ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介
浴室の壁面タイル パサパサどんより老け顔を対策する
TBSラジオのヘビーリスナーである私が敬愛してやまないジェーン・スーさん。以前、「老け(ふけ)」と「老い(おい)」の違いについて半径5メートル内でのアンケートをされたときの話題で、
生物としての「老い」は致し方ない。しかし、「老け」は努力であらがうべきもの。という内容を紹介され、それが結論に近い形だったように思うんですが、
老けって確かになんというか、気が滅入りますよね。しょうがないよねと「今」を諦めたような切なさとかしょっぱさがあります。
住宅にも同じことを感じます。
築年数は仕方ない。しかし「老け込み」は仕方なくない。
ウォッシュテックは、家事代行のおそうじでは解決しない、さらに一歩進んで一般的なハウスクリーニングでも解決しない、なんでだろう…やってるはずなのになー…そんなモヤッとした感じの住居の「老け感」に特化した業者です。
生活してゆけば、マンションも戸建ても必ず年を取る。経年とか築年数とかいうやつです。
それとは別に、何となくくすんだ感じだ…最近おそうじしても達成感が無い…こんなもんか…もう年だし。と納得するも納得いかん。いうのが「住宅の老け込み」じゃないでしょうか。
簡単なケアはご自身(や、一般的な清掃業者)でもできますが、難しい汚れは崩せませんので、置いておくとどんどん蓄積します。それが全体にうっすら覆って表れた結果が「老け」の印象かなと思います。
その老けに対して、他にはないハイスペックな機材とケミカルを投入し、集中ケアするためのトリートメントをさせて頂くことが、ウォッシュテックの特殊性と考えています。
アンチエイジングな美容法で例えるならば、医療用レーザーを照射するようなイメージと捉えています。レーザーの機械はすごく高い。自分では買えないからテクニックと機材を「ワタシのお顔ぶんだけ」借りる。それが施術料金です。
手術(リフォーム/交換)ではないので、新品同様、何事も無かったかのようには絶対にできませんし、実際に老いている(劣化や損傷)はどうにもなりません。
でも、「老け込んだ気持ち」が、ときめいてアガる。それ以前よりイケてる自分に、ちょっと惚れ直す。そう感じて頂けるようにとウォッシュテックは取り組んでいます。
例えば、タイル壁の浴室クリーニング。
見上げて撮影すると、
何となくシマシマというか水玉のような、ぼやぼやした模様が出来ている。そこにしがみつく形で水やカビがくっついている。
カサカサと白くにごり、新築当初のプルッとした光沢感は全く失せています。色も…どんなんだっけか…。
この浴室タイルをウォッシュテックでクリーニングしますと、こうなりました。
この浴室は築4年。「だいぶん経つし、こんなもんだよ。しょうがない」に抗った仕上がりになっておりますでしょうか。
深刻なダメージ(経年劣化)に至るまでの期間中、的確に「老け顔」に手を打ってゆければ、マンションも戸建も、けっこう長くときめけると思います。
2016年4月20日
カーペットに敷いたマットを置いた跡 マット周囲の黒ずみをクリーニング
都内にあるクリニックのエレベータ前、エントランス。1年半周期、定期的にカーペットクリーニングをさせて頂いています。
アスファルトのネバネバした黒い汚れ、排ガス、土砂などを屋外からカーペット貼りの院内まで引っ張ってくる問題に対策すべく、5年ほど前からレンタルマットを導入されています。
マットをどけると、このように四角く縁取るような形で、クッキリ黒ずみに囲まれている。
どうぞお近くのマットを、ペランとめくってご覧ください。カーペットのみならず、タイルなどほぼどの床でも、その周囲が黒ずんで汚れているのではないでしょうか。
カーペットクリーニングを実施しているにも関わらず、何年も何年も、伝統的に「マットの跡がある床」。それがスタンダードになっているのではないでしょうか。
この黒ずみは、もちろん上記のようにアスファルトが細かくなったものだとか靴底が擦り切れたものだとか、排ガスだとか土砂だとかカビだとか、さまざまな「汚れ」が含まれるのですが、
レンタルマットに必ず噴霧されている「汚れを吸着させるための油」も大きな原因となっています。
いわゆるレンタルモップや化学雑巾によくある、しっとりした感じ。あのシットリ成分は、ホコリや汚れをくっつけるために編み出された油です。
その油をマットの繊維に噴霧し、踏まれて踏まれて油が切れてきたら回収、吸着させたホコリや砂などの汚れを落として、再び油を噴霧、あらたに敷き直される。
油はマット回収後に毎回交換するのではなく、継ぎ足し式です。なので、完全に油を除去することはありません。
つまり、レンタルマットは、いつもちょっと汚れて黒ずんでいる。ですから、ほぼほぼダークな色あいをしているでしょう。ふんわりカラーのレンタルマットは、探されてもおそらくないはずです。どんなにパステル調のショップでも、黒に近い色合いのマットをお使いでしょう。
