浴室のクリーニングは、ハウスクリーニングにおいて最も難しい内容である。
なぜなら、石けんカス・カビ・油分・水垢など、多種多様な汚れが混在し、しかも蓄積・放置される傾向がある。
加えて、汚れが固着する対象(材質/部材)も多様であり、その構造や強度を知ったうえで、使用する機械や洗剤を的確に使い分ける必要があるからだ。
と、ウォッシュテックのサイトやブログでかねがねお伝えしています。
えー?お風呂場って・・・お風呂場じゃない?まるっと1つの。
と、思われる方がほとんどかと思います。
ユニットバスを、パシャっと撮ったこの画像。
窓と床です。窓は、表面が微細な凹凸に加工されたポリカーボネート製。枠は、金属に黒色の塗装。床は樹脂製、このパターンはパナソニック社製フラッグストーンフロアです。
ここだけで3種類の素材があるということです。
透明だったり、塗装が剥げちゃったら金属が剥き出しになる構造だったり、表面ザラザラなうえに溝があったり、素性さまざまなのです。
レストレーション後、クリーニングされた浴室の画像です。
窓は、脱衣室がノイズなしに見通せるようになりました。扉サッシ(枠)は、傷もなく汚れのガサガサ、白い斑点が消えて、塗装のなめらかな美しさに。床は、天井の照明を受けて明るく、ムラや白い汚れがなくなり清潔に。
ウォッシュテックでは、的確に3つの素材に向けてのアプローチを変えています。他と干渉させないよう注意深く、小さな範囲で。
ゆえの、異なる部位ごとに固着した汚れを的確に除去、ということです。
ダメ押しのズーム画像、ビフォアアフター。
この状況が、
こうなってます。
この使い分けができるからこその、部分部分の精度が上がり、バスルーム全体の印象が一新されるということです。
めくるめく美味しいパフェ1つ作るためには、クリーム・アイス・イチゴ・メロン、一つ一つが全て完成度高くなくては...のようなことかと思います。
一般的なハウスクリーニング業者が使う洗剤は、おおむねカビ取り剤+他2種類くらいです。1種類という清掃業者もおれば、数種類という業者もあるかと思います。併せて使う道具・機器類もそれに準じた数になります。
ご家庭だったら、カビ取り剤+お風呂掃除用洗剤、道具はブラシかスポンジか...となるかと思います。
いづれも、浴室に存在する汚れと材質のバリエーションに対して手段は少なく、手数も少ないです。
従って、ここは比較的うまくいったけど、ここは残ってる。あるいは、ほぼ全体、汚れは残っている。一所懸命やったけれど、一新できるほどの成果は出ず。という結果になるのは、当然のことかと思います。
実感できるレベルの結果にリーチするためには、めんどうくさい手順や動作をいくつも積み上げねばならず、それをできる人は稀である。ゆえの「お風呂掃除って難しい」です。
社長・中島の所作を見続けて18年。ハッキリ言います。私には真似できません。できないからゆえの、ご依頼くださいませ!であります。