私の夏は、揚げ物で終わります。
決算書および添付書類一式を税務署に提出、納税。
売上高等の事業所別内訳書や受取手形の内訳書などは超零細ゆえ不要でありますが、捨てるに惜しい吸収性。もちろん有難く使い切ります。
17回目の夏は、豚もも肉のザンギでした。
ウォッシュテック、18期目も頑張ります。
私の夏は、揚げ物で終わります。
決算書および添付書類一式を税務署に提出、納税。
売上高等の事業所別内訳書や受取手形の内訳書などは超零細ゆえ不要でありますが、捨てるに惜しい吸収性。もちろん有難く使い切ります。
17回目の夏は、豚もも肉のザンギでした。
ウォッシュテック、18期目も頑張ります。
マンションのバスルーム床のタイルの汚れ。
高級仕様のマンションで、石と並んで多くみられるタイルの浴室。
壁はツルツルしても、床は「絶対に」ザラザラな加工になってます。
なぜなら、入浴中の濡れた状態で滑って転ぶと事故になるからです。
ザラザラは滑り止めということです。
しかしこの凹凸が曲者で、こちらの画像のように白いモヤモヤ汚れが固くこびり付きやすいんです。
お風呂掃除用の洗剤を掛けてスポンジで擦る...全く変化なし!カビキラーをスプレーしてブラシで擦る...全く変化なし!
掃除の後は、白いまだら模様が何となく薄くなったように思う。しかし、完全に乾いた状態で再びみてみると...全く変化なし!
ねっ!ほんと曲者。
タイルの浴室にお住まいの方は、どなたも困ってらっしゃいます。
この白くて固い汚れは「水垢」と言います。
水道水に含まれるミネラル(日本の水道水は全てミネラルウォーター。必ず鉱物が溶け込んでます)が、その場で干上がって重なって積もったもの。
なぜ「垢」なのか...ハッキリした説は無いんですが、おそらくカルシウムやシリカの隙間に油性ベタベタの石けんカスや皮脂、カビなどの有機的な汚れが混ざって一体化していることが多いためかなーと思います。
水垢は顕微鏡レベルで見るとガサガサと岩みたいなものなので、表面に引っ掛かり(フック)があります。引っ掛かりの上に更に引っ掛かります。長期に亘り繰り返されているうちに、肉眼で見えるレベルに育つということです。
この画像だと、左下あたりが 「いかにも水が干上がった跡だ!」 と分かりやすいでしょうか。切り抜いてみます。
ご自身でお掃除を頑張った末のギブアップ、ご依頼となることが常の浴室タイル床。今回もそういったご相談でした。
レストレーション後の浴室床タイル。
ハイっ!均一な色合いに回復できました。
画像右側、白くモヤモヤと覆っていた膜が取れて清潔に。
画像左側、ウロコ状にまだらになっていた白い輪っかが取れて、美しいです。
上で切り取った箇所を同じくズームで。
タイルの表面が溶け、質感が以前とは異なってしまう。あるいは、傷だらけになる。
私どものクリーニングは、そのようなリスクはありません。
タイルのこびり付いた水垢だけを除去することは、実はとても難しいです。
理由は、タイルと同じような物質が表面に一体化した状況だからです。
水垢だけに着目して強い薬剤を使えば、一瞬にしてタイルごと焼けたり溶けたりしてしまいます。そうなれば、質感や色は崩れます。
じゃあ、ものすごいパワーで削っちゃえば?もちろん、タイルごと削れてしまいます。やはり、タイル本来の様子ではなくなります。
水垢の汚れ 「だけ」 を取り除く、ここが他には無いウォッシュテックだけのテクニックであり強みです。
