ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
浴室 追い焚き管洗浄で取れる汚れとは
浴室、追い焚き管の配管内部の洗浄。
中古マンション・中古戸建てご購入後、ご入居前に承る空室全体クリーニングでは、必ずお勧めさせて頂いております。
追い焚き管洗浄してみると、出てきた出てきた。
物件お引渡後どなたもご入浴されていない浴室ですので、売主さん成分100%の汚れです。
青っぽい...そして白濁...
きっと、そういう入浴剤をご愛用だったのでしょう。売主様ご一家の入浴剤の好みなど後から知る由もありませんが、そうに違いないのであります。
水に溶け込まず固形状に出てきた汚れは、このようでした。
黒いツブツブ...そして、モワモワっと繊維状の何か...。
以上、1本の長~い追い焚き管に、留まり積もっていた汚れ達でした!
ところで。ウォッシュテックの追い焚き管洗浄は、物理力を与える方式ではありません。
追い焚き管は、細くて入り組んだ形状のパイプです。
そこに高圧ジェット!的な物理力を与えると、築年数が経過し脆く劣化したパイプは壊れてしまいます。長期にわたる汚れで内部は狭くなってますので、負荷はより高まります。
万が一、破損から水が漏ったら事故になります。
そういう理由から、物理力式の追い焚き管洗浄システムを採用している業者は、相応年数使用した浴室では「勧めようとしない or 断る」傾向です。
責任を持てない。ゆえの断る。分かる。分かるがしかし。「えっ...もう洗うことすらできないの?浴室の寿命は、もう少し長いのに...このままこれからも使うって...不潔でストレス感じる...」って、なりますよね。
ということは、だ。
物理力依存のシステムと同等もしくはそれ以上の洗浄効果を出せる 「ケミカル(洗剤)」洗浄方式を採用すれば、配管にダメージを与えるリスク無く、築年数が経過していても清潔に入浴できるということです。
実はウォッシュテック、そういう結論に達した20年前からずっと虎視眈々ケミカルをチェックしてきました。でも、そんなケミカルはどこにも無かった。
その間ご要望があっても問題点や矛盾があるシステムは導入したくなく、やむを得ずお引き受けしておりませんでしたが、このところようやく!
ウォッシュテック・クオリティに見合う内容でご提供できるようになりました。
空室全体クリーニングに付加されることはもちろんですが、通常の浴室クリーニングに併せてのご依頼も可能です。
追い焚きで濯ぐことからプラス1.5時間程度を要することと、オール電化および足し湯で水温を上げるタイプのお風呂には不適であること、その2点のみご注意ください。
・入浴剤やお風呂に溶かすタイプのスキンケア剤をよくお使いになる方
・温活や長風呂に取り組まれている方
・ふだんシャワーで済ますけどたまーに湯船に浸かる方
上記該当の方が、追い焚き管に汚れが溜まりやすいタイプです。
お風呂で体のデトックス。
そして、デトックスした何かがパイプに溜まったりくっついたり。で、そこを通過したお湯に、次回浸かる。
ウワッ気持ち悪い!と、気付かれた方は、ウォッシュテックの追い焚き管のデトックスにチャレンジされてみてください。
2022年9月27日
中古マンション大理石の玄関タイル 光沢回復で若返り
中古マンションご購入後の全体清掃に併せ、玄関タイルの汚れと光沢を改善されたいとのご依頼です。
ウォッシュテックの空室全体ハウスクリーニングは、水まわり・床・窓・収納棚やドアなど建具といった 「全ての住宅にそなわっている内装設備一式まるごと」を、同業他社と比べ4~6倍相当の作業工程による高精度で網羅しています。
そのため、ご新居の平米単価と平米単価で掛け算した料金をお支払いただくだけで、「クリーニング完了翌日に引っ越しして、そのまま家財道具をしまって、新たな日常生活スイッチ」 体制に整えることができます。
中古物件ご購入にあたっては、ミスれない確認・手続き・手配に追われ、しかも平常運転の生活をキープしつつ...というハードモードな毎日になります。
