ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
ウォッシュテックのお客様なら買わなくていいモノ その1/新築時のオプション 水まわりコーティング
新築マンション、新年度引渡しラッシュです。
そのことで、立て続けにウォッシュテックのリピーター様数名の方からご質問をいただきました。
・このたび新築マンション購入することになりました。
・オプションの水まわりコーティングを強力にプッシュされています。
・オプションで頼んだ方が良いですか?
・ウォッシュテックでも新築の水まわりコーティング、やってますか?
という内容です。
もしかして求められている情報なの?と思ったので、ブログにしておきます。
結論:ウォッシュテックに今後もご依頼いただく方とっては、オプション購入は不要です。
そして、ウォッシュテックは新築(新規/新品)の水まわりにコーティング、やってません。です。
理由は、下記の通りです。
1)水まわり設備は、工場出荷段階でコーティングされている。
現代日本の住宅の水まわりは、大部分が樹脂製です。システムキッチン、ユニットバス、ユニット洗面台...ねっ?かなりプラスチックです。
これらを構成するパーツは、ものすごく雑に説明しますと、型からパカッと外してこさえます。型から離れやすいよう添加剤を使います。
プラス、手元に渡るまでキズや汚れが付かないよう表面加工します。
新築だと「だぁーれも触ってない、まっさら」と思われる方は少なくないと思いますが、実はけっこう触ってます。搬入や組み立て中に擦っちゃったりもします。粉塵や油分などで汚れもします。これら汚れを誰でも簡単に除けねばなりません。
新築引渡の施主チェックの際、傷や汚れがあれば、即クレーム即アウト。小さな傷が原因でユニット交換ってこともある。大損。避けねばなりません。
そういうわけで、かなり入念に手当てされてるのです。
2)新品にコーティング剤を塗布しても定着しづらく、費用対効果がとても低い。
ツルツルにガードされてる上から何か塗ってもガッチリ留まれず、取れちゃうまでが早いのです。
3)既にコーティングされてるので、数年はお掃除はメチャ楽だと思います。
家事をされる方であれば、お分かりかと思います。
買いたてのタッパーって、洗いやすい。汚れがこびり付きにくい。と。
タッパーもパカッと型から外して成形し、売り場で傷や汚れがあっては売れませんから、手元に渡るまでは万全の体制です。
同様の現象が、キッチンや浴室でも。
新築で入居して、しばらくは軽~い掃除ですぐにピッカピカになるでしょう。難しい汚れがこびり付いて困ることもありません。やってもやっても隙間にナゾの汚れが湧いてくるということもありません。
お金を積んでオプションを注文しなくても、新築ならば誰しも享受できる幸せです。
4)新品の防汚効果が崩れてくる築1.5~3年後、クリーニングしてコーディングすればOKです。
タッパーは、スポンジと洗剤で洗ううち、レンジでチンを繰り返すうち、いつしか汚れが取れにくく、細かな擦り傷でくすんでゆきます。
同様の現象が、キッチンや浴室でも。
生活するうち徐々に表面のガードが脱落、よく使う箇所、汚れやすい箇所から効果が失われてまいります。
ご使用状況によりますが、築1.5~3年が目途かと思います。
汚れが手ごわく、今までのようなお掃除では対処できなくなってきます。
タッパーなら100均で買い換えられるけれど、ユニットバスを交換するなら最低でも100万円はしちゃいます。困ります。
この段階で、ウォッシュテックにお声掛けいただければ宜しいです。
だんだんと固着が進んでしまった汚れをきちんと除き、コーティングを再構築できる業者とのコネクションがあれば、新築時にコストをかけることは不要です。
生活するうちにできた細かな傷や凹凸がある状態でコーティングすると、コーティング剤がガッチリ留まり定着します。そして表面は平滑に整う。本来コーティングはそういうものです。
なるほど!オプションはヤメときます!うっかり雰囲気に流されるところだった!と、答えられたのち、更にいただくご質問。
なぜ新築マンションではコーティングのオプション推しが激しいの?
