ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
玄関タイル 大理石のくすみ汚れを滑らかに研磨
マンション玄関の大理石タイル。
くすみ汚れで、表面に膜が張ったかのように光沢がありません。
光度計で数値を出してみます。
光度は27。
右側に置いている ((●))マークの四角いのが計器です。
計器から光を発射、その光がどのくらいの強さで反射してくるかを数値化しています。
石材メンテナンスのブログではデータが重くなり閲覧しにくくなるため、常に光度計の数値の画像を掲載しているわけではありませんが、ウォッシュテックの石材研磨では、毎回計測し、お客様にご確認いただいています。
ウォッシュテックが常用する光度計は、科学的データとして精度が高い「堀場製作所製」。誤魔化しやフェイクが全く通用しないド直球のセンサーです。
石材研磨し、光沢復元した大理石タイル。
映り込み、鮮明!
窓枠はもちろんのこと、鍵のパーツまでクリアに見えるようになりました。
住宅の石材研磨で起こりがちな 「タイルの隅っこの光沢が低い」 問題も なんなくクリア!質感は、全面的に均一です。
私は、「築年数が経過したマンションの大理石こそ、光ってなくちゃ」 と、思います。
大理石は、希少な天然石です。
もっとロマンティックにいえば、太古の地層、悠久の時の流れの中で形成された、化石。
遠い外国で掘られ切り出され、エンヤコラ運ばれて、我が家の玄関に埋め込まれているというわけなんです。
高品質な大理石の産出量は年々減少、枯渇傾向にあります。
経済的にシュリンク状態にあるここ日本では、今後新たに高品質な大理石を大量に確保することは困難といえます。
つまり、2023年現在の築浅マンションよりも、1990~2000年あたりに引き渡されたマンションの方が、良質な石が入っている可能性が高いということです。
そのはずが。今では入手困難な石なのに、だいぶんパサパサとくすんで、黒ずんで汚れていることが多いのです。
とてももったいないです。
バカラのクリスタルグラスが、茶渋で覆われて濁っているような、
ロレックスの腕時計のチェーンが、垢でビチーっと埋まっているような、
「そやけど、ドリンク注いで飲めるやん。時間は読めるし腕にもピッタリ巻き付くやん。」 と、使い続けているような、
そのようなもったいなさを感じます。
光っているものの場合、固着した汚れで光らないならば、価値をなくします。
再び、光度計で数値を見てみます。
光度は100です。
「たしかに。我が家の大理石も、光ってないともったいないな」 と、思われた方は、スマホで玄関をパシャリとされて、お気軽にウォッシュテックにお声掛けください。
築年数が経過している大理石ですので、深いあばた傷など家庭用電源の現場研磨では回復できないダメージもあると思うんです。
しかし、メンテナンスというのは、されないよりもされた方が、まちがいなく健全な状態となり、美しくなりますので、
それはもちろん、される方がよいに決まってます。
2023年3月24日
中古戸建 玄関の床タイル 掃除では落ちない黒ずみ汚れを除去
中古物件、戸建の全体クリーニングを承りました。
外装床用 陶製タイルの玄関です。
黒ずみ汚れで、ドゥーンと暗い印象です。
戸建住宅の玄関は、ドアの向こうから外階段と同じタイルが一続きの形で使われていることが多いです。
外構床用タイルは、雨天の滑り事故を防ぐ目的から、凹凸ザラザラ質感のノンスリップタイルが主流です。
この陶製ノンスリップタイル。みなさま、どのようにお掃除されてらっしゃいますか。
洗剤をスプレーして、デッキブラシで擦り洗い?...うーん、ちょっとはキレイになったかも?でも、気分スッキリとは言い難い。
タオルやマイクロファイバークロスで拭き掃除?繊維が引っ掛かって毛玉のように...しかも汚れはさほど落ちてない。
激落ちくん(メラミンスポンジ)で擦る?...どんどんマイクロプラスチックに擦り下ろされてゆく...しかもあんまり変わらない。
結果、管理の方法が分からない。
けど私も忙しいし、しじゅう掃除のことばかり考えてるわけじゃないしね。とりあえず、ホコリを掃除機(もしくは箒)で除いとこ。
のような方、多いんじゃないでしょうか。
日本の住宅には、このノンスリップタイルように、
「痒い所に手が届くコンセプトをハイテクで実現しているが、取説を熟読しても問い合わせをしても、具体的に生活中でどのようにすべきかよく分からない」
そんなものがたくさんあります。
途方にくれたら、ウォッシュテックの出番です。
クリーニング後の玄関タイル。
淡いグレーのタイルが蘇りました。
※なお、洗浄直後の撮影で目地が湿った状態のため、若干色が濃く見えてます。