ウォッシュテックは、事前準備から新生活への移行まで、最も面倒ないハウスクリーニング業者でありたいと考えています。
トラブル・クレーム・行き違い・事故 打ち合わせ段階で融通が利いたり安価だったとしても、そのようなストレスをブッ込んでくるハウスクリーニング業者は、お得感ゼロ。多忙で疲労にも関わらず体力と時間を無限に削ってきます。避けるべきです。
ウォッシュテックの空室全体クリーニングは、中古のおうちで快適に暮らすに満足な一揃えが「標準」となりますが、オプションで専門的なメンテナンスも付加できます。
この点も、同業他社には無い強みといえます。
例えば、今回のように、玄関の石材タイル(今回の石種はトラバーチンです)の汚れと歩行傷...そこから滲み出る生活感や不潔感を何とかされたいというご要望。
住宅の専門家に相談すると「天然石なので、経年で味が出ます。育てるというか...個性ですね。」などたしなめられがちな石ですが、「経年による味」は解決法を持たない人が使うアンサーワードです。
...ペッペッ!食えるかい、こんな汚いズズ黒ぅなった石!なにエエカッコ言うてるねん。というのが正しい感覚かと思います。
事実、皮革も木材も繊維も、一生ものと決めて買ったって、扱いが分からないまま使い続けたら、たった数年、不衛生でボロボロにみすぼらしくなるのです。
石も、そう。石としての威厳や高級感を維持しつつ経年するためには、正しいメンテナンスがマストです。古い年代のものだけど、いつまでもいつ見ても清潔で瑞々しい...それが本当の「石の味」というものです。
購入予定の中古マンションに 「ノーメンテナンスの大理石」 が在るとすると。
汚れと一緒に、売主から知識の無さや財力の無さを引き継いでしまう。訪問者が最初に見る玄関に、そんなコンディションの石を置いておけない。恥ずかしすぎる。
そのようにお考えになる買主さん、少なくありません。
ダイヤモンドで研磨、メンテナンス後の石タイル。
表面は均一で滑らかな質感に。
象牙のような温かみのあるアイボリーに、茶色やベージュの縞模様が混ざって。本来のトラバーチンは、こんなに美しい石なのでです。
すべすべ、つやつや。本来の石の質感と色が回復出来れば、このように清潔で若々しい印象となります。
パサパサして光沢が無く、触るとベトベト、黒ずみが入り込んで汚れか色か柄か分からない状態から、見違えました。
ウォッシュテックの空室全体清掃は、売主からの恥しいネガティブな履歴を断ち切り、現状から見てのベストコンディションに整えるため、非常に特殊かつ専門的な方策もプラスできます。
いちおうながら、空室全体ハウスクリーニングの料金内には石材研磨は一切含まれません。
大理石タイルは「どのおうちにもあるもの」ではないからです。
標準料金内の作業では、「玄関の床は安全性がきわめて高い中性洗剤とマイクロファイバークロスで清拭する」という材質問わずで対応できる方法であり、もちろんそれだけでもそれなりにスッキリします。
それだけじゃムリそう。今の印象や実情から、変えたいのだ。というレベルであればワンストップでご依頼ください。
2022年9月18日
キッチンシンクにクエン酸パックで失敗 白いまだらラップ跡を回復
ウォッシュテック 夏に増加傾向トラブルまとめ、その2です。
※その1は、大理石の玄関タイルが白く溶けちゃった!生ゴミ入り袋を置いて失敗レスキューです。
夏休みに大掃除に取り組まれる方が多いためか、猛暑で化学反応が起きやすいためか...お問い合わせが増えるのは...!
キッチンのステンレス製シンクにこびり付いている水垢を取ろうとクエン酸を使ったら、白くなった!ムラになった!むしろ酷くなった!直らない! 問題です。
今回のシンクは、ラップを貼り付けた跡がクッキリ残っています。
キッチンのシンクが、全体的に白く濁っているなぁと思って、クエン酸を水で溶いて、刷毛で塗って、ラップで覆って数時間放置しました。
よーしコレでピッカピカのシンク~と思ってラップをペリペリッと剥がしたら、まだらムラになっていたんです!