新築でコーティングを請けるなら、汚れを除くための専門知識や技術は一切不要、そして目に見える成果を求められない。と、なれば、人件費と材料費はほんのちょっぴり、クレームは皆無ということになります。ノーリスクハイリターンです。
施工する立場、あるいは仲介して紹介料を受け取る立場ならば、これほど売りたいモノは無い!推して頑張るのも当然です。
新築マンションで水まわりを全面的にコーティングしたいなーって考えられる方は、おそらく過去あるいは今現在の住居で「掃除ではキレイにならない水まわりの汚れ」に困られた経験があるんじゃないでしょうか。
しかし、新築時オプションの水まわりコーティングでは、そのお困りは解決できないのだと知っていただきたいです。
2021年3月31日
大理石 ドラマチックホワイトの玄関タイル 歩行傷と汚れを除去
マンションの玄関タイルを研磨、工場出荷状態に近い光沢に回復。
今回は、白いベースに、濃淡あるグレーのマーブル模様、ドラマチックホワイトという種類の大理石です。
玄関のタイルは、マンション専有部の中で最もキビシイ思いをしている床です。
玄関は土足歩行の床です。
靴の裏にはアスファルトの油分が付着しています。スタンプのような形で、くっつきます。
そして、細かな土砂も靴底から持ち込まれます。
入室時と出室時の動きをイメージしてください。必ず1度は踏み込むでしょう。鍵を閉める時、靴に足を入れる時、足でギュッと体重を支えるでしょう。そして時にはクルっと半回転、ひねったりして。
靴の裏にくっついている砂の粒はガラスに近い硬さなので、細かくても体重が乗っかればザクーっと鋭利な衝撃になります。
対して、大理石の硬さはだいたい爪くらい。案外やわらかいんです。
玄関は住む人全員が毎日必ず歩くエリアなので、徐々に汚れ、ザクザクえぐれるのは当然です。
リビングや廊下の床も大理石タイルというマンションも少なくありませんが、抜きんでて汚れが蓄積しやすく歩行傷が深刻なのは、玄関です。
同じ画像をトリミングしてズームで。スケートリンクみたいですね!
生活により大理石に生じた細かな無数の傷、全体を覆う汚れ。
傷の凹みと汚れが照明や陽光をかく乱させ、反射があっちゃこっちゃ散ってしまうので、光沢として感じとれなくなるということです。
石材研磨後の大理石タイル。
まず、細かな歩行傷が生じ、ギザギザにえぐれた部分を薄く研磨します。
どのくらい削るのかといえば、だいたい官製ハガキの1/3程度です。通常一般的な使い方をされている住宅の大理石タイルでは、十分な研削力です。
ここで表面に付着した汚れも一緒に取れてしまいます。
きっちり傷がなくなったら、今度は工場出荷段階の滑らかさに可能な限り近づけ整える作業です。
ウォッシュテックでは、4~6段階アタッチメントを変えながら徐々に細かく滑らかな番手に移行してゆきます。
石の種類・産出地・産出年代・コンディションにより、じぇんじぇん違ってくるので、間近で目視し触りながら、その都度調節、着実に進めることがポイントです。
「さっきの部分、歩行傷や汚れが除去されて、清潔、なめらかでしょう!」 と、言いたい気持ちが強すぎて、写真の手前がボケちゃった。
なので、あらためて立位で撮影。
バチーン!と、まっすぐ光が目に跳ね返ってきます。
白い大理石タイルが外の陽光を取り込んで、玄関全体が明るい印象になりました。
指で撫でるとすべすべと、大理石本来のニュートラルな感触です。若々しく、とても清潔。
さきほど大理石は爪くらいの硬さとお伝えしましたが、石材研磨し回復した大理石は、キレイにポリッシュした爪みたいだなーといつも思います。その激変ぶり、似ています。
大理石、きっちりメンテンナンスすると、自信がみなぎる。うっとり見つめられる。そのくらい変わる。と、もっと広く知っていただきたいなと思います。
2021年3月27日
クリーニングの技術の差とは
現場にて。
と、取り掛かるも。
そして、「代わって」と、チャチャッと完璧に直される。
※仮免練習中の運転教習所の教官のようなスーパークールな「代わって」です。
ウォッシュテックにできるんなら、当然ながら自分にもできる。
と、いろんな洗剤や道具をまねっこされる方、少なくありません。
しかし、私のように全く同じものを使っても、2度手間3度手間でループして非効率だったり、的外れ(効かない方法を選んでいる)だったり。同じ結果にはならないです。
これが技術の差!
