このブログは、2010年6月23日の記事を再編集したものです。
梅雨から夏は、お風呂・キッチン・洗面所など他の水まわりと同様に、トイレも臭いやすい時期。カビ?オシッコ?なんかムワーンと嫌な気が立ち込めているような感じ…。
トイレの便器のお掃除方法はTV・本・雑誌などでも数々紹介されておりますが、意外にノーマークなのが「脱臭フィルタ」。
洗浄シャワー付きトイレの多くは「脱臭機能」が備わっています。
脱臭ボタンで作動するものもあり、便座に座ると自動で起動のものあり。機種によって色々ですが、多くの場合、ノズルの横あたりに四角い小窓みたいなのがあって、そこにフィルターが付いてます。
シャワートイレを掃除するとき、何のためにあるの?この四角いペラペラは何?と、思われたことありませんか。
ここが脱臭機能の入り口、ニオイ対策の最前線なのです。
ウォシュレット本体の中にある小さな換気扇が便器の中にこもった臭いを吸い上げ、臭いを取るフィルタを通してから、本体脇にあるスリット状の空気穴から出してます。
実は地道に働いている小さな換気扇!そんな子がいたなんて〜。ご存知でしたか。
その最前線にある「ホコリをより分けるフィルタ」を詰まらせていては、換気扇が上手に働けません。せっかくしつらえられた脱臭機能が活かされず、もったいないのです!
トイレクリーニングの作業中に外したところを写真に撮りました。
すぐ下が便器の水、片手での撮影、慌てました。ピンボケすいません。
脱臭フィルタのメッシュが完全にホコリやカビで塞がっている例が多いです。
トイレは、衣類を上げたり下げたり、溶けやすく柔らかなトイレットペーパーをカラカラさせたり、思っている以上にホコリっぽいので、わりかしすぐにこのように詰まっちゃうんです。
使い古しのハブラシで擦ってホコリを取って、洗剤を振り掛けて再度擦れば、簡単にキレイになりますので、ウォシュレットのノズルをお掃除するとき、ついでにやってみてください。
このフィルタがツーツーで換気扇が負荷なく回って脱臭機能が生きている。そのような環境を保てば、案外これがなかなか、トイレのニオイ問題、改善の近道です。
トイレクリーニングで尿石や水垢、カビなどの汚れをキッチリ取り除いた後は特に「ウォシュレットの脱臭機能って、スゴかったんだ…」と体感できるはず。
トイレの芳香剤を増やす前に、ぜひ!フィルタ掃除。(その2に続く!)