焦ってすぐにスポンジと洗剤で洗って流しましたが、全く改善せず。
かえって白い水垢がクッキリ目立つようになって。キッチンに立つたび失敗を目の当たりに暮らすのは、耐えられません。何とかなりますでしょうか...。
と、お客様。
クエン酸を使ったお掃除では、黒くなるシンクあり、白くなるシンクあり...、
はたまたキッチン用ではない酸性洗剤のトラブルもあったり...、
現在マスメディアやSNSで容易にキャッチできる「水垢はアルカリ性の汚れだから、酸性で中和できる」情報は、本当に罪作りであるなぁと思います。
「ステンレスシンクに、溶かしたクエン酸」方式で思い通りの結果に至る方は、さほど多くない...いや...むしろ少ないことでしょう。ラッキー☆的な。
水垢とステンレスの捉え方がアバウトすぎます。そしてリスクを伝えてません。酸とアルカリという切り口ではあるが、科学的とは言えません。
情報発信している人は、実際にはやってない人か、たまたま上手くいった人。思い通りいかなかった人やトラブルが発生した人は、自己責任によるしくじりと考えるので発信しない。そして黙って泣く。
そこで「負けへん」のが、ウォッシュテックのお客様です。
検索に検索を重ね、(目立たない・手作り感ありすぎの)ウォッシュテックのサイトをお読みくださり、勇気を出してご依頼をご決断くださり、ありがとうございます。
社長・中島 出動!
シャカシャカシャカ...ザザー...シャカシャカシャカ...キュッキュッ...
※ウォッシュテックのシンクの研磨の工程は、全て作業です。目視確認しやすく力加減やフィットが自在だからです。
はい!何とかしたシンクです。
シンクの滑らかな質感、天板の微細な凹凸エンボス模様、そのままに。
クエン酸をお使いになったキッカケとなった 「何となく薄汚れた曇り」 も一掃。何も付着していないステンレスの質感が、とても清潔。
白いまだら、白い垂れ跡、そしてラップの跡?そんなこと、ありましたっけ?のような涼しげな風情に回復しました。
わ...わー!どうしようもなかったのに、戻ってるぅ よ...よかったです... もう、トラウマっていうか、落ち込んじゃってたんです。嬉しいです。 と、お客様。
確かに、ラップをピリピリ...ピッカピカになると予想していた、からの白いマダラでカッサカサ...ショッキングだったかと存じます。私どもも嬉しい思いです。
信じてお呼びくださるのならば、全力でお応えさせていただきます。
2022年9月14日
家事における掃除 作業内容を知れば業者選定を失敗しません
ウォッシュテックでは、「家事代行サービスのお掃除を利用したことがあるが、満足な仕上がりにならなかった」失敗体験を経て、ご依頼くださるお客様が少なくありません。
そもそも「家事としてのお掃除」とはどんな内容・どんな作業なのか?
発注する側が正しく理解しておくことが、トラブルやクレームを避け、費用対効果を上げ、満足度を高めるため、ひじょうに重要かと思います。
残念ながら、自らの業務を正しく理解し正しく訴求できるお掃除業者は、大手・零細関わらず、たいへん少ないです。
ですからこそ、お金を出す側のアナタが知っておくべきです。
家事としての掃除とは・・・!
