ユニットバスとは、全てが樹脂製の浴室を指します。
しかし、壁の一面だけ「陶製タイル」が設えられているというユニット浴室が、たまーに見られます。
ポイント的に質感と色に変化を加えた、おしゃれなデザインであります。
しかし、おしゃれなデザインも、毎日お風呂に入るなら徐々に崩れてゆくものです。
え?そんな汚れてなくない?とお思いかもしれません。
同じ画像をズームで。
カビ、表面のムラ、着実に出来てます。
何となく 「そんなモンでしょ。古いし。」 と思う壁は、一つ一つの点、うっすら全体を覆う膜、のような汚れが重なって、全体を 「そういう印象」 にしているんだと思います。
浴室クリーニング後の壁面タイル。
強気に、ズーム画像を先行で。
なめらかな質感、モヤモヤと濁らない均一な黒色。
目地のカビも、すっきり。タイルとのコントラストがスタイリッシュです。
何より、照明の反射!
もちろん、照明はクリーニング前と同じです。窓もナシ。
このように濃い色のタイルが真っすぐ照明を跳ね返すようになりますと、浴室全体が明るくなるんです。
清潔、ゆえの明るさ。そして、あきらめ・うんざりモードから、現役感・アガるへと、印象が一変するということです。
本来のデザインコンセプト通り、黒色タイルの迫力、回復。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、ユニット浴室にタイルが設えられている場合は、割増料金を頂戴しております。
工程と材料費が「全てプラスチックの浴室」よりも増すことが理由です。
当ブログでは幾度もお伝えしております通り、カサカサとウロコのようにこびり付く白い水垢は、土の成分が溶け込んだミネラルです。
ミネラルの中でも、シリカは、ガラスの原料です。
シリカスケール(シリカが原因の水垢)・オン・タイル(表面がガラス質の釉薬)という状況は、雑に説明するとガラス質の上にガラス質の薄膜が密着しているってことです。
回復型ハウスクリーニングとは、ガラスの上に薄くできたシリカの膜 「だけ」 を取り除く作業を含みます。
「樹脂の上にガラス質のシリカスケール」だったら、異なる物質なのでまだ分かりやすいかと思いますが、ほぼ同じような物質がピタッとくっつきあっているわけなので、とってもインポッシブル。
繊細かつハイリスクな状態ながら 「ワタシ、失敗しないんです」 と完遂するのが社長・中島なわけですが、とはいえ時間とお金が掛かるので割増にさせて頂いています。
一般的なハウスクリーニング業者は、そもそもシリカスケールに対応することは無いので、樹脂でもタイルでも関係なし。料金に差は出ません。
ウォッシュテックは、汚れと材質を起点にコストを算出、料金設定をしています。
汚れを除去するという目的を達成できる裏付けがあるから、料金の組み立てができるわけです。
結果を見通せず、目的を果たすだけの解法を持たないのならば、材料費が幾らになるか見当がつかず、料金設定がフワっとしてきます。
サイズもデザインもおかまいなし、仕様に関わらず一律料金のフワッとした浴室クリーニングでは、フワッとした結果しか得られません。
やったのか、やってないのか、分からない。そんな浴室クリーニングだった。
ウォッシュテックにご依頼くださる、以前ハウスクリーニング業者を入れた経験がある方は、よくそう仰います。
...そんな仕上がりは求められていないんだと思うんですよね。このブログをご覧の方々は。
対策としては、どんな浴室でも同額というクリーニングを初動で候補から外すだけ。簡単です。