ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

石けんカス汚れをカット 洗うための水道水×育児サイトOPEN

実は当ブログ、2005年1月ココログで始まりました。

鮮明な写真を何枚も載せるなど(重すぎて閲覧不能に!)めっそうもないココログ時代。私の(モノクロで超データが軽い)業務マンガや石けんづくりなど、ほんわりしたブログでした。

軟水器導入の2005年10月以降、軟水生活についての記事をたくさん書きました。とにかく自分のお世話が劇的にラクになったので、その都度アウトプットしとりました。

ウォッシュテックの浴室クリーニングの施工例で最も多く掲載している「水垢」。

カサカサと白くくすんだ膜が覆えば、バスルームもキッチンもトイレも年取った印象になりますね。スポンジや洗剤のお掃除ではビクとも変わりません。力任せに擦れば、ユニットバスが傷つきます。石のように硬いのです。

あるいは、白っぽくネトネトとへばりついて脂っこい石けんカス(ソープスカム)。カビや臭いを寄せて不衛生です。

これら汚れは、水道水の中に溶け込んだカルシウムやマグネシウムと深い関係があります。

これら汚れは、お風呂場やキッチンのシンクだけにあるものではありません。水道水で洗う環境、全てに発生します。

そうです。肌、髪、洗濯物にも。くるんでいます。ピターっと。

知っておかれると、いろいろラクになると思います。

ウォッシュテックのお客様は、

・水まわりの汚れがキビシイ。

・肌がおむずかり気味、ゆえの石けん派。

の方がとても多いと思います。

「なんでウチはこんなに汚れるんでしょう。どうしたらいいでしょうか。」

のご質問に、きちんとお答えしようとすれば、とても長くなってしまいます。実は汚れのことも肌のことも地続きで、できれば全部言いたい。詳しくはwebで!そんなサイトが必要だと思いました。

私の生活ではもはや当たり前になってしまいましたが、まだまだ語ってゆかねばならない...かくしてこのたび「おかみの小部屋:別館」開設15周年アニバーサリーとしまして、旧ブログ(更新時のミステイクで既に消えちゃいました...泣)を再編集、レスポンシブに改修。

「硬度ゼロの軟水で、赤ちゃんをお世話しました」本日公開いたします。

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私の日常を赤裸々に語ってます☆

2019年12月18日
汚れを落とせない業者は、濡れた状態で「作業完了」と言う

ウォッシュテックは、石材研磨やカビ除去で色々マシンを使っているじゃん。今更、手でやる拭き掃除のことを言うのか。

と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

拭き」、重要!

クリーニングにおいては、あらゆる作業のベースです。まさに土台。今ある仕上がりからは見えない(想像しにくい)作業といえます。

私は、社長中島の下働きです。

浴室クリーニングにおいては、「中島がクリーニングしたユニット浴室を乾拭きして仕上げる」などをやります。

乾拭きするのは、完全乾燥しないと目視確認できない汚れが少なからずあるためです。

「天井、壁面、カウンター、浴槽、扉の内側外側、床(つまり全体)。拭き布は湿ったら替えて、完全に水気をとって。」と言う指示です。

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吸水性が高い綿100%(を更にチューンナップした)晒布を使って、よぉし!拭いたわ!浴室全体を舐めるように拭くのは、けっこう時間が掛かります。あと意外にシンドイ。

そのようにしっかり拭いて冷風をオンにしておくと、10〜20分(道具や養生の片づけや他の用事をしている間)で完全に乾きます。

完全に乾燥すると...あーら不思議。

kawakidefukuhanashi-bath2.jpg

きちんと乾かした後は、ユニットバスの床、こんなに色が違うのです。肉眼で見るよりも写真で見る方が極端に違うかも。

ここで中島チェック。

kawakidefukuhanashi-bath3.jpg

濡れている時にはカンペキ!と思っていても、乾くと見えてくる。それが水垢。

「あれ?まだ残ってるなぁ...」。社長・中島、追い切れていない汚れに再度手を入れます。

※もちろん、その後もキッチリ拭いて完全乾燥して目視確認。必要ならば更に更に手を入れて、同様に拭いて乾かす。

うっすら残った白い水垢やモヤモヤ汚れは、このようにして「消滅」するというわけです。

そして、お客様にお引渡し。実際にご覧のうえチェックをしていただきます。その状況が、いつものウォッシュテックのブログにある「アフターの写真」、ということです!