汚れで黒く、不潔で暗い印象の玄関から、一気にスタイリッシュでモノトーンなイメージに整いました。
戸建の玄関は、マンションのような巨大エントランスマットや共用廊下などの干渉ゾーンがありません。
戸外の雨水や泥、靴の裏にくっついたアスファルトの油分や排ガスに含まれる金属など、ダイレクトに持ち込まれやすい状況にあります。
しかも、玄関の床は、靴を履くとき鍵を閉める時、小さな面積の中で足裏をねじり込むような動作が生じますので、居室よりもずっと汚れやすいです。
一番汚れやすいところなのに、一番他人が入るところ。
玄関のパッと見で 「あ、この家の様子は、こんな感じね」 という判断材料になる、いわば家の顔。
第一印象がコレではマズイと思って!とお客様。
それはもう、中古物件ご購入を機会に、一旦ちゃんとされておくが宜しいでしょう。とお答えしました。
掃除の範疇を超えて来るものには、専門的な技術が必要です。
空室でも、お住まいの状態でも、お気軽にウォッシュテックまでご用命ください。
2023年3月22日
大理石タイル ひび割れ状の黒ずみ汚れを除去&光沢復元
世田谷区、マンション玄関の大理石タイル。
大理石には、ひび割れが特徴の石種がございます。
クラック模様と呼ばれる、いわば「天然の大理石であることの証明」でもあります。
しかし、ご生活されて10年以上。黒い筋のマダラとして目立つ状況に。
細かなヒビ割れの凹みに、靴の裏の汚れが入り込んだように見えて、なんとも不潔、どことなく陰惨な雰囲気です。
しかし、拭き掃除をしても取れず、竹串を布でくるんでほじくるように拭いても、さほどキレイにならず。
この黒ずみ汚れを除けたとて...全体にカサカサとくすんで光沢が無く、ぼんやり薄汚れているじゃないか。
なんか...果てしないな...この状態を何とかひっくり返すって、自力ではとうてい無理だな。
そういう経緯がありまして、ウォッシュテックに石材研磨をご依頼くださることになりました。
研磨後の大理石タイル。
汚れが見られる層、凹凸ギザギザに崩れて光らない層を丹念にダイヤモンドで削って除き、その後、徐々にきめ細やかに研ぎ直します。
つるり!なめらかに回復。
グシャグシャと邪魔していた黒色のラインが消え、アイボリーに、ウォームベージュとクールベージュがモザイクのように入り混じります。
その複雑なグラデーションが、こちらの大理石本来の美しさなのでした。
悠久の時間を経て形成された「化石」たる品格も、回復です。
廊下や天井の白さを真っすぐ映し込むようになり、玄関が一段明るく見えるようになりました。
「こんなに綺麗になるのね?!すごいすごい」 お客様、スマホでバシバシご撮影(笑)。
こちらのお客様は、中古マンションご購入後、そのままご生活に入られました。
したがいまして、この大理石の本当の姿は、研磨されてみて、初めてご覧になるわけなのでした。
間近でリアルに感じる「すごい」変化、驚かれるのも当然のことと存じます。
大理石の、本当のポテンシャルをご存じないままお過ごしの方は、少なくないように思います。
しっかり磨いて見てみれば、こんなにきれいな石であること。
毎日なにげなく踏んづけまたいでいるけれど、実は、そのような素晴らしい石を所有されているということ。
もっと知っていただきたいなと思います。
2023年3月17日
浴室の扉 乳白色フィルム貼の強化ガラス 固着した水垢を除去し生活感を払拭
強化ガラス製の浴室ドア。
乳白色のフィルムが貼られています。
ウォッシュテックにご依頼くださるお客様のマンションでは、透明クリアな強化ガラス扉が圧倒的に多いですが、
まれに、建築家やデザイナーのコンセプトから、新築時からフィルムが貼られているドアも拝見します。
浴室クリーニング前の乳白色強化ガラスの扉。
透明ガラス同様、汚れが目立ちます。
同じ画像を拡大してみます。
絵の具の筆で点々と描いたみたいな...この質感のムラが生活感というものかと思います。
水道水のしずくがガラス面にくっつき、その場に留まって乾き、水道水に溶け込んだミネラル(金属)だけが残ったものが、この「水垢」です。
数回シャワーの水が掛かって乾いた...それなら、目にも見えません。
もし目に見えたとしても、マイクロファイバーでキュキュッと拭けば除けます。
拭いたら取れるのね。シャワーを掛けたら、見えなくなるのね。なーんだ、水垢なんてチョロい。と、思われがちです。
しかし、そのまま数週間、数か月、数年...と、濡れては乾きを繰り返すならば。
なおかつ、頻繁に浴室乾燥機の熱風が加わり焼き付く状況ならば。
もう、にっちもさっちもガッチガチです。
指で撫でると、僅かに凹凸や触りごこちの違いを感じられるようになります。
浴室クリーニング後の乳白色の強化ガラス扉。
なめらか!質感が均一!