1)バイオフィルムの破壊
2)ドライソイルの回収
この2つの作業に尽きます。
何じゃそら。
そうでしょうとも。順に解説してまいります。
1-1)バイオフィルムとは
バクテリア・カビ・雑菌の集合体です。
数時間で形成され、1~5日程度で目視確認できる状態になります。
デンタルケア(歯のお手入れ)で例えるならば、歯垢(プラーク)になるかどうかの段階、表面に薄く張り付く膜状の汚れです。
水まわりに主にできる、ヌルヌル・ベトベト・ブヨブヨのような汚れ。
例えば、このような汚れです。
浴室、床のピンク色のバイオフィルム。
キッチン、ステンレスシンク排水口付近の白い膜状のバイオフィルム。
洗面台に置かれたボトルの根元にできた茶色いバイオフィルム。
トイレの便器 流れ込み部分の黒いブヨブヨ汚れ。
バイオフィルムの特徴は、水を掛けても、状況変わらず 「そこに在る」 。フィルム状なので、水流では流れて行かず、水は下の材質には触れない・届かないということです。
1-2)バイオフィルムを「破壊する」とは
バイオフィルムは、とても柔らかい汚れです。
歯ブラシでチョチョっと擦るだけ、あるいはタオルでチョチョっと拭くだけ、その程度の物理力で破壊し、水で濯ぎ流せる状態にできます。
洗剤が無くともOKですが、お使いになる方が汚れと混ぜ合わせやすく、迅速かもしれません。もちろん、マイルドな洗剤で十分です。
フィルム状に覆った膜を 「破壊」 し、材質本体の表面状態に戻すこと。そういう作業です。
2-1)ドライソイルとは
直訳すると「乾いた汚れ」です。
ホコリ、糸くず、土砂、ダニの排泄物や死骸、粉じん など、パラパラっと粉状に乾いた汚れ全般を意味します。
細かく軽いフワフワっとした汚れは、全て上から下に落ちてきます。
たとえば、
家電や家具の表面に降り積もったハウスダスト。
カーペットの上の食べこぼし、糸くず、粉状の小さなゴミ。
1~5日程度で、足の裏がザラッ ホコリで白い 鼻や喉の調子がイマイチ など認識できる状態になるかと思います。
2-2)ドライソイルの「回収」とは
ドライソイルは、パラパラのコナコナです。ベトベトしっとりしていません。
それゆえ、掃除機を掛ける・ドライダスターで吸着させる、のような 別の道具に「移動させる」方法で解決できます。
バイオフィルムは水に流してサヨウナラですが、ドライソイルは別の場所に集める作業になるので 「回収」 という言い回しが正しいと考えています。
いかがでしょうか。
バイオフィルムとドライソイル。どんな家にも、そこかしこある汚れではないでしょうか。振り返れば、ほらソコに。というような。
家事における掃除とは、毎日~1週間サイクルで繰り返されるスパンの短い作業です。
しかし、汚れの除去は非常にたやすいものです。短時間で完了し、道具も気合不要です。
家事代行サービスの多くが、依頼者宅にある洗剤や道具を使い、広範囲を対象にしながらも数時間内で撤収するというシステムになっているのは、そういう理由からです。
ふだんから家事をする立場の方が「あぁーもう。家事代行サービスを頼みたい!」と業者選定に至るとき。
既に掃除のサイクルが崩れ、行き詰った状態であることが大半かと思います。
現状を維持するというよりも、現状を立て直すことが目的であれば、実は家事代行サービスでは役不足です。
家事代行業者は、上記のようなバイオフィルムとドライソイルを手早く細やかに除去するプロであり、それ以上でも以下でもありません。
もし、バイオフィルムはタオルで拭いても無くならない固さに、掃除機を掛けてもベトベトしっとりしている状態になっており、これを改善したい要望があるようならば、家事代行業者が行う掃除はミスマッチです。
「して欲しいこと」と「できること」、そして「予算」が食い違っていては、良い結果にはなりません。
ウォッシュテックのお客様方が仰るように、「失敗したからこそ辿り着いた」 事例もあるとは思いますが、なるべく避けて頂きたいと願います。
「以前失敗したから、こりごり。もうクリーニング業者には頼まん」ということになっては、汚れはますます深刻化し、不快であることはもちろん、汚れが密着することで材質の傷みや不具合が加速すると高額で大規模な改修・交換しか方策無くなります。
知識を得ることで困難を避け、最短ルートでベストマッチを勝ち取られてください。
そして、バイオフィルムの破壊とドライソイルの回収に日々いそしみ、なのにまた出来てる...を無限に繰り返される全ての方に...
