ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
カビ?サビ?傷み?汚れ?掃除前の判断
浴室、浴槽の縁に備わる、ポップアップ水栓。
お風呂掃除用洗剤をスプレーしてスポンジで擦ってみてもキレイにならない。
カビキラーをしてみても、変わらない。
この状態って、いったい何なんだろう??
金属にツヤが無いし、茶色い。錆びている?
樹脂の浴槽だから、擦れたりして細かな傷が入って、光沢が無くなっている?
何かがこびり付いている?何か...って、それは何なの?
...これ、どうなってる...??
そんな時。たいていの方、住宅関連業者さん、いわゆる住まいのプロにご相談をされたり、動画やSNSなどネットで調べられるでしょう。
でも、要領を得ない回答をされたりとか、情報の沼にはまってイライラさまよって朝になっちゃったりとか、スッキリしない結末になるんじゃないでしょうか。
実は、このような浴室の汚れを正確に判断できるのは、 「この状態を解決することが業務」 である者だけです。
例えば、ユニットバスを製造するメーカーの人は、作って売るのが業務です。
住宅を設計デザインする人は、建てて売るのが業務です。
リフォーム工事をする人も、物件を仲介する人も、なるべく高いものを多く売ることが業務です。
また例えば、掃除をテーマとするライター・インフルエンサー・YouTuber・タレントさんは、分かりやすい形で情報をアウトプットすることが業務です。
情報発信する対価として報酬を得るわけで、より多くの高評価を得る、あるいは単価の高い媒体から採用されることが目標です。
住宅関連業者は、家を建てて壊して売り続けたいです。家事掃除の専門家は、好条件で情報をお金に変えたいです。そのために各自知恵を絞って切磋琢磨する、ということです。
けっして 「汚れに対処する技術」 で報酬を得ているわけではない、ということです。
わたくし、お客様からしばしば 「汚れや材質のことが分かっていないのに、なぜ掃除や住宅の専門家として語れるんでしょうかね?」 と訊ねられます。
ウォッシュテックのお客様は、住まいに関わる専門家に問い合わせても納得できる結果とならず、調べに調べた末に辿り着かれた方が大半であるからかと思います。
「そんなん知らなくても、食っていけるからでは無いですかねえ...私どもは、それを知っていなければ、見積もり一つ立てられず、業務を遂行できず、請求できず、即死。と、なりますからねえ。」 というのが私の答えです。
例えば今回の画像のような浴槽の縁とポップアップ水栓の状態を見て、「これは、傷で光沢が無くなってますね!」とか「ひどい石鹸カスですね!」など見立て、解説する人も少なくないと思います。
不正解でも今の稼ぎ口に影響しない。たかだか掃除、不正解でも大きな損失になるわけ無い。そういう安心があれば、そういう振る舞いになるのは当然です。
浴室クリーニング後の浴槽ポップアップ水栓の周辺。
ビフォア画像の、水栓を取り巻く茶色いシミ・ステンレスメッキを覆った白いカサカサ・浴槽のまだら模様、「全て汚れ!」が正解でした。
表面に付着した汚れを的確に除去できれば、それぞれの材質、本来の美しさと清潔さが蘇ります。
どんな試験でも問題を読み取れなければ解を導くことはできません。
クリーニングの現場では、汚れ除去の前段階として科学的根拠に基づいた診断があらねばなりません。
現状把握なくして問題解決なしです。
この状態って、いったいどうなってるの?と迷子になった時点で、その汚れを除去できる成功率は非常に低いといえます。
今回は、汚れが原因となる劣化に繋がっていない段階でのご依頼だったので、仕上がり良好でした。
しかし、汚れと材質が密着したまま長期に亘りますと、材質は脆く崩れてきます。材質のダメージが深刻だと、クリーニングでの回復率は下がります。
タイムリミットがあることですので、ミスマッチな専門家の見解に時間と労力を割いて、先延ばしやウヤムヤにすることは得策ではありません。
また、見立て違いから発信されるテクニックには、狙い通りにならないばかりかダメージを与えるリスクがございます。自己責任とはいえ、落ち込みますし、経済的損失も大きいことです。
ウォッシュテックは、世にも珍しい「目の前にある汚れを確実に除去し、解決できなかった悩ましい現状を打開すること」が業務の者です。
そして、その実績事例数は国内随一、判断材料はふんだんにご用意するよう努めております。
もし、掃除をしていて 「これ、どうなってる?」 となったなら、お早目にご相談ください。
2022年6月22日
ユニット浴室床 水垢にクエン酸 → 真っ白 トラブルの原因とは
ユニット浴室の床。
白い!
塗料をスプレーされているかのように白い!
