窓を閉め切っていた冬から一転。新型コロナウイルス予防のため、換気励行の春となりました。
しかし、春先から連休前後にかけては、窓がとても汚れる時期であります。
花粉、黄砂、砂埃など浮遊する粉じんに加え、長期にわたり蓄積した排気ガスやカビ...網戸の1マス1マスに。サッシの凹凸に。もちろん窓ガラスの面に。
空気の流れを大きく変える換気はコロナウイルス対策としてとても重要ですが、窓付近の汚れも引き入れてしまうとすれば、不衛生であり不健康なことです。
今回のブログでは、ウォッシュテックにおける窓・網戸・サッシ・ベランダのクリーニングの作業の流れをご紹介します。
室内に(家具・敷物・電化製品など)何にもない状態で行うことが前提の「空き室全体ハウスクリーニング」に含む作業内容ですので家財が配置された在宅での対応は出来かねますが、窓のクリーニングは浴室クリーニングや大理石の石材研磨とは異なり、正しく進められるならどなたがされても仕上がりに差が出にくい箇所になります。
何といっても全体くまなくザブザブとダイナミックに洗えるので、仕上がりは超さっぱり。ズバッと清潔になります。
チマチマとヘラやブラシで擦ったり、掃除機のノズルで吸い取ったり、チョロチョロと水を流してすすいだり...時間と手間が掛かる割に汚れが残る方法とは一線を画すのであります。
水温も20度程度で安定、窓ガラスの汚れが透けてチェックしやすい明るい日差し。窓を洗うには良い季節。
よっしゃ自分でやるぞ!と頑張ろうとされる方のご参考になれば幸いです。
1)水栓と道具
洗濯機の水栓とホースを繋ぎます。温水が出る水栓だとモアベター。
ホースは、リビングを縦断してベランダまで引いておきます。
道具はタオル、ブラシ、スポンジ、スクイジー、洗剤です。おうちにあるもので工夫されると良いです。
2)面格子を外したのち、窓を外します。
窓の開口が全開放!サッシが四方全て露出します。
これにより、窓が嵌ったままでは絶対に取り除くことができない真ん中あたりの黒ずみ汚れも残らず洗えます。
3)ガラス窓・網戸はベランダに集合!
ホースの水で洗います。
風が強い日など、飛んだりずれたりしないよう注意必至で。重い窓を重ねて置いたり立てかける位置を見て、適宜タオルを挟んで固定&養生することも大切です。
網戸の樹脂が劣化して脆くなっていることもあるかと思います。やんわり洗うか張替か...ご判断お任せします。
4)窓を洗うのと同時進行で、サッシも洗い流します。
室内に水がカムバックしないようにタオルで養生します。もし水が飛び越えてきたら、すぐさま拭き取ります。
ちょいちょいタオルが必要です。「窓を拭く用」の他に、多めに用意しておくと安心です。
上辺や上側の角もけっこう汚れているものです。洗います。
5)同時進行で、ベランダの長尺シートも洗います。
ベランダの汚れも換気した時に窓から入ってきますので、ついで作業で清潔にしておくと効率的。
面積が広いので、洗車ブラシなど大きめのブラシが宜しいです。
ベランダに蓄積したドヨーンと黒い汚れが、ホースの水流で追われて流れていきます。
こちらの窓クリーニング方法は水をたくさん使いますので、ベランダの排水が正常か事前チェックをお忘れなく。葉っぱやゴミで詰まっている場合は取り除き、スムーズに排水するよう準備しておくことです。
排水の位置もチェック。隣のおうちのベランダに汚水が入り込む可能性がある場合はタオルで仕切りを作り、テリトリーから流れ出ないようにします。
5)窓・網戸を戻して、スクイジーと拭き布でガラス面を仕上げる。
水で洗って流しただけでは、水分が乾いた跡のムラが見えて、ガラスがピッカピカにはなりません。
ワイパー状のスクイジーを使って水を切り、最後は乾いた布で拭きます。
ウォッシュテックでは、ガラスの仕上げ専用の洗剤を使って洗浄。わずかに残る曇り汚れを、もう一段階クリアに整えます。もちろん、シリコンや界面活性剤などは一切残さず、ガラス本来のニュートラルな仕上がりです。
6)プリーツ網戸の汚れは?
残念ながら、ヘニャ!とした構造のため、ダイナミックに洗い流すことが出来ません。
チマチマと掃除機を掛けたりブラシで払ったりすることも可能ですが、汚れが残る率も高い仕様です。
貼替前提の安価に抑えられているプリーツ網戸は、洗って長く使うのではなく、襖や畳表同様の消耗品として交換が宜しいです。
穴がツーツーの網戸、粉っぽい黒い汚れが皆無のサッシを通過して入る外気は、とても気持ち良いものです。
そして風薫る5月、キラキラとした新緑、青い空。ニュートラルにクリアなガラスから見る外界は、とても美しく。
どうぞみなさま、窓から清潔な空気を室内に取り入れて、お健やかな換気生活を!