そして、品よくミルキーな色合いが回復しています。
透明ガラスではないので、鏡のようにこちら(浴室内側)を跳ね返します。
タイルの目地、ステンレス製のバー、社長・中島の髪の毛1本までクッキリ見えるようになりました。
強化ガラスは、柔らかいです。
ガンガンやったり広範囲にやったりすると傷がつき、何かの拍子で大きな破損に繋がるリスクもあるガラスです。
柔らかいと知っている、そのうえで的確にアプローチできる業者に頼むことが安全です。
強化ガラスにフィルムを貼る理由は、やわらかく透かすという目的もあるでしょうけども、
「ガラスは白く汚れるから、白っぽいフィルムをあらかじめ貼っておけば、目立たない」 で、あることも多いようです。
しかし実際の汚れ方をご覧いただくとお分かりのように、「白色ベースにしておけば、白色っぽい水垢が見えない」のようなマスキング効果は、ひじょうに薄いです。
ここでちょっと私の打ち明け話。
実はウォッシュテック、開業間もない2003年当時、現在のように強化ガラスの浴室扉の水垢を除くことができませんでした。
技術が至らず、白い汚れを僅かに残しました。
お客様にその旨お伝えし、お客様はOKをくださいましたが、
「今後も水垢は付く、しかし少し残って取り切れないとなれば、年々蓄積しますよね。何か対策はありますか?」と、お訊ねになりました。
そこで私は 「フィルムを貼るという方法もあります。」と答えたのでした。
2000年頃は、細かなモザイク模様やグラデーションなど、今までに無かった印刷技術のガラス用フィルムが出てきた頃でした。
でも、お客様が求められているのは、スッキリ向こうが見えたり、ステンレスの金物がキラリと反射したりするような、透明のガラス扉なんだよな...と、
自分の無力が情けなく、うつむいて小石を蹴りながらおうちに帰ったのでした。
そして2023年の今。
ウォッシュテックは、浴室の強化ガラス扉に固着した水垢も、安定した仕上がりでお納めできるようになりました。
取り繕ったりあてがったりしながら、ちょっとしたダサさや不便さをガマンする。
そのガマンは、的確に汚れを除く技術さえあれば、無用。
クリーニングの技術があれば、本来そのまま、何も付加することなく、そもそものデザインや考え方を愉しみ続けることが出来ます。
光っているはずのものが光らない。透けるはずのものが透けない。
それは確実に「その中でプライベートな時間を過ごす」住宅として、機能をフル活用できていない状態です。
せっかく全て備わっているのに、汚れの固着でスペックが低くなっている。もったいないです。
ウォッシュテックのクリーニングは、そのスペックを回復できます。
今は、そのようにきっぱりお伝えすることが出来ます。
他には無い、そして出来ない考え方です。
例えば。今回のような透けない・なめらかな質感ではない、そんな浴室のガラス扉がございましたら、お気軽にお声掛けください。
2023年3月14日
大理石 他業者の不自然なコーティング クレームトラブルをレスキュー
ウォッシュテックの大理石タイル トラブルレスキューシリーズ、ブログ3つ目です。
→ その1)クエン酸湿布トラブル 大理石が酸で腐食、ラップの跡が一目瞭然の状態に。しかも、除きたかった汚れは、そのまま。
→ その2)尿の跡 ペットのオシッコに触れて大理石が変質。尿がこぼれた形そのまま、光沢が無くなった。
今回の事例も、ウォッシュテックではちょいちょい頂くお問い合わせです。
●石材研磨を他業者にしてもらったら、期待からかけ離れた仕上がりになった。
●質感と光沢が不自然で人工的。滑らかさが大理石とは全く違う。
●クレーム対応を求め、他業者は再度来訪し、何らか手を施した。
●更にクレームと対応を繰り返したが、改善せず膠着状態に。
●現状のままの生活は、どうしても受け入れられない。何らか打開策や改善策はありますか?
