戸建住宅の玄関たたき、タイル床の汚れです。
表面に僅かに凹凸があり、ガラスのようにツルっともしてないし、素焼きのように土っぽくもない...玄関の土間のタイルって、どうやって掃除したらいいのだろう?
と、お悩みの方、少なくないと思います。
玄関ドアから出た外側、玄関ステップ部分(外構)にも同じタイルが使われている戸建が多いですが、屋外であれば、ザンザン大量の水を流してダイナミックに洗えます。
しかし、ドアの内側は「屋内」なので、構造的に防水されていません。つまり、水量をセーブして洗う必要があります。
住まいの洗剤をスプレーしてブラシで擦って、雑巾で拭いてみるけど、ちーっとも汚れが落ちない!
靴底の汚れがそのまま摺り下ろされてるのかしら、黒い汚れが窪み一つ一つにめり込んでいるみたいに頑固で、全く取れない!
「来客の予定があるのに玄関がこれで、恥ずかしくて。自分でもお掃除頑張ってみたけど、無理で。きれいになりますか?」と、お客様。
まだら状に赤みをさしたベージュ色のタイルであったと分かるようになりました。
陶製タイルの掃除は、固い毛のブラシでゴリゴリ擦る方が多いのですが、社長・中島はギュッと押したら即ひしゃげそうな柔らかで細いブラシを当ててゆきます。
柔らかく細い繊維なので、力を加えたら圧で折れ曲がり、毛先がタイルの凹凸に垂直に当たらなくなります。
汚れを洗剤でじゅうぶんに乳化させ、とろけた状態まで混ぜ合わせ(アジテーション)たら、毛先を細かな孔にそっとヒットさせ、ポイっと毛先で汚れを掻き出すイメージで洗います。
出た汚れと洗剤の成分を、表面に密着させるように機械で吸い取り、すぐさま極限まで回収。
更に、それでも残る汚れはマイクロファイバークロスで執拗に拭き取り、繊維に移し取ります。
無駄のない動きで、サクサク見違えるようになってゆくタイルの様子に、
「私の掃除と、道具も手順も、一から十まで違うでないですか。そりゃ、私じゃキレイにならないわけですね...」と、お客様。
「そうですね。一揃え買わないと、こうはならないですし、玄関タイルだけに買うって、コスパ悪いですね。しかも、買って投資したところで、同じ結果になる確証が無いですね。ギャンブルのようですね。」
「勇気を出してサクっと頼むのが、早くて楽じゃないでしょうかね」 ニコッ 社長・中島の正論スマイル。
どうしていいか誰も分からん汚れを取ることができる「選ばれし者」だけに許されるスマイルであります。(ちょっとこわい)