近年、売却される中古物件はたいてい清掃業者によるハウスクリーニングが入っています。
10年前くらいまでは、売主さん転居後、完全にからっぽになってから清掃業者を入れる、あるいは清掃しないのが一般的でした。中古物件を購入するにあたっては、お部屋に何にも無い状態で内覧される方が多かったと思います。
しかし現在では、現状居住中の状態で内覧、売買契約、空白期間がほぼ無いままに買主さんが入居されることが多くなったように思います。
この変化によって、売主さんがオーダーするハウスクリーニングが、
「表から見えないところは求めない。日頃から小ぎれいに大切に扱って生活している感じを出して欲しい」
というホームステージング的クリーニングに移行したように思います。稼働(居住)中に高く売るための演出戦略です。
空室での内覧だと、遠慮なしに戸棚の中を開けたり換気扇の中を覗き込んだりします。しかし在宅では、そのようなお姑さん的なチェックはしませんよね。
売主さんに気遣って雰囲気を見る感じかと思います。
したがって、出るわ出るわ気づかれなかった汚れのかたまり...見えないところ掃除しづらいところノータッチノーメンテな中古物件がとても多くなっている...と実感します。
中古マンション・中古戸建を購入・契約するスタイルが変化して以降、ウォッシュテックに全体ハウスクリーニングをご依頼の方が、いざ契約後ご新居を引き渡された直後のご報告としてよく伺うのは、
・キレイと思ったんだけど、空室の状態で見たら違ってました。
・生活感が予想以上にリアル。細かく見ると、けっこう不潔。ブラックボックス的な箇所がどうなってるのか...開けて見るのも恐ろしい。
というご感想です。
内覧で見たところ汚れは少ない物件です、と、初動のお問い合わせで仰っていたはずなのに、お金を払って我が物として得た瞬間に評価や印象がひっくり返る方が増えています。
一般的なハウスクリーニングだと、「うわー中古物件ってコワー!でも、こんなもんか...現実は...」と、そのままご入居されるしかないと思うんですね。
ルンルンと夢見ていたイメージが、ひっくり返ったまま新生活に突入!という感じで。お引越しの慌ただしさに紛らわせる形で...。
でも、どこかモヤモヤしますよね。こんなはずでは...って。
その一旦ひっくり返った印象を可能な限りで修正することが、ウォッシュテックの空室全体クリーニングかなーと考えてます。
おうちを買った、そのルンルンを引き渡し以前のままキープ、あるいは増幅させるだけの力がある。それがウォッシュテックの回復型ハウスクリーニング・レストレーションの利点で、他の清掃業者には無い強みです。
中古マンション・中古戸建の購入をされる方のお役に立てるかと思います。
画像は、マンション空室全体清掃に含む形での洗面台のクリーニングです。
こちらも、キレイにお使いですと言われた物件です。
確かに、ベトベトや黒ずみ汚れがあるわけではありません。でも、でも...どこか腑に落ちません。
どうでしょう?映えてますかー!アガりますかー!
クリーニングは汚れを除くことしかできませんから、引き渡される以前に生じた素材の劣化や損傷は回復できません。
でも、すれば納得できることって、とても多いと思います。