こちらの画像が、現状の大理石タイルの質感。
うん。上にツヤツヤになる何かを塗ってるナと丸わかり。
布かスポンジかでコーティング剤を引っ張った跡、それを持ち上げた時にできた僅かな凹凸や気泡の跡。
そして何より、全体の光沢が人工的というか不自然。
本物の大理石の質感を知る方であれば、一目で 「ダサっ」 と白眼になるであろう仕上がりであり、クレームは当然のことかと存じます。
まずは、上塗りされたコーティング剤を除いてみます。
塗られたコーティング剤...あるいは石材用ワックスかもしれません。ブヨッとふやけて、白くなってます。
で、柔らかくした上塗りを回収しますと、
「ぜんぜん磨けてねぇ。」 社長・中島、霊視さながら石に触れて見る。(ちょっとコワ)
マニキュア状のコーティング剤もしくは石材用ワックスを上塗りし、疑似的な光沢感を演出する場合、定着性を高めるために表面を凹凸に荒らす方が良いという考え方があります。
塗装の、ヤスリを掛けて前の塗料を除くとともに表面を荒らしてのち、ペンキを塗るというやり方と同様です。
ビシッと磨ける技術が前提としてあるならば、後に塗るコーティングやワックスの施工性を配慮する必要は全くありません。
光沢を出すために、これ以上、何かする必要が無いわけなので。
そのため本来、上塗りマストならば、石材研磨を謳うべきではありません。
しかし、業者はそれも石材研磨と言うてきます。それはもう堂々と真顔で「ウチもできます」と言うてくることでしょう。
ただ一手、発注されるご自身、そのような業者を避け選択肢から外せば、上塗り不自然光沢トラブルを回避できます。
特に、今回の画像のような黒色系大理石(シャローアッシュネロ)は、研磨のみで色合いを回復させることは非常に難しいです。
黒っぽいがゆえに、ていねいにていねいに研磨してきちんと傷をなくしてゆかないと、ちょっとの凹凸も乱反射してしまい、黒系というには白っぽく見えてしまいます。
黒色なのに光沢がある...と感じて頂くためには、 「ことさら小刻みに段階を上げて丁寧に研磨し、傷をなくし、平滑に均一に黒色に見えるように整える」 が必要であり、
それが、時間もかかるし体力も要るし材料も高くつくしで、「難しい」わけなのです。
ゆえの黒い石だと特にコーティングやワックスなど、化学物質をアテにしがち。難しさを解決するアイテムとして行使されがち。
しかしそこはやっぱり黒い石なので、何か塗った場合も、表面の僅かな凹凸やプツプツが目立ちやすく、むしろクレームにつながりがち。
1度目から、黒い大理石であっても研磨のみで安定した仕上がりを提示している業者...それはウォッシュテックなわけですけども...に、ご依頼になるならば、そんなトラブル、発生しようがないのです。
かくして、大理石本来の質感・光沢を取り戻した玄関タイル。
ペタペタ手塗りした痕跡、マニキュア的な不自然な光沢が無くなりました。
さらに分かりやすいよう、玄関タイル斜めから透かしてのショット。
壁面、ドアの直線を真っすぐ映し込んでいます。
クラック模様が鮮明。しかし指で撫でると、象牙に似た温かみのある滑らかさです。
私の見渡すところ、研磨だけで仕上げているふうにお客様には伝えず、うすーく何か塗ってる大理石は少なくありません。
しかし、大理石は太古の昔から掘り出した化石ですので、つい最近に人間が化学的に作った物質など、いづれ違和感として現れてくるものです。
黒ずみ、黄変、細かなひび割れ、質感のムラ...大理石本来の姿ではない不自然な違和感は、安っぽく偽っぽい印象に直結します。
石材にコーティングをして変になった...しかし、依頼した石材研磨業者はギブアップ、打つ手なし。
やっちまった。だけど、大理石本来の質感が今は恋しい。
そのような不自然上塗りトラブルにお悩みの大理石ユーザーの方がおられましたら、画像を添えて、ウォッシュテックにお問い合わせください。
拝見しまして、折り返し詳細ご返信差し上げます。
2023年3月10日
石の浴室 大理石タイル壁 くすみ汚れが発生する原因・理由
石の浴室。
壁面タイルが大理石です。
新築から数年は、艶やかな光沢、繊細なグラデーション...とても美しかった...
