ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
大理石の汚れ・傷を研磨 光沢・色柄を回復
年末大掃除、本日終了。
ウォッシュテックは、「繁忙期は現場数をギュウギュウに詰め込む!稼ぎ時にガッツリ!」という体制ではないため、コツコツ1日1件をさせていただく通常運転の12月でした。
※とはいえ年末は、連日、初めてお客様で緊張したり、渋滞がうんと長くなるので早出したり、心身ともハードモードです。
1月、年内ご希望のところ年明け以降までお待ちくださっているお客様への対応が続きます。
※実は、12月よりも1月の方が世の中が落ち着いているので、社長・中島のコンディション良し、おすすめです。
ウォッシュテックの年末大掃除、ほとんどの方は浴室クリーニングをご依頼くださいますが、飛び石で入るのが大理石タイルの研磨です。
昨年は全くなかったのですが、今年は 「来客があるので、この日までに出来ますか? 」 のようなお問い合わせが多かったです。
デルタ株がひと段落、おうちにお招きされてのイベントが増えているのかもしれません。
玄関の大理石を美しく清潔に整える 「おもてなし」 それもアリ!とお考えいただけていることは、とても嬉しいです。
大理石のタイル表面に、土足歩行による無数の傷ができています。微細な傷一本一本に汚れが詰まって、黒ずみ・茶ばみに見えています。
大理石の研磨後。
画像左下、タイルの模様が鮮明に目視確認できるようになりました。
微妙な灰色のグラデーションが再び見えるようになり、大理石本来の繊細なマーブル模様が回復。
全体を覆っていた焦げ茶色のような汚れが無くなり、青みを帯びた淡いグレーと黄色がかったグレーがランダムに、これぞ大理石。
光沢が復帰したことで、壁面とドアの形状と明暗のコントラストが鮮明に映り込んでいます。
電球を替えずとも玄関がわずかに広く明るく感じられるのは、大理石が鏡のように滑らかになったためです。
研磨以前の画像と比較されると一目瞭然、つやつやで滑らか、清潔な美しさです。
他社では、石材研磨といえども、マニキュア状・ワックス状の化学物質を上塗りする、細かで浅い傷だけを研磨する、というような方法もあるようです。
しかし、そのような方法では、この仕上がりには到達しません。
上塗りする、あるいは細かな傷だけとって浅く磨くという石材研磨は、知識や技術を要しません。ゆえの、イージーで手が届きやすい安価です。
でも繰り返しますが、ウォッシュテックの仕上がりには至りません。
そのような石材研磨は、そのような仕上がり。しばらくの間パッと見キレイになるという目的であれば必要十分かもしれませんが、そのようなものです。
ゆえの、ショップのコンセプトが変わるたび全面改修を繰り返し、長い目ではない商業施設や店舗ではそういう石材研磨が主流です。見たらすぐに分かります。
もし、ご自宅の玄関タイルが本物の大理石であるならば、「本物のメンテナンス」が似合っていると私は思います。
ウォッシュテックの大理石研磨は、天然の大理石そのものが有している 「他には無い美しさ」 を正しく現す、そのことに対し 「徹底的」 です。
ご自身のプライベートな資産で石材研磨されるのであれば、「パッと見だけじゃない」「長期的視野の」「安く見えない」「やって恥ずかしくないメンテナンス」を選んでいただきたいです。
「本物」を「良い状態で」所有している...ということは、実はウチには見事な宝石があるんだよね、ふっふっふ、に似たような自信が出ます。
で、ご自宅の中に、うっとり見惚れる触ってスベスベのキレイな「本物の」大理石がはまっているのって、とてもいい気分かと思いますから。
2021年12月30日
浴室鏡の裏にある汚れ 予想通り汚いです
浴室の壁に付けられている鏡。
鏡と壁に隙間があるけど、どんな状況になっているんだろう。
既に、浴室の鏡が水垢で曇ってよく映らず、壁やカウンターが白く汚れている。であれば、隙間の中はさぞや強烈なことに?
