ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

ユニット浴室 水垢くもり汚れの撮り方

中古マンションご購入後、ご入居前の空室全体ハウスクリーニング。標準仕様の作業内容に含まれるユニットバスのクリーニング

「立地や管理が気に入って買ったマンションですが、なにぶん浴室が汚くて...」と、お客様。

壁面。白っぽくパサパサとして、元々の質感がまったく分かりません。縦にスジスジと、滴の垂れた跡が見えます。

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浴室は、ハウスクリーニングの中でも最も難しいところです。ハウスクリーニング業者においては、本来の質感を保ちながら的確に汚れだけを取り除くことなど「不可能。できない。」と考えられています。ほどほどでギブアップしなくちゃ採算が合わないでしょ、時間とお金があったらできるけどね~と強がってみるハウスクリーニング業者もおりますが、実際のところは方策が無いので絶対に仕上がらないのです。

そして、ビルダー、デベロッパー、デザイナー、メーカー...住宅にまつわるあらゆる専門業者が、「使用した浴室であれば、汚れていて当然である」考えています。なぜなら、新たなものを生産し販売することが彼らの商売であるので、今あるシビアな汚れを解決するためのノウハウは管轄外であり、不要なのです。ゆえに、彼らがハウスクリーニングに割く予算および評価は、とても低いです。

汚れに対しての意識が閉塞するなかにあって、いま流通している中古マンション・中古一戸建ての浴室、ほぼ全てが「薄汚れた浴室」「不潔感がある浴室」「行き過ぎた掃除でダメージがある浴室」です。何千件も見てきてますが、汚いものを汚くない、と言い切って売買されてます。

私は、ほんとにそう思ってるのかしら?見えてないのかしら?と不思議に思ってます。

そんな中、私と同じく、「汚いものは汚いよね」って叫びたい立場の方がいらっしゃいます。

買主さんです。

築10年以下でリフォームなんてイヤだ。でも、清潔感と不潔感がベットリはりついたものを使うなんてイヤだ。このままでは、気分が凹む。気持ち悪い。「数千万出費して買う・これからけっこう長く住む」当事者であれば、オンビジネスゆえの他人事ではいられませんよね。自分事ですから、ちゃんとされたいに決まってます。

汚れを正しく認識する。汚れを徹底的に除去する。気持ち良く美しく、長く使う。資産価値が守られる。そのシンプルかつ合理的な美意識が、いづれ日本の住宅業界のデフォルトになればいいな、と私は考えてます。

まずは、当事者である買主さんからなのかなぁ、と私は思ってます。

回復型ハウスクリーニング後のユニットバス。

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回復型ハウスクリーニングは、結果が全て。どうでしょう!?

樹脂パネルの石調パターンが見えるようになりました。本来の質感というのは、こういうことです。照明、浴室鏡、ポールがクッキリと映り込んで...右側に、誰かいるよ。それは私でございやすー。

こんな角度から撮ったビフォアアフターの写真、見たことないでしょう。だって、この角度から撮ると残っている汚れも擦って傷つけた跡も丸見えになってしまいますから。自分をわきまえているハウスクリーニング業者なら、撮りません。もし同じアングルの画像を見つけたら?それはもう、くもり、ムラ、傷がないか存分に目視してください。汚れが残ってる写真を載せている業者が少なからずおります。よく確認することです。

下から激しくあおるこの写真、どうやって撮影したかって?とりゃー!

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ウォッシュテックのハウスクリーニングは、水分は全て拭き取ってドライな状況でお引渡しします。そうでなければ、「乾いたら、うっすら出てくる」汚れがチェックできないからです。チェックできなければ、対応もできない。そして、このようなポーズの撮影もできないのです。他の業者は、手で絞った湿ったウェス(雑巾)でザっと拭いておしまい。ウォッシュテックは、何もかもが違うのです。

「早めに予約していたのですが、実は予想外に出産の予定が早まって...とはいえクリーニングしないと住める状況ではないし...もう今日がギリギリの日程で...でも、いろいろあった甲斐がありました、大満足です!赤ちゃんとお風呂に入るのが楽しみです」と、お客様。

あわわわ、そうだったのですね。でも、間に合ってよかったよかった...すてきな新生活を!

2017年9月29日
高級仕様の浴室 一枚物のガラス扉 落ちない白いウロコを回復

東京都品川区のマンション。高級仕様の浴室、ガラス扉です。

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白く囲ったような水滴の跡が無数に重なり、不潔感が出ています。

一枚物のガラス扉は、高級仕様の浴室においてはデフォルトというか、とても多いです。新築のときは美しさとオシャレさに息をのむ。しかし、数年ふつうにお使いになれば、くすみや曇りなどの薄汚れた印象が邪魔をして、デザイン性を失った例、少なくありません。

洗剤をシュッシュ、スポンジでクルクル、シャワーでシャーできれいになれば良いのになぁと思うのですが、この汚れは、カビキラーでもメラミンスポンジでも重曹・セスキでもクエン酸でもクリアになりません。ならば...こんにゃろ!ゴシゴシ!グリグリ!とやると、擦った跡そのままに細かな傷が付きます。

ガラス扉に、白くカサカサした水垢が固着。この水垢は、水道水中に含まれるミネラル(金属イオン)です。ミネラルウォーターの「ミネラル」と同じ。人工的に添加された石灰やカルキとは違います。もちろんカルシウムも含んでますけれど、シリカやナトリウム、マグネシウムなども含む固い物質です。

