東京都港区のマンションにて、石の浴室クリーニング。このバスルームは、大理石タイルの壁面です。
大理石の壁面タイルの表面が水垢で白く濁り、光沢が失われています。
全身を洗って流して清めて、ほわほわと温かな浴槽につかって体を休める。時には、洗濯物を干して乾かす。生活して使えば、「生活して使った感じ」が相応に出てくるのは、当然のこと。
当然とはいえ。「しょうがない。こんなもんだ」と毎日を過ごすのは、なんだかやるせない。老け込んだ気がする。そう思われる方が多いのかもしれません。
管理業者の紹介などから大手をはじめとするハウスクリーニング業者や石材業者にお問い合わせされて、「できません」と断られた後、あらためてご自身で検索され、ウォッシュテックにご依頼いただく方が増えているように思います。
石材業者は石材の専門家ではありますが、首都圏の複雑な住宅事情をふまえて個人との遣り取りをするのは多大なコストを要するので、これに積極的とはいえません。そして、石材業者は基本的に工場で高圧電流を使っての研磨を専門としており、生活するその場で作業して対処する「現場施工」は専門外であることが多いです。
石材の研磨に実績があるハウスクリーニング業者は、首都圏でも片手に足りるほど少ないです。その中で、水まわり、特に浴室を引き受けられるハウスクリーニング業者は、ほぼありません。
ほぼ、ない?!
そうなんです。日本の人口の1/4を占めると言われる首都圏におりながら、ほぼありません。
以前、その旨を申し上げても信じられないからと他の業者に当たられて当たられて、数週間後に「結局ウォッシュテックに依頼します」と戻られた方が数名いらっしゃいました。その方の貴重な時間と労力を考えますと、もったいなかったなぁと思ったのですが、結果としてご納得の上でご依頼いただけることとなったので、それもまたありがたいことかなぁと思いました。
浴室クリーニングに実績がある。石材研磨に実績がある。
この2つの特徴を重ね持っているハウスクリーニング業者だけが、石の浴室を請ける。
その他の業者は、何らかの方法で断ってくる。もしくはフェイドアウトする。いくら時間と体力を使っても求める結果には至らない。ということなので、判断材料となる「浴室」「石」(+石の浴室)のページが充実している業者にのみ問い合わせを掛けるのが合理的です。大手だから、有名だから、何となくやってくれそうなイメージ。しかし具体的な実績を掲げていないとすれば、その組織に石の浴室をなんとかできる人は、たった一人もいないと考えるのが、徒労を避けるコツです。
かくして、大理石の浴室、タイル壁面。
窓からさす自然光が、くっきり四角に。モヤモヤ、カサカサした質感が、つるりと滑らかに。大理石本来のマーブル模様が上品です。併せて、白く曇ったワイドミラーもクリアに。
くすんだ生活感が清潔に復元できました。
石の浴室は、一般仕様のユニットバスとは異なり、水垢やカビなどに対して強くアプローチできる洗剤を使うことができません。
なぜなら、一瞬にして変質、取り返しがつかないダメージに至ることがあるからです。
専門的な洗剤を使っては濯いで目視、まだだと思ったら同じ洗剤を重ねて、あるいは別の洗剤を使ってみて…と何度も作業を繰り返すことになります。それでも効きがマイルドですから、いくら時間を掛けても手を尽くしても、スカッと解決できることは稀です。
従いまして、厳しい状況になればなるほど、クリーニングでの復帰率は低くなります。
厳しい状況になる前、「うーん、なんかウチのお風呂、老け込んだ?」と気付かれたらすぐに専門的なメンテナンスに動かれてください。
お客様からお話を伺いますと、「汚れたと気付いたとき、いろいろ業者を探したんだけど、途中でめんどくさくなってそのままになっちゃって、しばらくしてからもうこれはダメだと思って再び探してウォッシュテックさんを見つけました。」と仰る方が多いです。
業者に当たる当たる当たる、断られる、のらりくらりされる、待たされてのちフェイドアウトされる。その結果、保留、ペンディング、忘れたまま日が過ぎる。
「まぁいっか」から「もう駄目だ」と再び優先順位が上がった頃には、汚れは更に厳しくなっており、復帰できる度合いが下がっている。
しかし!資産のアンチエイジングは、気が付いたらすぐ動くことが重要だと思います。
今回の現場は、石材の劣化や深刻なダメージが見られない状況でご依頼くださったのでマイナス5歳肌くらいかなぁ。しかし、マイナス10歳肌20歳肌を求められるとすれば、いかなテクノロジーを駆使しても不可能なのです。
もったいない!もっと早くに手を打っておければ。と思う現場は、少なくありません。
気になった時点でスムーズに的確な業者に巡り合えたら、資産は着実にアンチエイジングできる。そのタイミングを逸することは、運用的に損失である。
私はそう思います。なので、今回は「石の浴室クリーニング、業者さがしの無駄足(無駄時間)撲滅」をテーマに書いてみました。