なぜそれが可能なのか?社長・中島の動きを見ていると、局所的な動作や時間差攻撃がものすごく多様です。つまり、1つのお風呂場の中でも判断箇所が異様に多い。そして判断した後の攻撃はミスらずバリエーション豊富。そこが他の人には不可能なレベルに到達できる根拠です。←自慢なので聞き流してくださって結構です。
都内の高級仕様のマンションでは、選ぶ余地なく「タイルのバスルーム」だったと仰る方が多いです。
実は皆さま、お掃除や汚れでお困りです。
ウチだけ?不精だから?掃除が苦手だから?...そうではないと思います。ウォッシュテックに同様のお問い合わせが続くということは、特殊な状況ではないってことです。
色んなワードを打ち込んで検索されてウォッシュテックの記事に辿り着かれたということは、けっこう切羽詰まった状態なのかなーと思わせて頂いております。
タイルのバスルームの汚れでお悩みでしたら、どうぞお気軽にお声掛けください。
戸建住宅の在来浴室をレストレーション。
今回は浴槽だけなんですが、壁面は陶製タイル、カウンターは石材のデザイン性が高い仕様のバスルームです。
新築からしばらくは「すごい!高級旅館みたい!」と感激かと思います。
しかし、住宅で生活するうえで「使うたび、きっちり付いた汚れを掃除。水分は床・壁・カウンター・浴槽、全て拭き取った状態に戻す」のは、体力的にとても厳しいものです。
浴室の表面積は、とても大きいですもの。体の動きがハンパない。大変です。
昔だったら丁稚さんやお手伝いさんがやってくれたことです。しかし住み込みのお手伝いさんがいる家って、今の日本では珍しい方かと思います。
そんなことで、生活するうちに次第にホテルや旅館のバスルームの美観と差が出てくるのは、致し方ないと思います。
また、この素材は何でどうやって掃除したらいいんだろう...あぁ、もうイヤんなっちゃたなー...という理由からノーメンテナンスな状態に陥りやすいです。
日本の浴室の圧倒的主流は、ユニットバスです。
その他の素材、たとえばタイル・木・石・ガラスなどエトセトラエトセトラは、掃除方法やメンテナンスについて誰も手当てしてくれないのが実情です。
ウォッシュテックでは、試行錯誤が長期に亘った結果、「業者に依頼してみたが断られた あるいは 全く成果が出なかった」...と、ご相談いただくことが多いように思います。
それではハイ!そういう経過を経た浴槽の縁です。
この浴槽は人工大理石製です。
人工大理石には大きく2種類ありまして、羊羹タイプとウエハースタイプです。(←正式名称ではないのですが、構造を説明しやすいので!)
スパッと切って断面を見た時に「同じ材質」だと羊羹、「いくつか別の材質が重なってる」のがウエハースです。
こちらは羊羹。乳白の樹脂の色合いに奥行を感じる、重くてしっかりした浴槽です。
そして、レストレーション後の浴槽の縁。
コベコベにこびり付いた白い水垢がツルっと一皮むけたよう。
なめらかに回復し、社長・中島のピースサインとスマホの形がクッキリ映り込むようになりました。
更にズームで。
白い水垢が積み重なっています。指で触るとカサカサです。
レストレーション後。同じ個所をズームで。
なめらか!浴槽の一番の特長、深みがある乳白色が存分に楽しめるようになりました。
前と同じものとは思えない!と、お客様。良かったです!