特にシリカは、ガラスの原材料。シリカ汚れを力で擦り落とそうとすれば?そうです、ガラスと同じ硬さだから、シリカが取れたらガラスも削れちゃう。きわめて難度の高い汚れであると知っておくのが得策です。

ウォッシュテックでは、この水垢汚れを他の業者では真似できないマイルドな方法で対応します。石鹸カスがカビなどをきっちり取り除き、酸でやわこくして、ミネラル吸着パックを馴染ませて、やわらかいパッドで馴染ませる。

ガラスを溶かす劇薬も、表面を削り落とすダイヤモンドも使いません。表面はなめらかです。だから、水垢がすぐにまたこびり付いちゃうこともない。

はい!ガラス扉、仕上がりました!

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クリア!ニュートラル!すけすけ!触るとスルスル、指に力を入れるとキュッと鳴る。これぞ「ガラス」!

理論理屈も大切ですが(←さんざん語っておきながら!?)、われわれにとって最も重要なのは「結果」であります。

設計デザインにおいて、素材が持つ「質感」ってとても重視されていますよね。でも、質感を維持することについては、今の日本はとても無策だと思います。テクノロジーが全く上陸しておらず、世界照準で30年ほど遅れていると言われているのです。

おかしいなぁ、こんなに「きれいなものを、きれいだと思う」センスがあるジャパンなのに。「汚れで損なわれたデザイン」が多いのは、もったないことです。

ぼやけた質感をビシッと回復できれば、資産性が高まる。価値が強くなる。その事実を証明するために、ウォッシュテックは結果を出し続けています!今日もまた!

2017年9月22日
フローリングの黒い汚れをクリーニング

2010年以降のフローリングは、「ワックス不要」(シートフローリング/プリントフローリング/オレフィン床)が主流です。

シートフローリング・プリントフローリング・オレフィン床とは、木材の繊維を樹脂と一緒に圧縮して板状になった土台に、木目模様を印刷したシート状の樹脂(とても硬い)を張り付けた床材のことです。印刷だから好みの色柄にデザインできるし、天然の板と比べて相場や納期が安定しており、狂いや歪みがない成形物なので施工も容易。それゆえとても安価。もてはやされるのも当然のことかと思います。

「ワックス不要」のフローリングは、表面はカチカチに硬いですが、断面は細かなオガクズをギュッと固めた板です。継ぎ目やシート状の表面材に微細な歩行傷から水分や洗剤が入り込むやいなや、瞬時に断面からボワッと膨れてオガクズっぽく戻っちゃう。そのリスクを踏まえ、慎重に作業を進めても防ぐことは不可能です。

したがって、シートフローリングの床は、水を使う洗浄や旧い樹脂ワックスを剥離することができません。汚れとお手入れでお困りの方が多いことも承知しておりますが、すみません、お引き受けできかねます。

そのようなことで、ウォッシュテックのフローリングページでご紹介している施工例は、2010年以前に好んで採用された複合フローリング(合板フローリング)が主になってます。ちょっと前に主流だったフローリングは、断面がウエハース状の合板で、カツラ剥き状に薄くはいだ木材を表面に貼り付けています。これなら、慎重に作業をするならば膨れや歪みは発生しません。

時代の流れ...いっときのことを思えば激減ですが、とはいえチョイチョイあります。フローリングの現場。

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窓際は、日差しの影響で樹脂ワックスが黒く変質しやすいです。対して写真右側は、何か置かれていてキレイ。真ん中あたりはアクティブに活動していたゾーンなので、ワックスが傷キズで汚れで黒ずんでます。

ウォッシュテックの床仕事は、タイルでもフローリングでもだいたい同じ動作です。

四つんばいになって60センチ角ごとに区切る形で、マイクロファイバーブラシで安全性がきわめて高い洗剤を馴染ませ、さらし布とマイクロファイバーで3度すすぎ拭き。完全に乾いた状態にする。目視確認。よし、次の60センチ角。この一連の動作を淡々と繰り返し、全体をクリーニングします。

立位で機械を回したり柄付きモップで拭けば、確かに早いです。でも、いっぺんに1.5メートル角ペースで進めてしまうと、水が触れている時間が長くなり、フローリングにおいては傷むリスクも高まります。そして、立位では「どこがどのように汚れているか」見えない。見えないと対応できない。派手さが無いし機械とか使わないから「プロっぽくない」と思われるのですが、その場ですぐ目視して調整しながら洗い、着実に仕上げてゆくのが、実は最も効率的に最高の仕上がりに至る得策です。

ハイ!洗えました。

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色の差が見えなくなりました。

「きれいになりましたねぇ~。あっ...気持ちいい!フローリングが気持ちいいってわざわざ言うこと、今まで無かったです」と、お客様。

仰る通り、素足で触ればすぐに「清潔さ」、お分かりいただけるかと思います。美観も必須要素ですが、おうちですから、気持ち良さが一番重要だと思います。

東京や横浜は、やっぱり大都会。住宅街であっても、幹線道路に面していなくとも、フローリングは排気ガスやカビで不潔に汚れてるのが実状です。エアコンが苦手で窓を開け放つのが好きな方のお部屋は、特に汚れが強いです。

夏の終わり。ここいらでひとつ、フローリング、きちっとクリーニングされるのも一案です。

2017年9月14日

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