しかし現在は、このように。
カサカサした膜のような汚れが、石タイルをブツブツまだらに覆っています。
白くくすんで、大理石本来の色柄と模様を見ることができません。
大理石の浴室は、タワーマンションや高級仕様のマンションで多く拝見します。
「石のバスルームに憧れて、この物件を選んだわけではないんです。
希望するマンションの標準仕様が石で、このデザインしか選べなくて...
どのようにメンテナンスや管理をすればよいのか、わけが分からないうちに数年経って...
掃除も自分なりにやってますが、ふと、新築時のイメージとずいぶん違うぞ?と気付いて。
調べに調べてウォッシュテックさんにご相談しました。」 と、お客様。
見つかりにくいところを見つけて下さって、ありがとうございます。
大理石浴室のタイル壁で、画像のような状況になる理由、第一位は...!
「市販のお風呂掃除用洗剤の使用」です。
ユニットバスにスプレーしてお風呂掃除するTVCM。
いかにも便利で楽そう。さっそく買って試そう!
壁に、洗剤をシュッシュとスプレー。
ゴシゴシとスポンジで擦る。シャワーで流す。
ユニットバスと同じく週1~2回くらいくらい。
あれっ?なんだか、だんだん光沢が無くなってきてる?むしろ、キレイじゃなくなってる?
ここで、洗剤スプレーのボトル裏、説明書きを熟読、確認。
「え?大理石は使用禁止...って小さい字で書いてあるじゃん(ガーン)!」
そうなのです。
実は、石の浴室には、ユニットバス用の洗剤は使用禁止なのです。
洗剤を効かせるために有効として添加した成分が、カルシウム豊富な大理石に出くわすと、瞬時に急激にピッタンコ!
微細な凹凸に!表面に崩れが!ゆえの肉眼では 「カサカサ」 「白っぽく、くすんでる」 と、見えてきます。
もちろん、お掃除1回程度では、その微細な化学変化は目視できません。
でも、10回、20回、数か月、数年...相応のダメージとして見えてきます。
ダメージということは、表面に付着した汚れを除去するクリーニングでは対処できません。
新たに健全なところまで繰り出し、滑らかに研ぎ直すという作業しか方策ございません。
これが、浴室クリーニングと石材研磨を誰よりも数多く納めた結果ゴリラ的背筋を得た 社長・中島しかできない強み、石の浴室クリーニングです。
クリーニング後の大理石タイルの壁面。
一目瞭然。カサカサ層が消えて、周囲が映り込むようになりました。
大理石本来の上品な色柄と、象牙のような柔らかな光沢、ほんとうにゴージャスで美しいです。
高級感、清潔感、回復!
新築時のデザインイメージも、回復!
石の浴室で市販の洗剤を使うとトラブルになる問題は、ほとんど周知されていないかと思います。
具体的に、どのようなトラブルなのか?
もしトラブルになったら、解決策はあるのか?
解決策はあるとして、実際の頼み先は?
数多くトラブルを解決してきた者でなければ語れないため、どうしても情報量は少なくなります。
なので、石の浴室ユーザーでお困りの方、さぞや孤独なんじゃないかなと思うんです。
お悩みの方にアクセスして頂けるよう、ウォッシュテックのブログで書いておきます。
大理石の浴室を、美しく健康な状態で管理し、長く快適に使い続けることは、洗剤一つからしてイレギュラーなわけですから、けっしてイージーモードではありません。
しかし、そこをクリアできるならば、設計段階で完璧に組み上げられたデザインコンセプトを日々愉しみ、巨額となる石材浴室の改修工事を先送りに、いつの日か売却する際にも有利になるという利益を得られます。
どの段階で異変に気付くか、気付いた段階でメンテナンスに踏み切れるか、そこが運命の分かれ道といえます。
石の浴室に適切なメンテナンスで、長く楽しいバスタイムを!