ポップアップ水栓のフチの茶色は、経年により表面の樹脂と金属部分の僅かな剥がれから汚水が侵入、腐食した痕跡です。ここはレストレーションの範疇ではありません。
生活すれば、物は必ずボロくなります。その状態からのベストを目指すのがレストレーションです。
ですから、徹底的に新品みたくして!してしまった過ちをカンペキに無かったことにして!というご要望は初動でお断りしています。ご希望通りにはなりませんから。
とはいえ全体とすれば必ず見違えるようにはなりますので、その旨ご了承いただけるようであれば、お気軽にお問い合わせください。
分譲賃貸という言葉をご存知でしょうか。
分譲された物件を賃貸に出す...持ち家(自分が所有している住宅。マンション・戸建に関わらず)を他人に貸し、賃料を得る...というときに使われる用語です。
一般的な賃貸物件は、クロスや床などの内装も、水まわりの設備も、汚れたらすぐ交換しやすいように安価なラインが選ばれています。
しかしそれは代々受け継がれた自宅が地元にあり、一棟丸ごとで収益を見る賃貸オーナーさんの話です。
分譲賃貸オーナーさんはいづれ戻って住む予定の「たった一つの所有物件」だったりするので、所有物件に対して思い入れが深いような気がします。
新築マンションを購入してすぐに海外赴任に。このタイミングでは売却できない。賃貸に。その流れ、どこかで耳にされたことがある方も多いでしょう。
一方、借主は貸主の事情など知りません。内装設備のグレードの高さや暮らしやすさ重視です。オーナーさん自身が選びに選んだ立地やデザインで、しかも新しくてキレイ。ちょっとお高めの家賃でも引く手あまたです。
すぐに客付け、契約、そしてオーナーさんは管理会社に一任して別の地へ。新しい物件なので、機器の故障などのトラブルはほぼありません。分譲には経済的に体力がある借主さんが付くので、賃料も滞りなく。
スムーズなオーナー生活だなぁ... のはずが、
「自宅マンションを2年ほど貸して借主は先日退去、これから私が住もうと思ったら大変な汚れで...!どうにかなりますか?!」
分譲賃貸オーナーさんからのご依頼がウォッシュテックは多いように思います。
上にもチラと書いたのですが、新築や築浅の状態から貸されているオーナーさんが圧倒的に多いんです。
ということは、新築引き渡しの時の「まっさら」な光景が目に焼き付いているのだと思います。
貸す前と貸した後の落差に愕然とされる、そのご様子を拝見すると、もう、いたたまれない気持ちです。
▼レストレーション後の浴室カウンター。
このお客様の借主さんは全く掃除をされない方だったようで、猛烈な汚れを除いた後は誤った掃除による痕跡もなく、結果、回復度合いは高くなりました。
賃貸物件において、汚れはあんまり深刻な問題ではありません。
なぜなら、住宅の性能・機能が停止しているわけではないからです。内装・設備の故障や損傷をしたわけではない。汚いだけです。
掃除を一切しない人が不衛生に使っていたとしても、借りている期間ふつうに社会生活できていたならば、管理会社が手配するハウスクリーニング以上の範疇を求めることはできないことが通例です。
その悶着を経由されてウォッシュテックに辿り着かれた方が多いのでしょう、
「管理会社経由でハウスクリーニングを手配するかどうか迷ったんですけど、賃貸ばかりやっている清掃業者さんが来ると聞いて。傷ついたり汚れが残ったりするのもイヤだし、誰が来るか分からないから入居前の忙しい時に一通り拭き掃除したりするのがイヤで...!」
と、付け加えられる方が大半です。
賃貸と分譲。その間にあるのが分譲賃貸。でも、そこをフォローできるクリーニングの引受先はとても少ないように思います。
分譲賃貸は血まなこになってゲットした資産だから、スーパークールな収益物件としての割り切りが難しい。ゆえの、コマーシャル(商業ベース)な考え方だけではオーナーさんの気持ちを受け止め切れないんだよなぁと実感します。
「よ...よかったぁぁ...これでまた住めますぅぅ...」
と、お客様。お役に立てて幸いです。
買ったマンションを人に貸す、ならば汚れに対して満足に対処できる業者とのコネクションがあるといいなと思います。
大理石の洗面台天板を研磨しました。
大理石といえば「白い地に濃淡ある灰色がマーブル状に入っているアレ」と思われる方が多いかと思います。
ピザを伸ばす台だったり、銅像の台座だったり、式場の床だったり、馴染み深いんですよね。その大理石の名前は、ビアンコカララです。
もちろん住宅にも多く見られる大理石です。玄関やリビングなど床はもちろんのこと、キッチンの調理天板、バスルームや洗面台などの水まわりのご相談も多いです。
大理石に対しては多くの方が「これ、どうやって手入れすべき?とりあえず水拭きして乾拭き?」とハテナで何年もお過ごしかなと思います。
こちらもそのようなビアンコカララの洗面台です。
洗面台は、整髪料・化粧品・歯磨きやデンタルウォッシュ・ハンドソープが置かれ、使われる場所です。
アルコールや酸・アルカリが触れると、大理石の表面は(顕微鏡レベルで)フガフガに溶けてしまいます。
フガフガの凹凸が光を乱反射させ、そこだけ曇って見えるようになります。汚れが表面に付着しているというわけではなく、一部分だけ崩れているということです。
水の飛び散りも多いです。水分の浸透もまた、大理石を変にしてしまいます。
大理石にとっては、ハードな環境だといえます。
しかし、首都圏の高級仕様のマンションであれば、デフォルトで水まわり全てが石材であることも少なくありません。
住宅では、ラグジュアリーなホテルのバスルームのように、常駐するものが無い状態をキープ、チェックアウトごとにクリーニングが入る世帯は希少です。
あるにはあるようですけど、ほぼ無いと言っていいでしょう!
