ユニット浴室、カウンター上にある浴室鏡。
お顔、クリアに見えますか?
首都圏在住で、この質問に自信を持ってYESの方。よっっっ...ぽどの意識高い系かと存じます。敬礼!
しかし私を含めほぼほぼの方は、こうなってるんじゃないでしょうか。
ツブツブと白いウロコのようなノイズが入りますよね。顔に。そして全体的に曇っている。
うーん...何とかせねば...と、思われる方が大半かと思います。しかし、腰を上げようとしたその時には、もっと厳しい状態になっている箇所があるのです。
社長・中島の目線は、下に向いてます。スマホカメラのピントを合わせてるんですね。
つまり、鏡の正面を撮影しているのではないのです。鏡下方のフチと、ミラーを支える金物と鏡のキワを狙ってます。
バスミラーの平面部分に水垢が固着している状態であれば、水が落ちて溜まる下方のフチは更に水垢が厳しいです。
白くなって、もはや鏡の質感ではありません。指で撫でると、ザラザラと積み重なった水垢を感じ取れます。もう、石がへばりついたようなもんです。
ホームセンターや100円のお店などで鏡のウロコ取りが売られてますが、平らな部分と違ってビクともしないかと思います。
途方に暮れてしまう方が多い難しい箇所なので、あえて撮ってるんですね。
レストレーション後。浴室クリーニングされた鏡。
ハイッ!クリアに姿が映るようになりました。
そしてくだんの鏡の下側の縁と金物との際も、すっきりと清潔に。
鏡は、角が立っていると危険なので面取りされてます。つまり、そこだけスリガラスみたいに質感が違うんです。そして更に金物が接している。クリーニングが難しい箇所です。
ゆえにこの箇所は、一般的なハウスクリーニング業者は必ず汚れを残します。汚れを取る手立てがない。だから、撮らない。記録しない。人に見せない。
とはいえSNS全盛の2020年ですから、ドヤ!と乗っけている清掃業者もおります。その場合は、この鏡の下辺フチに注目してみてください。どのくらい避けて洗っているかなどで、その人の技量を計ることができます。
ちょっと話がボヤけましたけども。
鏡の汚れは正面でチェックするよりも、下側のヘリをチェックしてみてください。バスミラーの下辺に白い水垢が付き始めてるのに気づいたら、お手入れ時です。
わーん!もう遅いわい!と思われた方は、深追いされずにウォッシュテックにお任せください。
市販のダイヤモンド研磨材は、鏡の表面を削って凹凸を作り出してしまうので、その後、より水垢の固着が激しくなります。ウロコごと鏡の表面もガサガサいっちゃっているということです。避けてください。
一度そうなってしまいますと、レストレーションによる回復度はガクッと下がります。
また、クエン酸パックなどのお掃除は、金物や鏡の裏側にある金属を腐食させてしまいます。これも避けてください。そして、クエン酸は金属を錆びさせやすいことを知ってください。
定期的なレストレーションで滑らかに水垢ウロコだけを取り除くことができれば、鏡は長くお使いいただけます。
よろしくお願いいたします。