ウォッシュテックのユニット浴室クリーニング料金表のオプション(割増)一覧に、「一枚物のガラス扉」と書かれています。
一枚物って何さ?と思われる方がいらっしゃるかと思い、ブログにしてみます。
ユニット浴室クリーニングは、横浜と東京の住宅において、最も多い仕様で料金設定しています。
圧倒的多数が、水栓除く材質すべてが樹脂製のユニット浴室です。
一般的なユニット浴室の扉は、下部にスリット(細い通気口)があって、ガラスっぽい凹凸の板はポリカーボネートなど樹脂製です。折戸タイプ、折れないタイプ
割増ございません。
では割増対象となるドアは?ここに少数派の「ガラス扉」が登場です。
浴室のガラス扉、その1タイプは、枠が無くて取っ手がガラスにくっついて見えるデザイン。
例→ 枠が無い一枚物のガラス扉 取っ手が縦バージョンのガラス扉 ちょっと脇に写ってるだけですがフロストガラス風の扉
その2タイプは、枠があるタイプです。 例→ 取っ手が枠に付いているデザイン 1枚もののガラス扉
画像をご覧になるとお分かりになるかと思いますが、一枚物のガラス扉があるバスルームは、磁器タイル・大理石・御影石などを含む高級仕様、ハイデザインな浴室となります。
ウォッシュテックでは、タイル・石を含む浴室はユニット浴室とは別の価格帯にさせて頂いております。
床・カウンター・壁面など全域において、ユニット浴室の数倍の材料費と作業時間が必要となることが理由です。
しかし、マンションのオリジナルデザインで、たまーに一般的なユニットバスだけど「扉だけガラス」という例がございます。
その場合は、ユニット浴室の料金に相応プラスということになります。
こちらも枠がある一枚物のガラス扉です。
雨だれのように、上から下に白くスジが見えます。
洗面室を見ると、くすんで見えます。
クリーニング後のガラス扉。
うん、すっきり。向こうがクリアに見えるようになりました。
浴室内も、洗面室の照明が真っすぐ入り込んで、少し明るくなってます。
浴室クリーニングでいちいちサイズや仕様を訊ねてくる業者は、稀かと思います。
しかし私からすると、サイズの大小・材質・デザインに関わらず、一律に料金が設定されているのって不思議だなと思うんです。
クリーニングの現場では、現状に即した機材・消耗品・作業時間を予測し、必要なお金を過不足なく提示せねばなりません。他はどうか分りかねますが、ともかく私はそう考えています。
「今回は濡れ手に粟だったな~」も「今回は全く採算が合わず妥協しまくりだよ...」も、お客様にとって不利益ですから、あってはならないことです。常に適性を目指すため、なるべく詳しくお話を伺います。
もし、面積が大きくても小さくても、ユニットでも在来でも一律料金だとすれば、その差はどこで吸収しているのでしょう。
洗剤や道具に充てるコストを極限まで低く抑え、あとは人件費とするならば、何とかやっていける。と、だいたいの相場で決めてしまうのがハウスクリーニング業者の通例です。
ハウスクリーニング業者は、誰でもが明日にでもなれる職業です。
しかし17年やってみて分かるんですが、ハウスクリーニングの積算って、実はとても難しいです。
「この汚れは、仕留められる」という前提が無ければ、何も組み立てられないんです。
多くのハウスクリーニング業者が束縛されている「相場」も、元請である不動産業者や工務店が決めて出す額がベースなので、汚れに対しての整合性は全くありません。それじゃ何もできないだろう、落ちなくて当たり前だ...というとこまで相場は落ちてます。
つまり、「汚れを仕留められない前提」の相場ですから、「今ワタシの家の汚れをどうにかしたい」と検討するにあたっての基準には ならない ということです。
今ある汚れを解決しようとすれば、施工例の画像を執拗に見て判断されてくださいと何度か当ブログでもお伝えしていますが、料金表もまた「汚れへの対峙度」を計る指標になります。
手段を問わず値切りたい、「浴室キレイにして」に「イエッサー」しか言わない業者が好ましい。そのようなお客様は、料金表のアップデートに伴い、ウォッシュテックでは段階的に少なくなりました。
現在は、「結果を出すために必要不可欠な料金」をお求めになる方のみです。クリーンだと思います。
自分ではどうにもできない汚れを何とかしたい、それが第一目的であるなれば、料金設定の構造チェックはマストです。