2023年3月 7日
カーペットの繊維を覆う汚れを除く→繊維の機能を回復できる
ちょっと前まで、花粉症?まだ早くない?なんて他人事だった私でした。
しかし今週からは...くしゃみ、鼻水、目カイカイ。わっちゃわちゃの大騒ぎです。
前回ブログで、敷き込みカーペットのお部屋は、「床全面 電源不要 24時間365日稼働 高性能フィルタ搭載」 快適ルームなのですよ。というお話をしました。
ぜひに、繊維の隙間に詰まり、繊維の表面をくるんだ汚れを一掃されて、カーペットのフィルタ機能を堪能されていただきたい、と!
今こそ、カーペットの機能を回復し、お健やかな時間を過ごせるおうちとして整備していただきたい、と!
今回は、その続き。機能が死んでいるカーペットの話です。
突然ですが ここでクイズ!
画像のカーペット、敷居レールから左側?右側?どちらがクリーニング後でしょうか。
答えは...左です!
え...なんか、暗く見えるけど...?右側の方が、均一で明るく見えるよ??
それはですね、窓が右側にあるからとか、このあと最終工程で毛並みを整える予定なのだとか、確かにあるんですけど...
クリーニングで繊維が作り出す陰影がハッキリすると、スマホでは暗く凹凸に撮れます。
カーペットは、ペタンと平らに見えてはダメなんです。
繊維1本1本が汚れにくるまれている状態だと、のっぺり凹凸が浅く見えます。
つまり、カーペットは、汚れているほどノッペリ見えるということです。
別現場の画像になりますが、エクストリームな例の方が分かりやすいので、こちらご覧ください。
こちら、クリーニングではもはや回復できない段階にあるカーペットの写真です。
繊維1本1本が汚れにくるまれ、隙間に埋まりますと、繊維は固く、折れやすくなります。
汚れた繊維に、歩行の衝撃やキャスター家具の摩擦が加わると、繊維はポッキリ折れ、捻じられると曲がって切れます。
もう、洗おうがブラッシングしようが、折れて曲がったままです。それが、繊維の死。
繊維が死んでいる。ゆえの、全体にペタンと明るく均一に見えるというわけです。
繊維が死んでいる。ゆえのもちろん、アレルギーやシックハウス症候群の原因となる汚染物質を吸着するという機能は失われます。
一方、▼は、同じ使用年数でも、損傷が少ない箇所のカーペット。歩行が少なく、健全な状態です。
もこもこ!繊維の1本1本が目視確認できます。そして、繊維それぞれ動きがある陰影を作っています。
いかにも、微粒子の悪~い汚れをガッツリくわえ込んでくれそうでしょう?
そんなわけで、のっぺりペタンと見えるカーペットは、
「汚れが繊維に詰まって、フィルターが満タンですよ」
「繊維としての機能が、死ぬ寸前ですよ」
と、メッセージしているわけなんです。
※重ねて強調しますが、ペタン→フンワリは、ビフォアアフター画像ではありません。
定期的にカーペットクリーニングを実施し、汚れが少ない状態をキープしておれば、繊維は柔軟なまま。
歩行の衝撃が加わったのち、しばらくすれば繊維が自力で戻ってくれます。
汚れを放置するなら、繊維の 「折れ曲がってもオートマチックで元に戻る力」 も失います。
※ただし、繊維の種類により、立ち直り力に差があります。例えばポリプロピレンは立ち直り特性ヨワヨワです。
汚れ、侮るなかれ。
コンディションをクリーンに保てば得られたはずの機能や利益を、みすみすゼロもしくはマイナスにするなかれ。
私は、カーペットクリーニングのお問い合わせ、もう20年受け続けておりますが、けっこうな割合、
「カーペットにワインをこぼしてしまって、シミを取りたい!」
「ペットがカーペットにそそうしてしまって、臭いを取りたい!」
というような、緊急対応を求めるお声なんですね。
つまり、「カーペットは特には汚れていない。しかし、ここだけ汚てしまったから、何とかしたい。」と、お考えの方がほとんどということです。
シミや臭い、それも何とかされたいトラブルではありますが...
張り替えてから今日の今日まで一度も洗ったことがないカーペットについて、もうちょっとフレンドリーに注目していただきたいなと思います。
ウチのカーペット、どんな織り柄で、どんな色?
その記憶がボヤけてきたなら、ウォッシュテックにご相談ください。
どうぞ、本来そなわっているカーペットの繊維1本1本の機能が、死んでしまわないうちに!
2023年3月 3日