梅雨まっさかり。ほぼ毎日、浴室クリーニングをお引き受けしています。
この時期、毎日のおそうじをされるとき、特に「におい」、気になる方が多いかと思います。
臭い問題を回避するために、必要なことといえば...なんでしょう!
入浴後から朝まで換気扇を回す。窓は開けない。水分をなるべく早く排出(ワイパーでかき落として排水溝に送り込む)or回収(体を拭いた後のタオルなどで拭き取る)。
全て正ぇぇ~解!きわめて効果的かと思います。
でも、打開策にはならないかと思います。モワ...ムワ...ねと...ヌル...ベト...(不潔で気持ち悪い感覚)との付き合いは、断ち切ることができないと思います。
なぜなら、臭いのもととなるバクテリアそのものである「汚れ」を取り除くことが、最も合理的な対応であり、カビや臭い対策の大前提になるからです。
浴室の代表的な汚れといえば、石鹸カス。乾くとパサパサ粉っぽく、湿るとネバネバしてベトベトしています。色は、白っぽいグレーやベージュ。
石鹸かす(ソープスカム)は、化学物質としてキレイに割り切れるものではなく、カビやバクテリアとムニャムニャと絡み合ってフィルム状に張り付いた汚れです。歯垢のようなイメージが近いかもしれません。嗅いでみる。ウワー、オエッ、悪い予感しかしない。なのであります。
※お食事中の方は、読まないでください。→浴室に蓄積した石鹸カスは、不潔な状況のトイレ、もしくは下水溝(どぶ)に似た臭いです。
つまり、「汚れそのもの」が臭いであり、汚れが増えればよりハード、減れば軽くなる。
モワ...ムワ...ねと...ヌル...ベト...を感じ取れるバスルームは、事実、汚れているのです。
汚れがたくさんな状況では、いかなる工夫も無力なもの。いくら周りから固めるように整えても、実感できるレベルまで効いてきません。
臭いを消臭・除菌などと書いてある商品を買う。水溝に氷を放り込む。緑茶・炭・善玉菌・エッセンシャルオイルをスプレーする。
臭いって、どんどん「プラス」したくなります。これさえあれば、チャラになるかも...と、どんどんプラスしたくなりますね!
実は、逆。とことん「マイナス」にいく、と考えを変えてみてください。
手間・時間・お金をチョイチョイ積んでゆくよりも、ズガーン!と汚れを一網打尽にする方がシンプルイズベストな策なんじゃないかなーと、私、まったくマメではないので、そう思います。
一網打尽にした後は、上記に挙げた「ちょいちょい工夫」でも「効いてる!私の苦労、報われてる」と実感できるようになります。そして、かなりの時間を稼げます。
白くパサパサと曇っていたエプロンパネルは、つるつると滑らかに床を映しています。指で触るとニュートラル、何にも付着していない感触。
歯垢をくまなくクリーニングした後の歯は、すべすべ、つるつる。口臭も感じません。ウォッシュテックの浴室クリーニングは、そんなイメージです。