油しみしみのマットを踏んで、一歩出る。すると、油は、周囲のカーペットにスタンプされる。油が移ったカーペットは、「マットの汚れ吸着機能」を得る。
周囲のカーペット、レンタルマット並みに汚れる。
ぺラッとめくると、黒ずみクッキリになる。これが、マットの周り黒ずみ問題の経緯です。
なお、汚れを含んだ油を除去する技術は、ついこの前まで、この世に存在しませんでした。
多くのカーペットクリーニングに携わる業者、レンタルマットに関わる業者にも、解決できなかったのです。
なので事実現在、「カーペットにマットを敷くと、四角く黒いふちどりができる」現象が、当たり前になっているでしょう。
マットの黒ずみが長年ずーっと残り続け、マットで隠す感じに。いよいよ四角い跡にイラッとしたら、リフォーム(貼り替える)しかない。
土足歩行用カーペットとマットの悲しい宿命。ずーん。
しかしこれが!テクノロジーの進化より、定期的なカーペットクリーニングに取り入れる形で対応できるようになりました。
ウォッシュテックに特殊なカーペットクリーニング技術があるからかと訊ねられると、そうではありません。きわめて基本に忠実な動作です。
でも、ウォッシュテックでは、こんなふうに、世界最先端の技術を、いちはやく現場にお届けできます。
なぜなら!
1)いつも新技術にアンテナびんびんにして、いち早く試用、日本の住宅に最適化させた形で導入する。
2)正しくオペレーションをして、ケミカル(洗剤)の能力と、道具(アジテーションや回収のための機材)の能力を、最大限に引き出すことを第一とする。
これを創業以来一貫して遵守しているからだと思います。
問題を解決する方法が、この世に無いならば致し方ない。お客さまにもそのようにお伝えしてご納得頂くほかありません。しかし、この世に確かに存在する。ならば、ぜったいそこにアクセスしたいですよね!
たとえそれが世界最高水準のテクノロジーで、他のどの業者もまだやっていないことだとしても、です。
確かに、新しい技術を取得するには、一定の投資とたゆまぬ勉強が必要です。でも、お金が掛かるから、めんどくさいし苦手だから、というマインドでは先端のテクノロジーをお客様のおうちにカッチリお届けすることはできません。
ウォッシュテックは徹底的なテクノロジー至上主義といえます。テクニックは、テクノロジーに正しくアクセスさせるためにある。であれば必ず、清潔で気持ち良い仕上がりに導くことができると考えています。
なお、どんなカーペットでも「絶対落ちるって言ったじゃない!」となると困ってしまいますので、上記写真のようにマット跡がスカッと落ちるカーペットの条件というか資格というかを明記しておきます。
・前処理剤と回収剤を正しく使用するカーペットクリーニングを1〜2年周期で継続している。
・化繊。
・繊維疲労していない。
この3点が適っておれば、ほぼほぼ落とせます。しかし、たとえばウール100%もしくはウール混で、繊維1本1本に汚れがくるまれてひしゃげ折れて擦り切れている(繊維疲労)状況で、数年以上メンテナンスせず放置されているカーペットであれば、落とすことはできません。
※なお、繊維疲労はクリーニングでは何ともなりませんので、リフォームを検討されるべきです。
コストと労力を割いて的確な方法で美観と清潔を維持されてきた方のみが、最上の技術を手元に感じ取れるといえます。
ずーっと何もしてこなかったら、全くカーペットクリーニングしても成果が感じ取れないのか。じゃあ、やんなくてよくね?いいえ、全体的な汚れを取り去ることで、必ず現状よりは美しく気持ち良い状況になると思います。しかし、「今まで頑張って積み上げてきた方」と比較すれば、到達点は低いといえます。どうぞよろしくお願い致します。
2016年4月15日
石の浴室 壁面の大理石タイルの水垢を清潔な光沢に復元
東京都港区のマンションにて、石の浴室クリーニング。このバスルームは、大理石タイルの壁面です。
大理石の壁面タイルの表面が水垢で白く濁り、光沢が失われています。
全身を洗って流して清めて、ほわほわと温かな浴槽につかって体を休める。時には、洗濯物を干して乾かす。生活して使えば、「生活して使った感じ」が相応に出てくるのは、当然のこと。
当然とはいえ。「しょうがない。こんなもんだ」と毎日を過ごすのは、なんだかやるせない。老け込んだ気がする。そう思われる方が多いのかもしれません。
管理業者の紹介などから大手をはじめとするハウスクリーニング業者や石材業者にお問い合わせされて、「できません」と断られた後、あらためてご自身で検索され、ウォッシュテックにご依頼いただく方が増えているように思います。
石材業者は石材の専門家ではありますが、首都圏の複雑な住宅事情をふまえて個人との遣り取りをするのは多大なコストを要するので、これに積極的とはいえません。そして、石材業者は基本的に工場で高圧電流を使っての研磨を専門としており、生活するその場で作業して対処する「現場施工」は専門外であることが多いです。
石材の研磨に実績があるハウスクリーニング業者は、首都圏でも片手に足りるほど少ないです。その中で、水まわり、特に浴室を引き受けられるハウスクリーニング業者は、ほぼありません。
ほぼ、ない?!