不安だ。
しかし、ご自身で浴室鏡を金具から外してご覧になる方は、ほぼおられないのではないでしょうか。
画像をどうぞ!鏡を外して見ると、こんな感じになってます。
鏡が接している壁面は、鏡表面や周囲の壁面の汚れ方とさほど違いはありませんが、鏡の周囲と金具で受け口あたりが、とても汚いです。
石のようにカッチカチにこびり付いたミネラルに、黒いカビが重なってます。
ご自身で鏡を外されて汚れを目視確認したとて、この汚れをサクっとほどくなど不可能な段階かと思われます。
ウォッシュテックでは、 「もはや、鏡を外して洗った方が早い」 と判断、仕様書通りにスムーズに外せる場合は、外してクリーニングします。
※ワイドミラーは外すことができません。
鏡を外さない状態で周辺や下側をネチネチネチネチ頑張るよりも、鏡を外した方が早くキレイにクリアできます。
鏡を外して 「迅速に良い結果を出せる」 ならば、躊躇せず外そう。社長・中島のマッチョ&合理主義です。
浴室クリーニング後の鏡の裏側。
周囲の壁面と同じくスッキリ!清潔!本来の色と質感を回復。なめらかです。
もちろん、この作業ののちに取り付ける鏡も同様にスッキリ清潔、なめらかであります。
なお、ウォッシュテックでは、空室全体クリーニングの場合も同様の対処法となります。
売却されるマンションや戸建では、浴室鏡の裏にある壁面までケアされている浴室は、まずありません。
ゆえに、ハウスクリーニング済みで、「キレイにお使いです」と仲介される物件であっても、 「ウワー!」 な状態であることが常です。
ウォッシュテックの空室全体清掃は、回復型ハウスクリーニング・住宅レストレーション。
一般的なハウスクリーニングとは比べ物にならない作業量ですので、浴室鏡についても別に特別なことではなく、させて頂いています。
そういうクリーニングをご希望の方は、ウォッシュテックにご用命ください。
2021年12月18日
ユニットバスの壁面 一面だけタイル 割増が必要な理由
ユニットバスとは、全てが樹脂製の浴室を指します。
しかし、壁の一面だけ「陶製タイル」が設えられているというユニット浴室が、たまーに見られます。
ポイント的に質感と色に変化を加えた、おしゃれなデザインであります。
しかし、おしゃれなデザインも、毎日お風呂に入るなら徐々に崩れてゆくものです。
え?そんな汚れてなくない?とお思いかもしれません。
同じ画像をズームで。
カビ、表面のムラ、着実に出来てます。
何となく 「そんなモンでしょ。古いし。」 と思う壁は、一つ一つの点、うっすら全体を覆う膜、のような汚れが重なって、全体を 「そういう印象」 にしているんだと思います。
浴室クリーニング後の壁面タイル。
強気に、ズーム画像を先行で。
なめらかな質感、モヤモヤと濁らない均一な黒色。
目地のカビも、すっきり。タイルとのコントラストがスタイリッシュです。
何より、照明の反射!
もちろん、照明はクリーニング前と同じです。窓もナシ。
このように濃い色のタイルが真っすぐ照明を跳ね返すようになりますと、浴室全体が明るくなるんです。
清潔、ゆえの明るさ。そして、あきらめ・うんざりモードから、現役感・アガるへと、印象が一変するということです。
本来のデザインコンセプト通り、黒色タイルの迫力、回復。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、ユニット浴室にタイルが設えられている場合は、割増料金を頂戴しております。
工程と材料費が「全てプラスチックの浴室」よりも増すことが理由です。
当ブログでは幾度もお伝えしております通り、カサカサとウロコのようにこびり付く白い水垢は、土の成分が溶け込んだミネラルです。
ミネラルの中でも、シリカは、ガラスの原料です。
シリカスケール(シリカが原因の水垢)・オン・タイル(表面がガラス質の釉薬)という状況は、雑に説明するとガラス質の上にガラス質の薄膜が密着しているってことです。
回復型ハウスクリーニングとは、ガラスの上に薄くできたシリカの膜 「だけ」 を取り除く作業を含みます。
「樹脂の上にガラス質のシリカスケール」だったら、異なる物質なのでまだ分かりやすいかと思いますが、ほぼ同じような物質がピタッとくっつきあっているわけなので、とってもインポッシブル。
繊細かつハイリスクな状態ながら 「ワタシ、失敗しないんです」 と完遂するのが社長・中島なわけですが、とはいえ時間とお金が掛かるので割増にさせて頂いています。
一般的なハウスクリーニング業者は、そもそもシリカスケールに対応することは無いので、樹脂でもタイルでも関係なし。料金に差は出ません。
ウォッシュテックは、汚れと材質を起点にコストを算出、料金設定をしています。
汚れを除去するという目的を達成できる裏付けがあるから、料金の組み立てができるわけです。
結果を見通せず、目的を果たすだけの解法を持たないのならば、材料費が幾らになるか見当がつかず、料金設定がフワっとしてきます。
サイズもデザインもおかまいなし、仕様に関わらず一律料金のフワッとした浴室クリーニングでは、フワッとした結果しか得られません。
やったのか、やってないのか、分からない。そんな浴室クリーニングだった。
ウォッシュテックにご依頼くださる、以前ハウスクリーニング業者を入れた経験がある方は、よくそう仰います。
...そんな仕上がりは求められていないんだと思うんですよね。このブログをご覧の方々は。
対策としては、どんな浴室でも同額というクリーニングを初動で候補から外すだけ。簡単です。
2021年12月13日
玄関の大理石タイル くすみ汚れの原因は細かな傷 研磨で光沢回復
マンション玄関の大理石。
光沢ぼんやり、くすんでいます。
新築の時は、あんなに艶やかに滑らかに光っていたのに、なぜこうなっちゃったの?
