おかみです。
国際技術認定IICRCのカーペットクリーニングテクニシャン(CCT)に合格しました!
95%は、設問160のうち152正解、8問不正解です。
講義前夜、無理矢理子供早めに寝かす。→深夜、消化しきれなかった夕ご飯、咳き込んだ拍子に全部吐く。→枕カバー・敷カバー・毛布、全て外して水洗い。→そして朝。...子育てあるあるどハマり。逆境の幕開け。
インストラクターの先生の講義はエキサイティング、面白かったです!久々のガッツリ勉強で糖分が足らなくなって10時くらいからずっとお腹グーグー鳴りっぱなしでしたが、先生はジェントルマンなので聞かないふりをしてくださいました。
翌日の筆記試験前は、ポンと小突かれたら「ナイロンは、セロリのキャンドルです」と鼻の穴からこぼれそうになるぐらい頭パンパンに。←カーペットの材質を判別するコツ(燃やした臭いと燃えかすの形状)が必ずテストに出るのです。
しかし私は、社長・中島のハンズオン(実技指導)とレクチャー(理論の講義)を世界一浴びている門前の小僧なのであります。ポテンシャルがアドバンテージしてくれたんだと思います。
う...受かった...よかった...。
得た知識は全て現場に生かしてまいります。
浴室ハウスクリーニングの現場から。
「この浴室...以前ハウスクリーニング業者が入ったことがある...」と、一目瞭然で気づくのは、こんな風な「金属の腐食」が見られた時です。
まだらに黒く、黒いところだけ光沢が鈍い...。
シャワーバーだけでなく、蛇口水栓、給湯器のスイッチパネルや浴室扉の蝶番などに同様の腐食が見られます。
腐食...つまり、金属が酸で焼けただれて錆びていると言うことです。
ステンレスは、ステイン(サビ)レス(ない) といいますが、ユニット浴室に使われるものは、硬い水垢を溶かしてしまうほどの酸にさらされる事まで想定していません。
酸はリスクを伴うので、全く使わない(水垢は取れないと言う)ハウスクリーニング業者も多いです。酸性洗剤は、こびりついた水垢をどうにかしようと思って使うのですから、業者の中でも腕におぼえありというか、一定以上の自信がある人が使うと思います。
しかし、「酸にもいろいろ種類があって、塩酸は金属腐食性が強い性質がある」というところまで知っている人は、残念ながら極めて少ない。
□自分は、素材を痛めずクリーニングしている。
□浴室クリーニングおいては、塩酸(をメインとする酸性洗剤)がスピード・コストのバランスが良いためヘビーユースしている。
この設問に同時に「はい」と答えるハウスクリーニング業者が多いです。
酸を使えば水垢へのアプローチは可能です。しかし、金属が混在する場所では塩酸は×です。他の酸を適宜選ぶべき。
金属がまだらに白かったり黒かったり...それは、表面の一部分が化学変化して凹凸になって変色している状態です。
ハウスクリーニングを頼まれる方からすれば、絶対に避けられたいことだと思います。
ウォッシュテックでは、既にできてしまった金属の腐食も回復できるよう努めています。しかし、以前のハウスクリーニング業者がどのぐらいの濃度・どのぐらいの時間で触れさせていたかまでは判断できないので、毎回できうる限りのチャレンジです。つまり、腐食が深いならば回復不可能です。
まず、「金属の腐食ってこういうこと」と知っていただき、ダメージを与えていることに気づいていない業者は避ける。一貫してそういう業者を入れないこと。
それが1番安全な対策だと思ってます。
まだまだ空室全体クリーニングのご依頼が続いています。
6月は、空き室全体清掃と在宅ハウスクリーニングを数日交代でさせていただいている状態でした。
本日のダボス会議。
はずしたところで力尽き、お茶、一服。