そうなんです。日本の人口の1/4を占めると言われる首都圏におりながら、ほぼありません。
以前、その旨を申し上げても信じられないからと他の業者に当たられて当たられて、数週間後に「結局ウォッシュテックに依頼します」と戻られた方が数名いらっしゃいました。その方の貴重な時間と労力を考えますと、もったいなかったなぁと思ったのですが、結果としてご納得の上でご依頼いただけることとなったので、それもまたありがたいことかなぁと思いました。
浴室クリーニングに実績がある。石材研磨に実績がある。
この2つの特徴を重ね持っているハウスクリーニング業者だけが、石の浴室を請ける。
その他の業者は、何らかの方法で断ってくる。もしくはフェイドアウトする。いくら時間と体力を使っても求める結果には至らない。ということなので、判断材料となる「浴室」「石」(+石の浴室)のページが充実している業者にのみ問い合わせを掛けるのが合理的です。大手だから、有名だから、何となくやってくれそうなイメージ。しかし具体的な実績を掲げていないとすれば、その組織に石の浴室をなんとかできる人は、たった一人もいないと考えるのが、徒労を避けるコツです。
かくして、大理石の浴室、タイル壁面。
窓からさす自然光が、くっきり四角に。モヤモヤ、カサカサした質感が、つるりと滑らかに。大理石本来のマーブル模様が上品です。併せて、白く曇ったワイドミラーもクリアに。
くすんだ生活感が清潔に復元できました。
石の浴室は、一般仕様のユニットバスとは異なり、水垢やカビなどに対して強くアプローチできる洗剤を使うことができません。
なぜなら、一瞬にして変質、取り返しがつかないダメージに至ることがあるからです。
専門的な洗剤を使っては濯いで目視、まだだと思ったら同じ洗剤を重ねて、あるいは別の洗剤を使ってみて…と何度も作業を繰り返すことになります。それでも効きがマイルドですから、いくら時間を掛けても手を尽くしても、スカッと解決できることは稀です。
従いまして、厳しい状況になればなるほど、クリーニングでの復帰率は低くなります。
厳しい状況になる前、「うーん、なんかウチのお風呂、老け込んだ?」と気付かれたらすぐに専門的なメンテナンスに動かれてください。
お客様からお話を伺いますと、「汚れたと気付いたとき、いろいろ業者を探したんだけど、途中でめんどくさくなってそのままになっちゃって、しばらくしてからもうこれはダメだと思って再び探してウォッシュテックさんを見つけました。」と仰る方が多いです。
業者に当たる当たる当たる、断られる、のらりくらりされる、待たされてのちフェイドアウトされる。その結果、保留、ペンディング、忘れたまま日が過ぎる。
「まぁいっか」から「もう駄目だ」と再び優先順位が上がった頃には、汚れは更に厳しくなっており、復帰できる度合いが下がっている。
しかし!資産のアンチエイジングは、気が付いたらすぐ動くことが重要だと思います。
今回の現場は、石材の劣化や深刻なダメージが見られない状況でご依頼くださったのでマイナス5歳肌くらいかなぁ。しかし、マイナス10歳肌20歳肌を求められるとすれば、いかなテクノロジーを駆使しても不可能なのです。
もったいない!もっと早くに手を打っておければ。と思う現場は、少なくありません。
気になった時点でスムーズに的確な業者に巡り合えたら、資産は着実にアンチエイジングできる。そのタイミングを逸することは、運用的に損失である。
私はそう思います。なので、今回は「石の浴室クリーニング、業者さがしの無駄足(無駄時間)撲滅」をテーマに書いてみました。
2016年4月 5日