ユニットバスの鏡の脇に備え付けられているラック。
シャンプー・トリートメント・入浴剤のボトル、髭剃り道具、洗顔フォームや美容パックのチューブ・・・のようなお風呂で使うものが置かれる棚です。
棚板を、浴槽や床と同じ熱量で掃除される方って、多分、そんなにいらっしゃらないと思うんです。
置いたものをどけてご覧になると、たいてい、こうかと思います。
透明クリアなプラスチックの棚に、固くこびり付いた白いカサカサ汚れが目立ちます。
くすんで、わずかに凹凸で、シミのよう...だって毎日ずっと頑張ってきたもんね。と、しみじみしてしまいます。
このようなプラスチックの汚れ、お掃除されても、さほど変わらないかと思います。
かといって、クレンザーをスポンジで塗り広げて渾身の力で擦り洗いなどされると、あっけなくキズキズになってしまいます。この樹脂は、柔らかいです。
そのようなことから、設備メーカーは消耗パーツとして比較的安価に設定、交換しやすい体制になっています。
1枚3000円とか。3枚なので、10000円くらい。
しかし、この棚板を新品に交換したところで、下方に見えるカウンターも、木目調の壁面パネルも、浴室鏡も、水栓も、すべて同様に白くカサカサとシミが浮いたような顔になっています。
10000円を遣っても、お風呂場が汚いという印象を変えることはできないという現実。
どうするどうする・・・。
そんなとき。ウォッシュテックの回復型クリーニングという方法がございます。
ラック、カウンター、壁、床(ピントぼけぼけですが)、鏡。浴室全体が本来の質感に回復。
ラックはご自身のお掃除で頑張って深追いされた痕跡が残りました。それでも、樹脂本来の青みがかった色合いに、曇りなく突き抜けるクリアさ。
棚板一枚までも、清潔な壁面や鏡の光沢を移し込み、照明を互いに照り返し、浴室全体が明るくなる相乗効果。
イメージ一新には十分かと思います。
ユニットバスのデザインは、ここ20年ほど、色・質感のコントラストが命です。
印刷や表面加工の進化により、色のグラデーションや光沢感のコントロールが多彩に。デザイナーは、その多彩な材質の見本帳から最もイケてる組み合わせをチョイス。
ゆえの、メイドインジャパンのユニット浴室は、新築・新品の瞬間、息をのむ美しさです。
しかし数年を経て、色柄・質感のコントラストが汚れに覆われると、全体がのっぺりしたカサカサに。
元々どんな素材なのか、どんな色柄なのか。全てがぼんやり濁ってきます。
緻密なデザインであるがゆえ、新品の状態との「美」の落差が大きくなっていると感じます。
それが、 「生活感」 ということかと思います。
日本のユニット浴室は、キレイで高性能ですけれど、汚れを理由に交換するには、高いんですよね!付帯工事や産廃費もありますから、新車を買うくらいの覚悟が必要です。
したがって、(べつに壊れて使えないとかじゃないけど)汚れたら新しいのに替えたらいいや、っていう考えは現実的ではありません。
掃除から先の方策が無い。毎日、お風呂を見ちゃって、溜息しか出ないわぁぁ。
そんな浴室は、ウォッシュテックでクリーニングされたらいいんじゃないでしょうか。
零細の限られた能力ですので、どなたにもという解決策ではありませんが、他のどこにもできない中に1人だけでも引き受け手がいると思ったら、ちょっとくらい気が楽でしょう。