黒色の樹脂製床に、パサパサとした白い汚れ。とても目立ちます。
この汚れは、水道水に溶け込んでいるミネラルが、水分だけ干上がることで残り、残ったところに更に積もり、積もったところに石鹸やカビや人から流れ落とされてきた油汚れやらを巻き込みながら、更に積もり...それを何度も何度も繰り返されたことで生じています。
いわば、うすーい卵の殻と石と各種汚れのミルフィーユ、のようなものなのであります。(さあ召し上がれ!←ヤですね)
このような白くこびり付いた汚れを除くにあたってネットで調べますと、容易に行き当たるのが 「アルカリ性の水垢は、クエン酸の酸性で中和できる」 論です。
クエン酸を水で溶いて、スプレーするだけ。スルッと無かったことに。元通り、キレイ!のような情報です。
しかし、現実的には あ...あれーーー?クエン酸水溶液をシャワーで流して乾いて見たら、余計に白く目立つようになったよ?絶望的な感じだよ? という結果になった方、少なからずおられると思います。
なぜなら 自分だけが、このようなダサい失敗になった?戻す方法も見当たらない...原因不明すぎ...これキッカケでリフォームしなくちゃなのか...浴室交換の工事って幾らするってんだー と、のたうち回った末にウォッシュテックにご相談くださる方、少なくないからです。
先行で、浴室クリーニング後の床の画像です。
白い汚れ、無くなりました!
各パーツの色と質感が回復。何が何やら白く隠蔽されていた状態が、清潔に戻りました。
急激に最悪の見栄えに変化したショック状態からの、現役復帰。ユニットバスとしましても命拾いというものです。
話を戻しまして、なぜクエン酸をスプレーしただけで、むしろ真っ白になってしまったのか、その理由は。
狙った汚れには全く効いておらず、溶けて流れてくれるどころか、汚れの表面だけ反応して荒れちゃって、光を乱反射して、白く見えるようになったということです。
ツルっと固かった汚れが、表面ガサガサになっただけ。もちろん汚れは、そのままへばり付いて在りますよ。ということです。
「酸にアルカリ、アルカリに酸を合わせればOK」論というのは、 「赤と青を混ぜたら紫」 程度の情報であることを知っていただきたいです。
白くて固い水垢にはクエン酸。それでイエイ☆キラキラな結果にならず、現実の厳しさを痛感される方は、ウォッシュテックにご相談ください。
表面カサカサになった白い汚れも、何か月も掛けて固くこびり付いた水垢も、もろとも一掃できる方法、よくよく存じ上げております。
2022年6月10日
機能を回復する=レストレーション その考え方とは
たとえば、浴室の機能とは、何でしょう。
私は、「心身とも、健やかにすること。」と、考えています。
髪や体の汚れを洗い流す。お湯に浸かって体を温める。髪やお肌に栄養分を与える。エクササイズやマッサージする。読書や動画を愉しむ。水鉄砲を撃ちまくる。
どなたも思い思い過ごされるバスタイムかと思いますが、その全ては心身を健やかな状態に整え、明日のコンディションに繫げる目的でされていることではないでしょうか。
心身とも健やかにするための場所で、目の前に汚れがあれば。
くすんでいる、色むらがある、と不安な状態が目に入れば。
ゆったり安らげませんし、これから先、どうなってゆくのか...良くなるはずはない...と考えて暗くなります。
脳内フィルターで、浴室全体に散らばる色ムラやツブツブ模様を補正し 「気にならない。これが普通。」 と入浴を続けるのは、とても負荷が大きいことです。
また、「この汚れている状態が、自分相応ってことなんだから。仕方ない。」と、納得する方向で調整してゆくのも、とても辛いことです。そのたびちょっと傷つくというか。
清潔と美しさが損なわれては、浴室の機能は失われます。
反対に、清潔と美しさを保てれば、常に最高のパフォーマンスを享受できるということです。
実は、日本のユニットバスは、世界に類を見ないガラパゴスな存在です。
ご存じない方も多いんですが、海外では日本のようなユニットバス、全く普及していません。
ということは、日本人の快適な入浴のために日々研鑚を重ね進化し続けてきた設備なのです。より気持ちよく、より美しく、と。
そういう良いものが家に入っている事実、もっと実感していただきたいんです。
もし、毎晩お風呂場で「汚れなんか気にしない!」の脳内フィルターを起動されちゃっているとすれば。
ウォッシュテックの浴室クリーニングで、機能回復をされてみてください。
無意識にストレスフルな浴室から、ノーストレスな浴室へ。
既にお家に備わっている、その設備、その機能を、存分に100%使い切って頂きたいです。
機能を健全に回復すること。それが住宅レストレーションという考え方です。
他と全く違う考え方なので、比べる相手がおりません。初めての方には、ちょっと勇気が必要かと思います。
しかし、実際にご自宅にお呼び頂かなくては、実現できません。
エイヤっとお問い合わせ頂いて、「なるほど、そういうことか!」と、ご体感されてみてください。
2022年6月 3日