敬礼!!!
あなたの美意識と頑張りのおかげで、家にいるどなたもが、気持ちよく健康に過ごせています!!
バイオフィルムとドライソイルは、どんな家にも数日おけば生じる汚れです。
貧富も男女も関係なし、ひじょうに平等です。
ゆえの、どなたでもできるのが家事における掃除です。どなたも分け隔てなくレッツトライです。
現状がきびしいのでひとまず抜本的に見直さなければ...現状維持では物足りない...という状況であれば、ウォッシュテックにお声掛けください。
ウォッシュテックの専門は、 家事代行の掃除やハウスクリーニング業者では対応しない汚れ です。
2022年9月10日
水まわりから「いやけ 嫌気」を無くす
ユニットバスやシステムキッチンの新製品受注ラッシュの9月。
人気芸能人が気持ちよさそうに癒されているテレビCMを見て 「リフォーム、いいなぁ....」 と、夢想される方、少なくないと思います。
水まわり設備メーカー各社、アピールしてくるのは 「新機能」 です。
ジェットやミストなどメカものあり、お手入れ簡単などの面材あり、何らか 「現状では無い機能」 を推してきます。
しかし私は、「リフォームで欲しいのは、本当に 新機能 なのだろうか?」 と思います。
目新しさがある。テクノロジーの進化を体感したい。使い勝手が良さそう。期待できる。
それは確かですが、その気持ちの根っこは 「嫌気(いやけ)」 じゃないでしょうか。
今の水まわり...
古臭い。生活感たっぷり。掃除しても全然キレイにならない。頑張ったとて、達成感が無い。あり続ける汚れに対し、見て見ぬふりが実はストレス。
新築時の興奮は、いづこへ。色や質感の鮮やかさ、デザインのオシャレさ、いづこへ。
無関心になり、無感動になり、倦怠期というか愛情・愛着が無くなるというか。諦めというか。そのくたびれた様子に、自分の人生を投影しちゃったり。
そのように、致命的損傷には至っていないものの 「嫌気」 がさす...。
今の状態にウンザリ。ゆえの、新機能がついてる新品の水まわり設備が桃源郷のようにキラキラと映るんじゃないかなと思います。
しかし、実際にリフォームするとなったら。
ユニットバスのリフォーム料金の例えでよく言われるのが 「自動車買えるくらい」。高額です。付帯工事も多いし、何日も掛かるし、マンションならば管理組合への申請が必要です。
考えてはみたが、高いし面倒だ...ということで、汚れた状態のまま何年も何年も我慢して、嫌気ゲージが突き抜けた!もう限界!あるいは致命的な故障!ってなった時点でエイヤとリフォームする方が多いかと思います。
愛着が失せ、嫌気がさした水まわりは「ラフ」に扱ってしまいがちです。どうせもうムリだし。いっそ早く壊れてくれ!と、無意識的に寿命を縮める方向になるのかもしれません。
水まわりをリフォームをすると、長期的な住宅資産としてのコスパは著しく低下します。
今ではない何かに変えたくなる。変えるのはとても大変と分かっていつつ。
そんな時は、今そこにある「嫌気」を見直していただきたいです。
まずは、水まわり全域に暗く濁ってへばりついている 嫌気 を無くす。
それができる唯一の解決方法が 「住宅レストレーション 回復型ハウスクリーニング」 と私は考えています。
不潔さ・不快さに何年も目をつぶったうえに巨額というリフォームや新築といった極端な方法を目指さなくとも、1日で、数万円で、可能です。
他には無いウォッシュテックだけの仕事です。お役に立てれば幸いです。
2022年9月 9日
大理石玄関タイル 生ゴミでシミ?白い跡を除去
大理石の玄関タイルに、白っぽいパサパサした跡が出来ました。
「生ごみ入りのビニール袋を一時的に置いていて、よし出すぞと床から持ち上げたら、既に白くなっていたんです。」 と、お客様。
ウォッシュテックでは、生ゴミから出た汁で大理石がヘンになっちゃった事件へのお問い合わせ、少なくありません。
