家事における掃除 作業内容を知れば業者選定を失敗しません

ウォッシュテックでは、「家事代行サービスのお掃除を利用したことがあるが、満足な仕上がりにならなかった」失敗体験を経て、ご依頼くださるお客様が少なくありません。

そもそも「家事としてのお掃除」とはどんな内容・どんな作業なのか?

発注する側が正しく理解しておくことが、トラブルやクレームを避け、費用対効果を上げ、満足度を高めるため、ひじょうに重要かと思います。

残念ながら、自らの業務を正しく理解し正しく訴求できるお掃除業者は、大手・零細関わらず、たいへん少ないです。

ですからこそ、お金を出す側のアナタが知っておくべきです。


家事としての掃除とは・・・!

1)バイオフィルムの破壊

2)ドライソイルの回収

この2つの作業に尽きます。


何じゃそら

そうでしょうとも。順に解説してまいります。


1-1)バイオフィルムとは


バクテリア・カビ・雑菌の集合体です。

数時間で形成され、1~5日程度で目視確認できる状態になります。

デンタルケア(歯のお手入れ)で例えるならば、歯垢(プラーク)になるかどうかの段階、表面に薄く張り付く膜状の汚れです。

水まわりに主にできる、ヌルヌル・ベトベト・ブヨブヨのような汚れ。

例えば、このような汚れです。

浴室、床のピンク色のバイオフィルム。

unitbath_yuka_kajisouji_pinkkabi.jpg

キッチン、ステンレスシンク排水口付近の白い膜状のバイオフィルム。

kaji-souji-biofilm-kitchen-kabi.jpg

洗面台に置かれたボトルの根元にできた茶色いバイオフィルム。

kaji-souji-biofilm-washroom-kabi.jpg

トイレの便器 流れ込み部分の黒いブヨブヨ汚れ。

kaji-souji-biofilm-toilet-kabi.jpg

バイオフィルムの特徴は、水を掛けても、状況変わらず 「そこに在る」 。フィルム状なので、水流では流れて行かず、水は下の材質には触れない・届かないということです。


1-2)バイオフィルムを「破壊する」とは


バイオフィルムは、とても柔らかい汚れです。

歯ブラシでチョチョっと擦るだけ、あるいはタオルでチョチョっと拭くだけ、その程度の物理力で破壊し、水で濯ぎ流せる状態にできます。

洗剤が無くともOKですが、お使いになる方が汚れと混ぜ合わせやすく、迅速かもしれません。もちろん、マイルドな洗剤で十分です。

フィルム状に覆った膜を 「破壊」 し、材質本体の表面状態に戻すこと。そういう作業です。



2-1)ドライソイルとは


直訳すると「乾いた汚れ」です。

ホコリ、糸くず、土砂、ダニの排泄物や死骸、粉じん など、パラパラっと粉状に乾いた汚れ全般を意味します。

細かく軽いフワフワっとした汚れは、全て上から下に落ちてきます。


たとえば、

家電や家具の表面に降り積もったハウスダスト。

kaji-souji-drysoil-housedust.jpg

カーペットの上の食べこぼし、糸くず、粉状の小さなゴミ。

kaji-souji-drysoil-carpet.jpg

1~5日程度で、足の裏がザラッ ホコリで白い 鼻や喉の調子がイマイチ など認識できる状態になるかと思います。


2-2)ドライソイルの「回収」とは


ドライソイルは、パラパラのコナコナです。ベトベトしっとりしていません。

それゆえ、掃除機を掛ける・ドライダスターで吸着させる、のような 別の道具に「移動させる」方法で解決できます。

バイオフィルムは水に流してサヨウナラですが、ドライソイルは別の場所に集める作業になるので 「回収」 という言い回しが正しいと考えています。


いかがでしょうか。

バイオフィルムとドライソイル。どんな家にも、そこかしこある汚れではないでしょうか。振り返れば、ほらソコに。というような。

家事における掃除とは、毎日~1週間サイクルで繰り返されるスパンの短い作業です。

しかし、汚れの除去は非常にたやすいものです。短時間で完了し、道具も気合不要です。


家事代行サービスの多くが、依頼者宅にある洗剤や道具を使い、広範囲を対象にしながらも数時間内で撤収するというシステムになっているのは、そういう理由からです。


ふだんから家事をする立場の方が「あぁーもう。家事代行サービスを頼みたい!」と業者選定に至るとき。

既に掃除のサイクルが崩れ、行き詰った状態であることが大半かと思います。

現状を維持するというよりも、現状を立て直すことが目的であれば、実は家事代行サービスでは役不足です。

家事代行業者は、上記のようなバイオフィルムとドライソイルを手早く細やかに除去するプロであり、それ以上でも以下でもありません。

もし、バイオフィルムはタオルで拭いても無くならない固さに、掃除機を掛けてもベトベトしっとりしている状態になっており、これを改善したい要望があるようならば、家事代行業者が行う掃除はミスマッチです。

「して欲しいこと」と「できること」、そして「予算」が食い違っていては、良い結果にはなりません。


ウォッシュテックのお客様方が仰るように、「失敗したからこそ辿り着いた」 事例もあるとは思いますが、なるべく避けて頂きたいと願います。

「以前失敗したから、こりごり。もうクリーニング業者には頼まん」ということになっては、汚れはますます深刻化し、不快であることはもちろん、汚れが密着することで材質の傷みや不具合が加速すると高額で大規模な改修・交換しか方策無くなります。

知識を得ることで困難を避け、最短ルートでベストマッチを勝ち取られてください。


そして、バイオフィルムの破壊とドライソイルの回収に日々いそしみ、なのにまた出来てる...を無限に繰り返される全ての方に...

敬礼!!!

あなたの美意識と頑張りのおかげで、家にいるどなたもが、気持ちよく健康に過ごせています!!


バイオフィルムとドライソイルは、どんな家にも数日おけば生じる汚れです。

貧富も男女も関係なし、ひじょうに平等です。

ゆえの、どなたでもできるのが家事における掃除です。どなたも分け隔てなくレッツトライです。

現状がきびしいのでひとまず抜本的に見直さなければ...現状維持では物足りない...という状況であれば、ウォッシュテックにお声掛けください。

ウォッシュテックの専門は、 家事代行の掃除やハウスクリーニング業者では対応しない汚れ です。

日時:2022年9月10日 PM 01:16
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