ウッド模様のユニットバス壁面、固着した水垢汚れ。
白いツブツブがビッシリ、膜のように貼り付いています。
お風呂用洗剤をスプレーしてスポンジで擦ってみる。変化なし。
カビキラーを掛けてみる。変化なし。
凹凸になった白い汚れを爪でカリカリっと擦ると、ちょっと抵抗があって削れたり弾け飛んだりして、取れてる...ような?
でも、バスルームの壁を全面的に爪で取るとすれば...池の水をスプーンで汲むような途方の無さです。
かくして、ウォッシュテックの浴室クリーニング出動です。
3時間後の木目模様のバスルーム壁パネル。
爪で擦ってたら、何年かかったことだろう。
この白いカリカリ汚れは、水道水が原因です。
水道水に溶け込んでいるカルシウムやシリカなどのミネラルだけが干上がって残り、積み重なって目に見えるレベルに達した「水垢」です。
「水で流せばキレイになる」「水を掛けて汚れを取り除く」という概念が、我々日本人には根強いです。
お米を研ぐにも墓参をするも「水を掛け流してキレイにする」...水がとっても清い国なんだもの。
ゆえの、掃除でも「最後はキレイな水道水で流してオシマイ!」とお考えの方が多いのかなと思います。
浴室では、シャワーを壁面と床、全面に撒いておけば汚れを流せて室温も下がりカビを防げるという説が強いです。
しかし、現実的には、この画像のようにカサカサ真っ白になること、横浜・東京のウォッシュテック活動エリアでは少なくありません。
※程度はさまざまかと思いますが。そしてカビは防げてるかもしれませんが。
なぜか?
残った皮脂や石鹸が、水道水が当たった瞬間、ブヨブヨした石けんカスに変身!水道水はその場で留まり乾燥、水垢に変身!
つまり、水を掛けたことにより、むしろ汚れが出来ちゃっている。
ガーン!毎晩シャワー掛けてたわぁぁとお心当たりの方!
仕上げはシャワーではなく、水を切るところまで...と設定し直してみてください。
なんなら、シャワーは掛けなくてもいいかもです。特に高い位置は入浴中に汚れるわけではないので、省略可です。
腰から下の位置を使った後のバスタオルでザックリ拭く、あるいはスクイジー・ワイパーのような道具で排水口に向かって払う。そこをマストにされてみてください。