ウォッシュテックの浴室クリーニングでは、パナソニック社製ユニットバスの床「ラクピカフロア」や「フラッグストーン」のご依頼が多いです。
理由は、他のハウスクリーニング業者と比べて、圧倒的にブログの記事&ビフォアアフターの画像が多いからかと思われます。
ざっくり探せる範疇でも、こんだけの量、あります。
・ライトグレーの床 超接写のクリーニング後の画像もあります。
・ダークグレーの床 完全に乾くと再び白く見えてくる汚れの謎について、
・白い水垢をキレイにしたくてトイレ用酸性洗剤サンポールを使った結果、さらに汚れが凄いことになった浴室床。
・重曹、クエン酸、カビ取り剤など様々チャレンジしたものの結果が出なかったためご依頼に至ったパナソニック浴室。
・もちろん床だけ汚れるのではなく、あらゆる箇所が汚れています。
・浴室床の汚れが無くなると、オートで撮影した画像も全然違って見えてきます。
・汚れを理由とするリフォームを遠ざけよう!回復型ハウスクリーニング後の浴室床。
・水の動きの形そのまま浴室床に固着した水垢。
・ココチーノ、オフローラ、FZシリーズに採用のラクピカフロアあるいはスミピカフロアの水垢。
・その乾燥すると再び出てくる汚れ、シリカスケールです。
・2012年から既に「ウォッシュテックなら、パナソニックの浴室の床もクリーニングできますよ」宣言をしています。当時のスマホカメラ性能、これが限界!
そして今回は、このようなラクピカフロアです。
白くて固い水垢汚れがビッチリくっついています。
パナソニック製ユニットバスのみに見られる特徴的な横長の格子模様が、汚れでクッキリ目立ちます。
画像手前、排水溝側に汚れが少ないのは、この位置に座って体や髪を洗うからです。
ザンザン多量の水が流れて排水も早い位置であることと、人のモジモジした動きで床を小まめに洗っている(ヤな表現だなぁ)ことが理由です。
もちろん、完全に乾燥した状態で撮影しています。
また、ワックスやコーティングなどの上塗りもしていません。化学薬品を塗って隠蔽し、ツヤが出てモヤモヤが消えました!と見栄えの良さをアピールするなど、気持ち悪さ倍増ではありませんか。
ここで、ご注目!
画像上側、特に左隅あたり、白く見えますね!
これは、汚れが残っているのではありません。
長期間、この浴室の場合8年程度となりますが、汚れが放置されていたことによる樹脂の劣化です。
樹脂は、硬いと言えども、顕微鏡で見ると細かな孔が無数にあります。
この孔をポケットやポーラスと呼びますが、けっしてツルっと真っ平な構造では無いということです。
何年も何年も、石けんやシャンプー、整髪料や日焼けどめやクレンジング、それに伴って流された人から出た汚れ、カビなどがくっついていると、プラスティックはどうなるでしょう。
しかも、バスルームといえば湯気はモワモワ、お湯がジャブジャブ、高温多湿。住宅の中で最もハードな環境です。
樹脂の細かな細かな孔、一つ一つ拡がり、脆く崩れたような形に変化してきます。
つまり、凹凸の高低差が大きくなり、穴ぼこがでっかくなってスッカスカになってくるということです。
もちろん、指で触れるほど極端な凹凸ではありません。
しかし、人間の視力は、その凹凸それぞれに光が乱反射していることを正確に捉えますので、「白くなってる!」と見えることになります。
汚れの破壊力を舐めてはいけません。金属も樹脂も、ずっと汚れたまま放置すれば、おかしなことになってしまいます。
有機的なカビや油分に多く接する箇所、またアルカリや酸性に振れている状態は、ダメージに直結します。
人工物だからといって、未来永劫同じままではありません。やっぱり諸行無常というか、状況によって変わるものです。
「いつか、取るさ。時間がある時にヤル気を出せば。そして掃除を頑張れば、すぐ取れるさ。もし掃除してもダメだったら、業者に頼めばいいさ。」
そのようにお考えになる方が多いかと思いますが、モノにはリミットがあることを知ってください。
汚れをそのままに置いておくと、汚れを通り越して劣化に直結。クリーニングの範疇を超えます。
表面を覆った汚れを除去して初めて 「もはや遅かった!この部分、劣化してるやーん!」 と目の当たりにされる事態は、切ないことです。
築3年目ごろから「そろそろ汚れをメンテナンスしなきゃだな」と意識していただくと、ロングライフの観点としては万全です。