エアコンクリーニング、必要?チェック

※このブログは、2010年2月24日の記事を再編集したものです。

お掃除エアコン、抗菌・防臭・セルフクリーニング機能付きなど、2000年以降のエアコンの進化は目覚しく、機能の向上でカビや臭いへの対策が万全になり内部が汚れにくい仕様となっているように思います。

なので、フィルタ交換や表面上のお手入れをメーカー推奨の方法で続けられていらっしゃるならば、業者にエアコンクリーニングを依頼される必要は、ほとんどないんじゃないかな。と、ウォッシュテックは考えています。

キッチンや浴室は、設備。設備は適正にメンテナンスすれば長く使えますし、それゆえ責任施工であり高額です。

しかし一方、エアコンやウォシュレット(シャワー付き便座)のカテゴリは、家電です。

エアコンなどの家電は10年くらいで買い替える前提で作られていますので、制御ユニットや樹脂パーツが脆弱といえます。

家電って、電子ユニットが損傷してまったく無反応、羽根の繋ぎ目が折れてどうにも動かない、のようにある日ポックリ。そしてポイント使って型落ちのを安くゲット!そのような買い方が一般的ですよね。つまり、そういうサイクルで製品が回るような設計なのかなと思います。

「いくら高額でハイスペックなエアコンでも消耗品」として捉えていただくと、いざカタログを並べてみたときに選びやすいと思います。

まずそこ前提としまして。エアコンクリーニングをご依頼いただくのには、適したタイミングがあると思います。

エアコンの熱交換機(アルミフィン)は、材質も構造も非常にデリケートなので、頻繁に分解し洗浄することで、ダメージを与えるリスクも高まります。

※かつ、上記のようなことで、なんべんも洗ったって長く使い続けられる保証は、なんもないのです。

まだ洗わなくてもいいエアコンをご依頼いただくのは、もったいない。エアコンクリーニングが必要なタイミングなのか、以下の手順で、セルフチェックされてみてください。

10分あれば、どなたでも出来ますよ♪ついでに、ちょっとしたお手入れも。

※メーカーの取り扱い説明書を、併せてご参照のうえ作業を始めてください。

※チェック中は、必ずエアコンの運転を停止してください。

※壁掛け型エアコンだけでなく、天井カセット型も、同じ方法でチェックできます。

●用意するもの

・菜箸などの棒にティッシュを3〜5枚、分厚めに巻き付け、消毒用エタノールで湿らせたヤツ。

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・脚立(手が届くなら不要)

●チェックの仕方。

【1】送風口を覗き込むように立ち、送風ファン内側の色や臭いをチェック。

この時点で、黒カビが点々あるいはビッチリくっついていたら、エアコンクリーニングが必要です。

そこまででもない。と思われた場合は、「エタノールで湿ったゴッツイ綿棒」をコショコショと軽く動かし、くっついてきた汚れを見ます。

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→べっとり黒っぽいカビや茶色いヤニが付いてきたら要注意。【2】へ。

→ほとんど何も付いていなければ、チェック終了。エアコンクリーニング不要です。

【2】カバーを開け、フィルター類を外し、中のアルミフィン(金属の細かなヒダヒダの板)を見ます。

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→パサパサと粉っぽいホコリがフンワリ乗っているだけだ。

刷毛(100円ショップの溶き卵を塗るような刷毛でじゅうぶんです)でやさしく払い落とすか、掃除機で、そっと吸い取る。

エアコンクリーニング不要です。

→ヒダが埃や汚れで埋まっている。

要エアコン洗浄。あるいは、買い替えを至急検討。

ホームセンターや通販で販売されている「自分でエアコンクリーニングできるキット」や、ドラッグストアなどにあるスプレー式のエアコン洗剤は、ぜったい使わないでください。トラブル案件、よくご相談をお受けしますが、打つ手がありません。たいへん切ないのです。

【3】電源をON。

冷気の出具合は、いかがでしょう。冷気が出てくるまでの時間は?ちゃんと冷たいですか?

→アルミフィンが汚れで埋まっていないようなら、基盤が劣化している可能性があります。寿命が近いと認識されるか、メーカーにご相談ください。

起動してしばらくは、ダクトの中の淀んだ空気がエアコンの基盤のオゾン臭と一緒に吐き出されるので、多少臭いがあります。これは異常ではありません。

【ついでに、ぜひ、やりましょう〜】

・取説に従い、フィルターを水洗い。使用期限が切れた抗菌防臭用パーツを注文。

→交換定期的な日光照射が必要なエアコンフィルタもあります。ご確認を!

・カバーの裏、上に乗った埃を取り除く。

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ニュースで見ましたが、今年の夏は暑いんですってね。ぜひいち早くチェック、混み合う前に動かれてください。

日時:2016年5月21日 AM 11:54
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