マンションの玄関タイル。
白地に目立つ、靴の跡。
いっけん拭けば落ちそうな汚れに見えます。しかし、掃除しても変化なし。
汚れが表面に乗っている・付いているというよりも、スタンプされたように染み込んでいるようなイメージです。
ズームで見ると、このような。表面に凹凸があるでなし、泥や砂のような別の質感になっているわけでもなし。
伺うところ、濡れた靴底で踏むと跡ができて取れないとのことでした。
土足歩行する玄関の床にしては、繊細です。
タイルの材質は、大理石でもなく、テラゾーでもなく、セラミックタイルでもない。
実際に研磨すると、ものすごーく柔らかい。組成の特定はしかねるが、人造大理石...としか言いようのないタイルです。
1800件超、ありとあらゆる石材をメンテナンスしてきた社長・中島が初見ということは、新しい・導入事例が少ない 人造大理石と思われます。
足跡の黒ずみ汚れが無くなり、均一な白色に回復。清潔な印象、なめらかな光沢となりました。
足跡がバッチリ残っていたズーム部分、研磨後の状態。
玄関天井の照明が、ぽっかり丸く鮮明に映り込んでいます。
研磨した後、その空間が一段明るく感じられるようになります。光が乱反射せず、まっすぐ跳ね返るようになることが理由です。石の色が白でも黒でも同じことです。
このタイルの正確な情報は分かりません。このタイルを採用した経緯も分かりません。
ただ目の前にあるのは、足跡や黒ずみ汚れが付いちゃって拭いても拭いても取れなくて、玄関を通るたび目に入ってショボンとなっちゃう...という現実です。
このタイルが標準として玄関に貼られているマンションが少なからずあるとすれば、同じような汚れでお困りの方もまた少なからずおられることでしょう。
悩んで調べられる方もおられるかと思い、解決策・対処法の一つとしてブログの記事にしておきます。