頑張って拭いても、全然キレイにならない!なぜー(ゴシゴシ!)
と、お掃除で悩まれている方は多いかと思います。
理由は、傷なんです。
太陽光が斜めに差している部分が分かりやすいので、ズームしてみます。
カシャカシャと引っ搔いたような細かな傷が、無数にあるのがお分かりいただけますでしょうか。
細かな傷が重なって、重なって、照明や太陽があっちゃこっちゃに小さく乱反射して、ボンヤリ見えるということです。
この傷は、靴の裏に付いた土砂が、歩行の動きで差し込まれることで出来ます。
土砂は、石のかけらです。顕微鏡で見ると、鋭く尖ってます。
歩行は、体重を足だけで支え、斜め上から滑らせるような動作です。
大理石は、人の爪よりちょっと固いくらい。石としては柔らかめ。
ゆえの、毎回毎回グッサグッサ削れてしまうのです。
大理石の 「くすみ」 は、汚れというよりも傷!
であれば、拭き掃除ではキレイになりません。
じゃあ洗剤拭き?
市販の洗剤にほぼ100%含まれている金属封鎖剤・キレートという成分と大理石のカルシウムが反応し、表面が崩れます。
大理石本来の光沢を失わせる原因になりますので、洗剤をシュッシュっとされてのお掃除は、さらにキレイから遠ざかります。
大理石には、洗剤の使用を避けてください。
20年くらい前までは、このような傷ができた石に、マニュキュアのような塗装をして 「光沢復旧」 と言ってたんです。
しかし、現在はマニュキュア的な塗膜を作るメンテナンスのリスクが明らかになってきています。
そのような 「傷があるまま上から塗り塗り系メンテナンス」 で管理した結果、黒ずみ・ひび割れ・石がパサパサに化学変化 など、大理石の高級感からかけ離れた「ダサ」なトラブルが深刻化、もはや打つ手なしで破綻する大理石の床が多発しているのです。
そのような経緯あって、ウォッシュテックの大理石のメンテナンスは、本来の状態の回復を提唱しています。
本来の...つまり、磨けば光る化石たる大理石、そのものが持つ高級感やナチュラルさの回復です。
このように!
傷ついた部分を薄く研ぎ出し、新たな面を繰り出して、工場出荷時と同様の滑らかさに整えます。
傷と表面を覆っていた黒ずみ汚れ、無くなりました。
表面なめらか。光を真っすぐ同じ方向に跳ね返すので、ぼやけることなく鮮明な輝きになります。
外壁のタイルの目地まで、映り込みクッキリ!
同様に、引いた画像です。
まっすぐ跳ね返す光が力強く、玄関が明るく感じられます。
これが大理石の本来の色柄、質感です。
12月。玄関に、クリスマスリースやツリーを飾られる季節です。
お花や絵、お気に入りの小物をディスプレイされる方もいらっしゃるでしょう。
それもとってもオシャレな設えですが、実は玄関で一番お高くてレアなのは大理石の床タイル。
※高品質な大理石の産出量は年々減少&高値傾向なので、次は同じグレードを張り替えることはできないかもしれないんです。
大理石の床を艶やかに滑らかに研ぎ直す、そのオシャレさを、どなたもに知っていただきたいです。
特に、床に這いつくばってゴシゴシ拭いて、思った結果にならず溜息をつかれている方に。
数時間で、スコーンとキレイに一変するって、とても気持ちいいですよ。
2021年12月 6日