いちばん間近で数多く見てきた者としてハッキリわかる 「技量」 というものです。
ぜんぜん違うんだから、自力で何とかできると奮闘するの、絶対やめた方がいいですね。傷や変質のリスクはあるわ、汚れは取れないわ、全く得が無い。
と、実際にご依頼くださるお客様がよく仰いますが、 本当に!体験した人にしか分かんないことなんですが、そうなんですよ! と思います。
家事以上ハウスクリーニング以上のクリーニングは、ためしにやってみたら結構イケた、たまたまラッキーで落ちた...とか、ありません。
科学的根拠から多様なパターンを事前に組み立てて最短ルートで結果を出す。そうでなければヨソと同じと言われちゃう。
18年ひたすらそれを繰り返してサバイバルしてきた。年数も技術の証明かと思います。
2021年3月22日
賃貸物件のハウスクリーニング
ただいま、卒業からの新生活、ウキウキわくわくドタバタの方が多いんではないでしょうか。
賃貸マンションや賃貸アパートに単身上京される方からよく頂戴するご相談。
「契約した賃貸物件が、掃除しているのかしていないのか分からないくらい汚いです。不衛生で気持ち悪くて、ここで生活する覚悟が定まりません。キレイにして欲しいです!」
「もちろん既に不動産屋さんにクレームを出して再清掃を頼みましたが、変化ありません!」
たいていの方が、水垢の汚れを気にされています。
浴室の鏡が白く曇って見えない。
トイレの便器は白く膜が張ったみたい。
お風呂場も洗面台も、キッチンのシンクもダラーっと縦縞が入ってて、カサカサしている。
なんなんだ!この水まわりの汚さは!という驚きで、同じ汚れの画像を探しまくってウォッシュテックに辿り着かれたということです。
実は私も京都から横浜に引っ越してきた時、同じ思いでした。
何もかも、くすんでるぅぅっ!オシャレなファッションビルの手洗いも、美容院のシンクも、汚いぃぃ!と。
水垢のサイトにも書いたことですが、首都圏・関東ローム層エリアの水道水は、硬めです。
私の生まれ育った京都が硬度40~55とすると、横浜は60~90なのです。
※冬季は硬度が高めになります。
硬度では数値として拾われないシリカが豊富な地下水源エリアも点在します。
例えば、住んでみたい街で人気の武蔵野市もそのエリアです。水まわりがくすんでる情報など、どのメディアにも出てません。
水道水がヤワらかめの地域からの上京組がリアルなスケール(水垢)と初めて出くわすのが、賃貸物件に入居する時ということになります。
そこで疑問。
なぜ、こっちの人達は水垢に気づかないのか?対処しないのか?
私の職務経験からの実感として、首都圏において水垢が 「見える」 人は、20人に1人いるかいないかくらいです。
全く水垢という存在が分からない。あるいは。確かにあるけど、そういうもん。さして気にしない。と捉える方が、ほぼほぼです。
※オバケの話みたいになっちゃってますが、スミマセン。
賃貸物件のオーナーさんも、そこにまつわる不動産業者や建築業者も。もちろん清掃業者もです。
そういうわけで、ほぼほぼの賃貸マンション・賃貸アパートは水垢ビッチリのまま流通しています。
借主からの指摘に 「え?何も汚れてないよ」 という対応になるのは、当然といえば当然かもしれません。
でも、気になっちゃったら違和感ありますよねぇ。
自費でクリーニングを頼むのもシャク。そのまま気にせず生きてゆく人になるのも負けた気がする。上京組の悩みどころです。
ウォッシュテックが長きにわたりお付き合いさせて頂いている賃貸オーナーさんは、もちろん「水垢が見える派」です。
つまりは、ごくごく少数派。クリーニングが常時満室のキモと考え、コストを惜しまない貸主さんです。
この賃貸物件の退去後の清掃では、カサカサの洗面台も・・・、
こうですよ!
パサパサでダレダレのユニットバスの壁面も・・・、
こうですよ!
