中古マンションのご購入後ご入居前クリーニング、ご依頼が増えてまいりました。
マンションを売るにあたっては、不動産仲介業者さんから「ハウスクリーニングは好条件で売却するうえでマストです」とアドバイスされる方がほとんどかと思います。
したがって、2010年以降、市場に出回っている中古マンションのほぼほぼが、「ハウスクリーニング済」物件となっています。
上にもチラと書きましたが、そのハウスクリーニングの目的は「物件をより良好な状態に見せる」こと。内覧の際に「うん、きれい」と思わせるためにマストという意味です。
中古マンションを「買う」側として認識しておくべきは「自分がここに気持ちよく住むためのハウスクリーニングは、されてない」ということです。
ウォッシュテックに初回でお問い合わせ頂く際、多くの方が「きれいな物件で、それほど汚れていません」と仰います。
しかし!これが「ハウスクリーニング済み」中古マンションの実際です。
まったく珍しいことではなく、よくあるレベルの例です。
例えば、浴室の排水溝。売主の髪の毛やヘドロ状に蓄積した汚れが詰まっている。
例えば浴室の扉。排気をつかさどるスリットの隙間には、ねばねばカビ汚れがゴッソリ。団子にできるほどの量、出てくる。
契約直後、まだ入居していないマンションですから、間違いなく「売った人の成分100%の汚れ」です。
ウォッシュテックでは、「きれいな状態です」のお言葉を添えて下さった場合にも、料金表通り。いっさいお値引きしておりません。
なぜなら、その「きれい」という評価は、「不動産仲介業者の営業担当者さんがそばにいる・売主が生活している」状況で得たイメージなので、的確な判断とは考えにくいんです、すみません。
ハウスクリーニング済み物件でも、ちゃんとキタナイです。
お言葉通りきれいだったことなど、1件もありません(キッパリ)。
数千万円のお買い物をされて、新たなご生活を始められるにあたっては、「売るためのハウスクリーニング」ではフォローできません。目的が違うのですから!
買われた方は、必ず「自分が住む目的」のハウスクリーニングをされてください。清潔さや気持ちよさをガッツリ追求したハウスクリーニング。
ウォッシュテックは、「売主が入れたハウスクリーニング業者が解けなかった難解な汚れ」にも対応しています。水まわり設備や内装の構造や弱点が分かっているので、的確に手を入れることができます。
ウォッシュテックは他社と比べて作業量が半端でない膨大さなので、空室全体ハウスクリーニングの現場は毎回いつもキリキリ舞いです。なので、このような汚れがあったとしても「中古でこのくらいは当然のことよ」と撮影のため手を止めることはなく、お客様にお見せすることはありませんが、わざわざそんなことしなくても、ガラッと印象や雰囲気が変わっていると一目でお分かりになって、「やってよかった...ほんとうに...」と仰います。
大事なことなので最後にもう一度繰り返しますが!ハウスクリーニング済み物件にそのまま入居は、とてもキモチワルイことですよ。
続編:マンション購入後、入居直前にハウスクリーニングを入れたのに、汚れがぜんぜん変わらない理由。