石の浴室。
壁面タイルが大理石です。
新築から数年は、艶やかな光沢、繊細なグラデーション...とても美しかった...
しかし現在は、このように。
カサカサした膜のような汚れが、石タイルをブツブツまだらに覆っています。
白くくすんで、大理石本来の色柄と模様を見ることができません。
大理石の浴室は、タワーマンションや高級仕様のマンションで多く拝見します。
「石のバスルームに憧れて、この物件を選んだわけではないんです。
希望するマンションの標準仕様が石で、このデザインしか選べなくて...
どのようにメンテナンスや管理をすればよいのか、わけが分からないうちに数年経って...
掃除も自分なりにやってますが、ふと、新築時のイメージとずいぶん違うぞ?と気付いて。
調べに調べてウォッシュテックさんにご相談しました。」 と、お客様。
見つかりにくいところを見つけて下さって、ありがとうございます。
大理石浴室のタイル壁で、画像のような状況になる理由、第一位は...!
「市販のお風呂掃除用洗剤の使用」です。
ユニットバスにスプレーしてお風呂掃除するTVCM。
いかにも便利で楽そう。さっそく買って試そう!
壁に、洗剤をシュッシュとスプレー。
ゴシゴシとスポンジで擦る。シャワーで流す。
ユニットバスと同じく週1~2回くらいくらい。
あれっ?なんだか、だんだん光沢が無くなってきてる?むしろ、キレイじゃなくなってる?
ここで、洗剤スプレーのボトル裏、説明書きを熟読、確認。
「え?大理石は使用禁止...って小さい字で書いてあるじゃん(ガーン)!」
そうなのです。
実は、石の浴室には、ユニットバス用の洗剤は使用禁止なのです。
洗剤を効かせるために有効として添加した成分が、カルシウム豊富な大理石に出くわすと、瞬時に急激にピッタンコ!
微細な凹凸に!表面に崩れが!ゆえの肉眼では 「カサカサ」 「白っぽく、くすんでる」 と、見えてきます。
もちろん、お掃除1回程度では、その微細な化学変化は目視できません。
でも、10回、20回、数か月、数年...相応のダメージとして見えてきます。
ダメージということは、表面に付着した汚れを除去するクリーニングでは対処できません。
新たに健全なところまで繰り出し、滑らかに研ぎ直すという作業しか方策ございません。
これが、浴室クリーニングと石材研磨を誰よりも数多く納めた結果ゴリラ的背筋を得た 社長・中島しかできない強み、石の浴室クリーニングです。
クリーニング後の大理石タイルの壁面。
一目瞭然。カサカサ層が消えて、周囲が映り込むようになりました。
大理石本来の上品な色柄と、象牙のような柔らかな光沢、ほんとうにゴージャスで美しいです。
高級感、清潔感、回復!
新築時のデザインイメージも、回復!
石の浴室で市販の洗剤を使うとトラブルになる問題は、ほとんど周知されていないかと思います。
具体的に、どのようなトラブルなのか?
もしトラブルになったら、解決策はあるのか?
解決策はあるとして、実際の頼み先は?
数多くトラブルを解決してきた者でなければ語れないため、どうしても情報量は少なくなります。
なので、石の浴室ユーザーでお困りの方、さぞや孤独なんじゃないかなと思うんです。
お悩みの方にアクセスして頂けるよう、ウォッシュテックのブログで書いておきます。
大理石の浴室を、美しく健康な状態で管理し、長く快適に使い続けることは、洗剤一つからしてイレギュラーなわけですから、けっしてイージーモードではありません。
しかし、そこをクリアできるならば、設計段階で完璧に組み上げられたデザインコンセプトを日々愉しみ、巨額となる石材浴室の改修工事を先送りに、いつの日か売却する際にも有利になるという利益を得られます。
どの段階で異変に気付くか、気付いた段階でメンテナンスに踏み切れるか、そこが運命の分かれ道といえます。
石の浴室に適切なメンテナンスで、長く楽しいバスタイムを!