コマーシャル(商業)の施設では常識であるメンテナンス計画やコストの割り振り。
しかし住宅(レジデンシャル)の世界では、何も知らされないまま「石」を引き渡される方が大半です。
ならば破綻は必至です。もちろん頼む先も用意されていません。あれれ?と自発的に調べられるかどうかが分岐点だと思います。
レストレーション後のビアンコカララの洗面台。
明かり取りの窓の形がクッキリ!照明と、鏡に映り込んだ照明がダブルで映り込み、明るい印象です。
これが表面を均一に整えた大理石です。
表面が凹凸に荒れていないから、まっすぐに光を跳ね返します。ゆえにツヤっと見えるわけです。
なお、これはダイヤモンドディスクでの研磨のみの状態です。何かを上塗りしたり隠蔽したり、一切ございません。
石ってハテナ?どうお手入れしたらいいのかな?でもお金を遣って業者を頼むなんて大掛かりだしなー...と、数年から10年...と経過して、既に研磨では回復できないコンディションに至っている例も拝見します。
大理石は美観が命。他に突出した機能性があるわけではありません。
汚れを理由に張替を考えられる方も少なくありません。しかし、石材の水まわりの改修工事は、とっても大変です!費用も納期も、ユニットバスやシステムキッチンのようにはいきません。砕いて外して棄てるわけですから、住宅にとっては大手術です。
高品質な大理石は枯渇しつつあります。スクラップアンドビルドで汚れをナシにする方法は、いつまでも続くはずはありません。サスティナブルな方法が定着して欲しいなと思ってます。
そんな思いから、コマーシャル(商業ベースの法人間取引)では安定してとても高額な大理石研磨ですが、ウォッシュテックでは安価な設定にしています。工夫と努力です。
いくらキレイになるったって、それが正しい方法ったって、手が出ない額だったら手は出せません!誰かが肩代わりしてくれる経費ではなくて、自分の財布から出すお金ですから。
格安・格下の方法も他ではいろいろありますが、本式の石材研磨をハウスクリーニングと地続きになるような安い料金にしているのは、ウォッシュテックだけです。
もうしばらくはこの方式で頑張ります。
2010年代に分譲されたマンションのバスルームで比較的多く拝見する「ガラス調」の収納棚。
エアコンなど家電にもガラス風の樹脂がポイント的に多用される時期だったので、ユニット浴室やユニット洗面台も「部分的にシアー」な感じが入ってます。
棚板は浴室鏡のまわりに位置するため、シャンプーボトルや洗顔料のチューブを置かれている方が多いかと思います。
物をどかして棚板を外してまじまじと見ると、うん!パサパサで僅かに凹凸があって、きっちり汚れています。
淡いグリーンとブルーの間のような本来の色が白く濁ってまだらにくすんでいます。ボトルが置かれた跡もクッキリ。
ステンレスのフチも同様に白く濁って見えます。
浴室クリーニング後の棚板。
素材感、回復!
ステンレスメッキ部分は金属質の光沢がキラッ!ガラス調の樹脂は透明ですっきり、爽やかなブルー!
