玄関タイル デザイン張り大理石の光沢回復もOKです

中古マンションご購入後、ご入居前の空室全体ハウスクリーニングに併せて、大理石研磨のご依頼です。

ウォッシュテックの大理石研磨は、工場出荷時に相当する光沢と清潔感を回復することが目的です。

大理石に本来そなわっている高級感と美しさを取り戻し、色柄をくすみ・くもり・汚れが無い健全な状態に。

中古物件だから、ユーズドだから、と諦めない。お住まいの方とゲストの方のお気持ちをアゲる、ステイタスを感じる。そんな玄関を目指します。 

今回は、色や柄が異なる大理石を組み合わした 「デザイン張り」 の玄関です。

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デザイン張り・モザイク張りの大理石タイル玄関は、マンション40現場に対して1現場あるかどうか。少ないです。

少ないため当ブログ大理石カテゴリに1件も出していなかったことに気付き、今さらとなりますが記事にいたしました。

石材表面に、細かな傷が何重にも入り、くすんでいます。

全体に茶色のような薄汚れも。生活感というか、不潔で古臭い印象になっており、せっかくのオシャレ張り、もったいないことになっています。

石材研磨後の大理石タイル。

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なめらか!本来の色合い、マーブル模様が鮮やかに見えるようになりました。

中古物件では、大理石の玄関タイルは100%くすみ・汚れ・歩行傷がある状態で売却されます。

もちろん玄関の石が汚くても、住宅としては問題ありません。そのままご入居、それもアリです。

でも、清潔で艶やかな玄関に足を踏み入れた瞬間、いい家を買った歓びが湧いてこられるでしょう。そのお気持ちのために空室全体ハウスクリーニングの石材研磨は役立つと思っています。

実は、このようなデザイン張りの床は、研磨が難しいです。

理由は、目地の多さです。斜めだったり、間隔が狭くなったりといったイレギュラーに加え、本数が多くなります。

目地が多い、それすなわち、タイルとタイル、目地を隔てての段差(専門用語ではリッページと言います)が生じる可能性が高いということです。

石材研磨・光沢復元の機器は、石材表面に対してまっすぐ垂直に当てて密着させることで研削力を発揮します。その際、表面に常に水分を打ち、石材と研磨機の間に水分を滞留させる必要があります。

タイルどうしに段差があるとですね、機械がグラッと斜めにジャンプしてしまいます。

ジャンプすると、当たらない。研磨力が下がり、その部分の光沢は、若干劣ることになります。

日本では、大理石は、定期的に研磨によるメンテナンスを行い、20年でも30年でも美しく使い続けるモンだ、という概念がありません。

汚さや不潔感に耐えられなくなるまでノーメンテナンス、もうムリとなったらマニキュア状の塗料を上塗りして表面を完全に隠ぺい、数年後には隠蔽したことによる副作用でポロっと脱落・ひび割れなどのトラブルが生じ始め、もはやこれまでとなったら貼替・改修・廃棄へ、というようなスクラップ&ビルドな行く末が主流です。

水と研磨機器を使うメンテナンスを前提としていないので、日本では大理石タイルの張られ方がラフです。

大理石はメンテナンスをして長く使う床材という考えが根付いた国では、新築時にクレジットカードのような樹脂製の板や硬貨を床に置いて、ピーンと指ではじいて滑らせて、斜めに曲がったりピョンと飛び上がったら、即、施工不良!張り直し!と致命的なクレームになります。

一方日本では、10円玉1枚分くらいの段差があっても貼替を迫られるようなクレームにはなりません。

特に住宅、とりわけマンションでは段差が大きく多い傾向です。

研磨の技術は知られておらず、できる業者は少なく、その中でも 「正しくライフを延ばせる」 業者は絞られ、しかもそれを 「一般的な住宅専業」 で請けている業者は、ウォッシュテック...だけ?くらいな数になります。

なぜほんの一握りの中の、さらに一つまみなのか。

そういう事情を把握しつつ、執拗に作業を見直しながら安定した結果を出し続けることは、すっごく大変だからです。

石に参入する業者は雨後の筍のように出てきますが、期待したような成果を出せず、撤退してゆきます。長く続けると、あらふしぎ、同等の質と数の施工実績を持っている競合が無いということになります。

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ウォッシュテックは、デザイン張りでも割増ナシの一律料金です。

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天然石にしか表現できない、ゴージャスさ、温かなナチュラルさ、清潔さやなめらかさを回復されたいようでしたら、施工例ご参照の上、ウォッシュテックにお声掛けください。

大理石は、健全にメンテナンスされてゆけば、何十年と美しさを保てます。

内装の改修工事のたびに叩いて割って砕いて運んで捨てちゃうなんて必要は無い、本来ひじょうにSDGsな床材です。

SDGsな床材にできるかどうかはオーナーさん次第となりますが、「化石を使い捨て」って考えますと、とてももったいないですね。

せっかく貴重な石が嵌っているのでしたら、ぜひメンテナンスされてみてください。

日時:2022年4月 3日 PM 12:39
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