たとえば、浴室の鏡。
当ブログご覧の皆様の浴室鏡、ご機嫌いかがでしょうか。
「すっきりクリアに、私が映ってまーす!イエーイ☆」 と、レスポンスくださる方、とても少ないのではないでしょうか。
現代の日本のユニットバスの壁には、ほぼ100%鏡が付いています。
しかし、ほとんどの鏡は 「白いウロコのようなマダラで覆われており、映り込みは濁り、表面がカサカサになって、鮮明に見えない。」 というコンディションかと思います。
鏡が目の前に設えられておりながら、感触だけを頼りに顎下に生えた髭を剃ったり、マスカラとアイシャドウをクレンジングしたりされている。
鏡が機能しておれば、やり残しを目視確認してその場で修正できるのに、お風呂を上がってから 「あっ...」 と気付いたりされている。
元々ついている鏡を鏡として使いにくいのは、もったいないことです。
汚れていて使いにくい。しかし、掃除では改善できない事態である。
そんなとき、最近までの日本では、「我慢する」 しか対策がありませんでした。
自分なりに掃除してみる。ホームセンター・ハンズで鏡のウロコ取りと書かれた商品を購入する。SNS検索をして情報を拾う。など、一通りチャレンジをして、事態が変化しないことを確認し、「鏡たるもの、そういうものだ。だって、もう古いのだし。」と諦めることにする。
そのまま使い続け、もう辛抱たまらんとなった時点で捨てて、新しい鏡を買う。
その期間、2~3年?いやもっと長い年月かもしれません。鏡を交換するのは、(特にワイドミラーは)相応の出費であり、思い切りが必要だからです。
なのに、浴室の鏡は、いつだって 「いらっしゃい!さぁ、今日も楽しいお風呂だね」 と言わんばかりの位置に貼ってあります。
鏡と毎晩、顔が合う。しかし、やり過ごして見えないことにしている。しているけれど、今日もまた曇ってるよね、と、ちょっぴり気持ちが下がる。
「自分は、つまらない状態のままなんだな」 と、何年も過ごすなど、もったいないことです。
ウォッシュテックが提唱し実践する住宅レストレーションは、「汚れて使いにくい → 掃除しても改善しない → 捨てて新しくする」 しかなかった住宅の在り方を一変する技術です。
汚れて使いにくい現状から、使いやすいコンディションに回復する。
設備や内装に本来備わっている機能を最大限に生かす生活は、どんな方にとっても清潔で美しく使い勝手が良く、パフォーマンスが向上します。
掃除でムリならリフォーム(交換・改修工事)しかない、その段階に至るまで(高額な工事資金が貯まるまで)ひたすら待つ構え。そんな無策さに一石を投じる考え方です。
汚れて使いにくいから、捨てましょう。そして新しく替えましょう。そのようなスクラップアンドビルド、これから先、続けられるはずはありません。財布も地球もぶっ壊れてしまいます。
今あるものを最大限生かす。機能を最大限にキープし、気持ちよく長く使う。その合理性を、もっと知っていただきたいと思います。
そして知っただけでは何にも解決しないので、ウォッシュテックの現場で 「なるほど!そういうことか」 と、ご体感いただきたいんです。
浴室クリーニング後の鏡。
汚れは、着実に材質を痛めてゆきます。汚れが密着し続けると、回復不能なダメージに繋がるということです。
そのため、もはや手遅れ、改修しかありません、とお答えせねばならない現場もあります。そうならないで頂きたいんです。
お風呂場の鏡ちゃんが 「今日もね、オレ、濁ってるの。でも、どうにもならないんだよね?アナタのこと、よく見えないけど 」 と、ふてくされているようなら、なるべくお早目にお声掛けください。
なお!浴室って、鏡「だけ」汚れるということはありません。
同じような汚れが、壁・扉・浴槽の縁・カウンター・床にも付いています。「鏡だけ執拗」な業者とウォッシュテックは、全くの別物です。