォッシュテックの石材研磨では、毎回計測し、お客様にご確認いただいています。
ウォッシュテックが常用する光度計は、科学的データとして精度が高い「堀場製作所製」。誤魔化しやフェイクが全く通用しないド直球のセンサーです。
石材研磨し、光沢復元した大理石タイル。
映り込み、鮮明!
窓枠はもちろんのこと、鍵のパーツまでクリアに見えるようになりました。
住宅の石材研磨で起こりがちな 「タイルの隅っこの光沢が低い」 問題も なんなくクリア!質感は、全面的に均一です。
私は、「築年数が経過したマンションの大理石こそ、光ってなくちゃ」 と、思います。
大理石は、希少な天然石です。
もっとロマンティックにいえば、太古の地層、悠久の時の流れの中で形成された、化石。
遠い外国で掘られ切り出され、エンヤコラ運ばれて、我が家の玄関に埋め込まれているというわけなんです。
高品質な大理石の産出量は年々減少、枯渇傾向にあります。
経済的にシュリンク状態にあるここ日本では、今後新たに高品質な大理石を大量に確保することは困難といえます。
つまり、2023年現在の築浅マンションよりも、1990~2000年あたりに引き渡されたマンションの方が、良質な石が入っている可能性が高いということです。
そのはずが。今では入手困難な石なのに、だいぶんパサパサとくすんで、黒ずんで汚れていることが多いのです。
とてももったいないです。
バカラのクリスタルグラスが、茶渋で覆われて濁っているような、
ロレックスの腕時計のチェーンが、垢でビチーっと埋まっているような、
「そやけど、ドリンク注いで飲めるやん。時間は読めるし腕にもピッタリ巻き付くやん。」 と、使い続けているような、
そのようなもったいなさを感じます。
光っているものの場合、固着した汚れで光らないならば、価値をなくします。
再び、光度計で数値を見てみます。
光度は100です。
「たしかに。我が家の大理石も、光ってないともったいないな」 と、思われた方は、スマホで玄関をパシャリとされて、お気軽にウォッシュテックにお声掛けください。
築年数が経過している大理石ですので、深いあばた傷など家庭用電源の現場研磨では回復できないダメージもあると思うんです。
しかし、メンテナンスというのは、されないよりもされた方が、まちがいなく健全な状態となり、美しくなりますので、
それはもちろん、される方がよいに決まってます。