壁に天井も扉も照明も、くっきり映り込んでます。
首都圏では、水垢って、実際に取って見せないと「きれいになった!すごい汚れてたんだ!」と気づいてもらえないと思います。
ここに長年こびり付いている水垢が無くなると、きれい。清潔。気持ちいい。そのことを多くの方に実感していただきたいなと、上京組(水垢見える派)の私は考えてます。
あらゆる箇所のあらゆる水垢に的確にアプローチできる業者であることが、ウォッシュテックの強みです。
2021年3月17日
天然石タイルの外構 元の色が分からない重度の汚れ 黒カビを除去
戸建住宅の内庭、天然石タイルの床です。
新築引渡から数年はリビングから植栽を眺めたり、バーベキューをしたり...内庭の美観をエンジョイされていました。
しかし現状この通り。
黒くカビて、元々どんな色だったか分かりません。
雨の日に踏むとヌルヌル滑っちゃう。
おどろおどろしい雰囲気で見るのもイヤということで、今は内窓を隠す形で家具を配置されています。
今は、誰にも言えない見られたくない秘密のお庭です。
このようなノーメンテナンスの大理石タイルも、クリーニングで回復できます。
この外構の主な汚れの原因は、カビ、バクテリアです。
大理石タイルの雛壇をグルリ取り囲む形で足元に植栽、樹木の枝が伸び内庭の上を見上げると半分以上葉で隠れた状態。
うっそうとして日差しと空気の循環が少ない環境に、腐敗した落ち葉や土の養分が重なり、柔らかく孔だらけの大理石に黒カビが長期に亘り繁殖したものと思われます。
人海戦術、タイル2~3枚ずつカビ除去を進めてゆきます。
大理石の表面に、カビ除去剤を馴染ませて...、
カビが死滅し溶解したところをマイクロファイバーで吸着、回収し、数回水で濯ぎ...、
ワイパー状のウエットバキューム(湿式吸引機)で汚水と洗浄剤を極限まで回収。
で、次のタイルに...と進みます。
四つん這いで膝付いて、ねちねちねちねち。とっても地道な作業です。
でもほら!怖いくらいにキレイになってゆくでしょう。
汚れがビフォア写真よりも黒く映ってますが、現場での目視では、こちらの画像の方が近いと思います。
分厚い汚れで、素材が何かも分からない。ご自身でのお掃除では何も変わらない。数々の業者がギブアップしたのも当然です。
ねちねちねちねち繰り返し。ようやくタイル全てクリーニング完了!
安全で清潔な状態になったので社長・中島、長靴を脱いで靴下で最終確認中。
掃き出し窓に白い大理石タイルが映り込み、うん、これこそが設計デザインで求めていた本来の内庭なのでした。
目地だけ汚れが目立つなーと思われたでしょうか。環境からの湿気等で現状目地には脱落・カケが目立ちます。後日目地打ち替えされるとのことで今回目地は深追いしないこととし、コストダウン。
最後に、同じ画像をズームで比較します。
ウォッシュテックは住宅専門のレストレーション業者。石の研磨も、石の浴室クリーニングも、首都圏内で群を抜いて実績数が多いです。
実地経験が豊富であるがゆえ「よーし、請けよう」の決断を出せます。
しかしふつう業者は相談をされると困ります。結果が見通せないので、初動で見積を出すことができません。
一方エイヤでお安く出来ますよ!と答える業者もいると思います。おそらく立った姿勢のまま全体にポリッシャーを掛けて、全体にホースで水を流して完了となると思います。
天然石に繁茂したカビ、ここまで真っ黒となりますと、長尺シートやセラミックタイルなどのノウハウとは全く別になるので、そのような方法では絶対に目的に達しません。
カビは死滅せず残り、美観もさほど変わらず、でもOK!機械を回してくれることに意義がある!という方でないなら 「うわーん損した!」 となるかと思うんです。安いといってもチャリーンってな安さではないのですから!
