木の浴室 カビ除去

石のバスルームに並び、お掃除での管理が難しいのは木のお風呂かと思います。

高級ホテルや高級旅館のような設えは、めくるめく素敵なんですけどもね!かつてのように丁稚さんや女中さんがおればこそで、自力で清潔と美観をキープするのは大変ハードではないでしょうか。

石や木の浴室は、全てが樹脂製、工業製品であるユニット浴室とは一味違う汚れが付いてまいります。

今回は、木がふんだんに使われたバスルームです。

浴室で特に悩まれているのは、黒カビです。

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カビで死ぬわけじゃなし。と、仰る方は少なくありません。

確かに、健康な大人であればカビの影響はほぼ無いと言えます。健康な身体は、カビと闘い殺してくれるシステムが強力に自動運転しています。

しかし、乳幼児は?お年寄りは?病を抱えた人は?

あるいは、ストレス・疲労・冷え・病後などで防御システムが弱っていたとしたら?

カビ毒とは、いつもはニコニコしてウンウン頷いてるはずなのに、こちらが弱ったとこを見たら突如ぶんなぐってくるような性分があります。常に弱きをくじくタイミングを狙っているような毒です。

肺炎・アレルギーアトピー・ぜんそく・感染症など、カビの影響はいろいろあると現在は学術的にも知られていますが、弱い人にしか深刻に表出しないので、健康な人は取沙汰しない・頓着しないということかと思います。

私、以前、マスメディア関係の方から「カビが体に悪いなんて知りませんでした。世の中でも知っている人は少ないですよ。」とキッパリ言われたことがあります。マスな情報って、健康な成人が発信してるんだなーとしみじみ思った出来事でした。

でも、健康で丈夫な人だって、いつ「そちら側」になるか分かりませんよね。今日は良くても、明日どうなるか分からない。誰にも分からないです。

そうであるからゆえ、カビは正しく怖がっていただきたいです。

レストレーション後の黒カビ。

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黒カビがなくなり、清潔な状態に。

赤い錆の色素は、すみません、今回、薄く残りました。

いったんこの状態までカビてしまうと、カビキラーや洗剤のお掃除ではギブアップかと思います。無茶して素材が変になる未来予想図も目に浮かぶでしょうし、あんまりゴリゴリにできませんよね。

毎日お風呂に入るたび目に入る位置なので、そのたび「カビ、やだなー...不潔なお風呂、やだなー...」となるのは、それこそ体に悪いと思います。

お悩みの方は、どうぞお声掛けください。その際お写真添付いただけると、より具体的にご返信できます。

日時:2020年11月 5日 AM 11:44
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