なぜでしょう、夏に多い傾向です。
気温が高く大理石と酸が反応しやすいから?生ごみが酸っぱくなりやすいから?フルーツの皮など水っぽい生ゴミが増えるから?夏バテでうっかりするから?いろいろ考えたりします。
「気付いてすぐ白くなった部分を拭き掃除したのですが、なっちゃった状態は全く改善せず。玄関なので出入りするたび目に入り、何度も落ち込んでます。」 と、どなたもそのようにお困りです。
生ゴミで大理石に白いシミが生じる理由は、大理石が酸で溶け、表面がランダムに凹凸に荒れて崩れた状態になるからです。
大理石は、ほぼほぼカルシウムなので、酸性の液体に触れるやいなや、シュワっと反応します。
光沢がある大理石は光を真っすぐに跳ね返しますが、表面に微細な凹凸が生じた大理石は、しっちゃかめっちゃかな方向に光を反射させますので、肉眼では 「白い。パサパサしている」 ように見えます。
酸が触れていた時間、酸の強さによりダメージの深さは変わってきます。長時間、強い酸が触れているとなれば、ダメージは深刻になるということです。
率直に申し上げて、画像のみでダメージの深度を正確に判断することはできません。相手は生ゴミと天然石。数値化など不可能です。
どのくらい腐食しているのか...そこは、実際にやってみなければ分からないということです。
もちろん、画像を頂戴せねば何ともお答えしようがなく、画像をお送り頂けたなら大まかな見通しはご案内可能です。そして、現状の悲惨なコンディションから改善することは、確実です。
しかし、「100%元の状態に戻せます」「新品同様になります」 と、断言することはできかねます。
予想以上にグングン吸い込んで、腐食が深くまで進んいて、家庭用電源のダイヤモンド研磨機では対応不可能なレベルに達している可能性があるためです。
完全に完璧にと求められるのであれば貼替しかございませんが、レストレーションとは比べ物にならない高額になります。ご生活をされる床であれば大理石生ゴミ問題は再び起こり得る事故ですので、ダメージがあるたび貼替は非現実的かと思います。
また、酸由来の大理石ダメージを何とかした実績画像を 2011年から掲載し、 広範囲であったり 居室であったり 最高難度の黒い大理石であったり、バリエーションたっぷりでご案内している業者は日本でウォッシュテックだけです。
大理石ユーザーであれば、確かな頼み先をキープされたいことでしょうから 「現状からのベストコンディションにしておくれ、エイヤ!」 でご依頼くださる方がほぼほぼです。
エイヤ!で何とか 研磨でレストレーション後の大理石。
白いパサパサ跡が見えなくなりました!
ついでに!全体になめらかな光沢が回復。ひび割れ模様に入り込んだ黒ずみ、細かな歩行傷によるくすみや濁りも除去され、大理石本来の光沢、清潔感が蘇りました。
表面は平滑に。天井ダウンライトの照明も、くっきりはっきり反射するようになりました。
タイルにパサパサの染み跡が出来てしまった!気付いて拭いてみたが、どうにもならなかった!
慌てて界面活性剤を含む洗剤・クエン酸・重曹などアルカリ性の化学物質・業務用洗剤などを投入されませんよう。よりダメージが広範囲・深くなるリスクが高いです。
その白いパサパサ状態、汚れではありません。大理石の腐食です。大理石が酸で溶けています。
ダメージを受けていない新しい面を繰り出し、工場出荷時同等の滑らかさに再び整えること。大理石としてのステイタスを回復する方策は他にありません。
取り急ぎ堅絞りしたマイクロファイバークロスで原因となった汚れを可能な限り回収し、スマホで状況を撮影し、ウォッシュテックにご相談ください。
酸を残さず拭き取れば、それ以上ジワジワ悪化することはありません。あとはお待ちいただくでOKです。
もちろん技術を買うということなのでお金は要りますが、「解決策が無い失敗をしちゃったという絶望」や「見るたび何度もストレス」は全てスルーできます。
2022年9月 4日