皆様におかれましては、家の石の汚れへ3アプローチ 「磨く・汚れを除く・カビを殺す」 が全て揃った頼み先があるとご安心かと思います。
2021年3月 8日
CHAT理論で上履きを洗う
以前、小学生の上履きを洗うマンガを描きました。
その後、クリーニングにおけるCHAT理論、実は小学校でやった 「食塩(あるいはミョウバン)を水にたくさん溶かす方法を知る実験」 と同じというブログを書きました。
今回はその2ブログを混ぜて、CHAT理論で上靴を洗う実例をご紹介。
まず、ビフォア!たかだか1週間で何をどうしてこうなった?ハード・デューティな上履きです。
次!厚手のポリ袋にカーペットクリーニング用の洗浄剤を70℃くらいのお湯で溶かし、上履きを入れ、空気を可能な限り抜いて、口を結わきます。
この希釈液がCHATのC=Chemical です。
ポリ袋は、電子レンジや湯煎調理に使えるアイラップを使ってます。
袋の留め具は、袋をねじったところを挟んで押さえるだけで一発密閉、ミスフランシスのクリップです。
お湯が暖かいうちに、靴底を挟むように持ってバフバフ押し、ポンプの要領で中の洗浄液を行き渡らせます。
ハイ!ここでCHATにおけるH=Heat(熱)とA=Agitation(撹拌)ができました。ここまで、作業開始から約3分です。
なお、我が子の現在の上履きは、呼吸ができる(蒸れない)が特徴のIFMEです。
IFMEの上履きは中敷き(インソール)と靴底(アウトソール)に通気口があるので、そのままバフバフするだけで全体に洗浄液が回ります。
このまま30分くらい放置。その間、他の家事を進めます。ここ、CHATのT=Time(時間)です。
再びバフバフとしてから、不透明でズズ黒い邪悪な汚水を流し、ポリ袋に清水を貯めてバフバフして濯ぐを4~5回繰り返し、脱水機に掛けます。
CHAT理論で洗った上履き。
真っ白じゃないじゃん!と突っ込まれるかもしれません。
確かに映えない。ちょっと濡れてる状態で撮ってるし。
でも私は上履きで100%キレイを目指して頑張るのがイヤなんです。現場じゃぁあるめいし。
名もなき家事の負担から言葉が乱れました。すみません。
我が子の靴は10か月前後でサイズアウト、買い替えです。上履きは消耗品と割り切ります!
そして上履きに多用されるメッシュ素材は、ブラシでゴリゴリ擦っても毛羽立つだけで汚れはさほど取れません。ポリ系繊維は無数に孔(ポケット)があるような構造なので、汚れが入り込みやすく、掴んだ汚れを放しにくい。しかもIFMEはダブルラッセルメッシュという複雑な編み方です。追求せず諦めることにします!
不衛生と思われる汚れがあらかた取れたら、母はもうそれでいいっす...。
以上、最小限の体力・時間を追求するうえでは、CHAT理論は生活に有用という記事でした。
2021年3月 5日
ユニット浴室 黒色カウンター・鏡の白いモヤモヤ汚れを除去
TOTO社製、ユニットバスのカウンターと鏡の水垢です。
鏡は白く縦縞に。鏡を受ける金具も白く濁って。カウンターは、白いウロコとモヤモヤのグレーっぽいマダラ。画像下部、水栓もビチーっと白い膜に覆われたように曇ってます。
浴室レストレーション後。
質感回復!
膜、まだら、ウロコ、モヤモヤ、ベトベト、カサカサなどなど、材質表面を覆っていた汚れが的確にクリーニングされると、このように変わります。
ユニット浴室の黒いカウンターは、ハウスクリーニング業者泣かせとよく言われます。
業者なら簡単に落とせるでしょと思われがちですが、この箇所に固着した水垢、水垢だけ!をスッキリ落とすことは、きわめて高度なテクニックを要します。
業者ならできるでしょを通り越して、業者の中でこの状況を回復できるのは、全清掃業者の0.01%に満たないのが現実です。
微妙な凹凸に、何か月...何年も掛けて張り付いたカルシウム・マグネシウム・シリカは、お掃除レベルではビクともしません。ならばと不用意に酸を使えば、より白い汚れが強調されて見えたり金属が腐食するリスクが高まります。
※ご参考 クエン酸を浴室掃除に使うのは薦めません
カウンターは均一な黒色なので、誤魔化しが効かないというのも難問です。
残っておれば白い跡が目視出来ます。傷が付けば、黒塗りのベンツと同じで小傷が透けて目視出来ます。
この汚れを除ける清掃業者は0.01%いるかいないか...ということは、この汚れが落とせなくとも、ハウスクリーニング業者は浴室クリーニングを請けるということです。
A)サービスでコーティングしておきましたよ!と言って落ち切れなかった水垢の白いモヤモヤを樹脂の上塗りで隠蔽。
B)白いのは汚れではありませんよ。クリーニングはできてます!と言い切る。
C)濡らしたまま引き渡す。数時間後、乾くとまた浮き出てきちゃう。急いで撤収。
「ハウスクリーニング業者ではキレイにならなかった」とウォッシュテックにご依頼くださったお客様では、上記3パターンいづれかでこの汚れを放置されている方が大半です。
落ちないこと前提で現場を請けるのはとても大変だなと思います。お客様に苦しい嘘をつかねばならなくなります。
私はそんなの絶対にイヤ。だから、素材の特性や汚れのパターンをヒーコラ勉強します。
2021年3月 3日