鏡のようになめらかになったので、浴室内の様子が鮮明に映り込んで、照明を跳ね返しています。
このデザインのユニット浴室は、さまざま個性的な質感が絶妙に組み合わさることで、美しくオシャレな印象になっています。
焦げ茶や黒のような濃色のマットな質感の壁に、整然とした凹凸が並ぶアイボリーや淡いグレーの床、FRPのなめらかな浴槽、そして部分的にステンレスメッキがキラリ、ガラス調のクリアな樹脂がツヤッ。
モノトーンのコントラストと、ツヤとマットのコントラスト。見事な構成です。
そう考えますと、白く濁って汚れの膜が全てをうっすら覆っている状態では質感も色もボヤけてしまって、ものすごく年取って見えるんです。
クリーニング前の画像を見返してください。濃色の壁面(カウンターの下あたり)も、白いくすみ汚れが覆って、にごっているのがお分かりになりますでしょうか。汚れがあるため手前のシャワーホースも全く映り込んでいません。
このマンション、もう買って何年になる?と、しみじみ思われるのは、全体がくすんで見えて汚れていることに気づかれた時ではないでしょうか。
レストレーション後の状態をご覧になって、まだイケる!気分が上がる!と喜んでくださるお客様を拝しますと、本来の質感を取り戻すことは清潔はもちろんですが「現役感」につながるんだなと思わせていただきます。
ユニット浴室の収納ラックの棚板は、いつも何かモノが乗っているのでガッツリご覧になる方は少ないかと思います。
今夜、ご覧になってみてください。そして、掃除されてみてください。
汚れがツルっと落ちないなーと思われたら、そこで留め置いて、ご相談ください。
浴室内で鋭く割れるガラスは使われません。クリアに見えても柔らかく、渾身の力で擦れば傷になってしまう材質です。深追い禁物です。
マンションのバスルームのドア。
浴室の窓から洗面室に、一直線に差し込む陽光。
扉で空間を遮断するのではなく、洗面室と浴室を一続きに見せるために強化ガラスの扉にしましょう。
という設計デザインだったのだと思います。
しかし、数年を経て一枚物のガラス扉は汚れで曇ってしまいました。
画像をズームにしますと、こうです。
白いツブツブ汚れが何層も重なって、モヤモヤに。
外界に向かって透かして見える位置ですので、より白い水垢が目立ってしまいます。
レストレーション完了後の強化ガラス製浴室扉。
クリアに!
まるで、ドアの取っ手が浮いているみたい。洗面脱衣室と浴室がツーツーの空間感、素敵です。
高級仕様のマンションでは、採光や動線を活かしてラグジュアリーな空間を演出する工夫が多彩です。
パッケージとして完成しているファミリー向けマンションとは一味違う個性的なデザイン性にうっとりすることも多いです。
しかし、汚れは、ところかまわず場を読まず。
毎日生活するだけで、容赦なくデザインコンセプトを損なうのであります。
マンションは新築時、引き渡しの瞬間に美しさの頂点が来る仕掛けになっています。そこに向けて練りに練って考えられていると思います。
考えられているからこそ、リフォームや交換が困難です。付帯工事の量が多いとか、サイズダウンを余儀なくされるとか、いろいろ大変。お金もかかるし、仕様を変えねばならないこともあるでしょう。
ゆえに何らか妥協が働いて、考え抜かれた仕掛けが崩れてしまう例も少なくありません。
浴室のガラス扉で多いのは、摺りガラス調のフィルムを上から貼るという方法です。もういっそドア全面を水垢模様にしちゃいましょうということです。
フィルムで半透明に変えられたガラスのドアは、存在感がドンと増します。毎日目につくところです。なんだか 負け って感じがしませんか。
提携のフィルム業者を斡旋するマンションもありますが、 仕掛けにハマっちゃった って感じがしませんか。
私だったら、デザインコンセプトが崩れる方策は避けたいです。
レストレーションは、汚れによるデザインの破綻を修正できる「唯一の方法」です。
清潔と快適はもちろんのこと、設計段階のコンセプトを回復できることも大きな利点です。