誰しもスマホで高画質の施工写真をアップでき、閲覧できる2019年。これは、乾いて見たらまだ残っているだろう。という写真が多いです。

一般的なハウスクリーニング業者は、洗ったあと完全に乾燥させて目視確認、再度手を入れるということありません。簡単に水を切ったままか、ウェスでザっと拭く程度かと思います。湿ったままでも「完了」と考えるのは当然のことです。

汚れが残るのも当然のことです。作業者本人が見えていない汚れには対処できません。

とはいえ、ドヤ!で、それを載せても「ちょっとぉ~汚れ残ってるんだけど!」というクレームに繋がり、「ハウスクリーニングなんて...頼む意味ないわね!」とかになって、きわめて非採算的と思うのです。

美容院でカットしてシャンプーしてブローして、「ん!イケてる!」と思っても、数十分したら髪が完全に乾いてアレレとなる。それを防ぐために、いいサロンは徹底的にドライして手直ししますね。それと同じことかと思います。先回りして、手を打っておく。

雑誌やテレビの年末大掃除特集の映像や写真も、濡れたまま「キレイ!」と言ってます。ご自身でされるぶんにはそれでいいと思います。お掃除だもの。

でも、掃除の範疇から先を行く者は、そうでは立ちいかないんじゃないかな。と、下働きの身ながら思うのであります。

2019年12月16日
くすみでパサパサ 洗面ボウルの水垢を除去して陶器本来のツルツル質感に

洗面台の陶製ボウルのクリーニング。

ボウル表面全体がパサパサとしたマット調で、一枚、汚れの膜が張ったような印象です。

スポンジと洗剤で掃除してみても、表面のベタベタがきれいになるだけ。くすみ・くもりは変わりません。触るとサラサラ...昔懐かしスリガラスのようです。

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古いから。長く使っているから。ツルンと輝かなくても仕方ない。と、諦められている方が多いかもしれません。

レストレーションで水垢のみをピーリング。陶器本来の質感に回復してみます。

洗面台クリーニング後のボウル。

washbowl_touki_mizuakadekoutakuganai_cleanigdemodoru.jpg

ツルツルを通り越して、ヌメヌメとも言えるほどの光沢に。

触ると、プルっと指の皮膚が引っ掛かって、これぞ陶器。食器と同じ質感です。

実は、20世紀製の陶製ボウルは、今のそれよりもタフです。表面を覆ったガラス質の釉薬(うわぐすり)がしっかりと分厚くて均一。従いまして、回復しやすい洗面ボウルといえます。

カサカサとした水垢が付いたものは、顕微鏡レベルで見ると「凹凸」です。それゆえ、光をまっすぐに跳ね返すことができず曇って見えるのです。

この微細な凹凸は、脂っこい石けんカスや手肌の汚れ、カビなどの足場となります。凹凸に汚れが積もって凹凸を増幅させてゆき、不衛生に。

水垢を除去し、本来の平滑に整えることで「汚れにくい状態」に回復できます。

私どもが取り組むレストレーションとは「製品本来の機能・目的を回復させる」こと。水まわりの陶器は、別名「衛生陶器」。もちろん美観も付いてきますけど、衛生が最も重要です。

インフルエンザが流行している時期。一日何度も手を洗う洗面台。表面に何も付着していないニュートラルな洗面ボウルで、どうぞご清潔に。

2019年12月 2日

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