横浜市港北区にて、ユニットバスのハウスクリーニング。
お風呂場の扉の定番デザイン、「ガラス折り戸」。透けている板は、「曇りガラス」と呼ばれることも多いのですが、ポリスチレンやポリカーボネードなどの樹脂でできています。
折り戸の向こうは、洗い場。特に腰から下の位置には、体や髪を洗うときのお湯や石鹸がザバザバ。お風呂から上がるときに半分に折って出てきてしまうので、汚れに気付く機会が少ない。そんなことで、きわめて汚れやすい箇所といえます。
下半分、真っ白、パサパサに曇って、向こう側が見えません。
洗う姿なんて見られたくないから、白くてかまわない。うん、確かに見られたくも見たくもない。美しい裸体ならまだしも。ねぇ。
しかし、洗面所の側に立って眺めると、このシマシマ垂れ垂れカッスカスな扉は、たまらなく生活感たっぷりで、なんだかもの悲しい気持ちになってしまうんです。
と、お客様。ええ、ほんとうに。
浴室クリーニング後、折れ戸のガラス。
スカッと、向こうが透けて見えるようになりました。樹脂板の凹凸も復活!触るとプリプリ、ニュートラル!
この白い汚れは、水道水に含まれているミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなど)、カビ、石けん成分と水道水中のミネラルがくっついて出来たネバネバべとべとの金属石鹸、その他ヒトの体から落とされたなんやかんやがゴワッとダンゴに混ざって、くっついたものです。んで、積もって、スジスジに。
酸で溶ける○○とかアルカリで溶ける△△のようにクッキリ分類できる組成とはいえず、ゆえに、浴室用洗剤やカビキラーやクエン酸(あるいは酢)によるシンプルな攻撃ではスッキリ解決できないと思います。
もちろん、落とせたらいいんです。軽度であればじゅうぶん落とせると思います。
でも、落ちない。よもや落ちたー!と喜ぶも、完全に乾いたら、依然としてある。そんな厳しい場合であれば、自力では帳消しにできない汚れであると認識される方が、疲れることがないと思います。
いよいよ風邪の季節。でありながら、イベント続きの時期。お客様が洗面所をお使いになる機会が増えて参ります。
「この扉…うすぼんやりした浴室の中は、いったいどんなことになっておるのだろう…」
などと、お客様のお気持ちをモヤモヤさせないためには、やはり入口、浴室扉のイメージ向上は重要ではないでしょうか。
なお、今回の写真は、浴室内部から撮影しています。浴室の壁面がツルっと光ってくれているので、窓が無く、浴室内および洗面脱衣所の照明が全く同じでも、浴室クリーニング後の写真は、ちょっと明るく撮れています。なんど撮り直しても明るく写ってしまう。スマホの目は、正直だと思います。
横浜市の戸建。ユニットバスのハウスクリーニング。
「お風呂掃除、ここはゼッタイやる」とお考えになる箇所は、おそらく浴槽と床なんじゃないでしょうか。
湯船に背中やおしりが直接触れた時、ニュルッとくると気持ち悪い。床に触れた時、足元にカビやヌルヌルを感じると、台無しに思える。なので、わりと頻繁にチェックされて、こまめにお掃除されているんだと思うんです。
そんななか、浴室の壁って、ちょっと影が薄いんですが、
腰の高さから下あたりのパネルは、このように汚れていたりするのです。
床付近から浴室上部の照明を見上げる感じで確認すると、目視しやすいです。
水垢がウロコのような筋のような垂れ跡になり、髪や身体を洗った際に跳ね返った石鹸が水道水と化合して石鹸カスになり、重なり積もってモヤモヤと濁って見えます。
この状況になると、お風呂掃除用の洗剤を付けたスポンジで擦っても、カビキラーでも、ほぼ変化なしだと思います。
市販の浴室掃除用洗剤では、この汚れを中和させる能力が足らず、カビではないのでカビ取り剤は効きません。「いいえ、がんばったんだから、落ちたわよ。さすが私、スゴイ」と思っても、完全に水分が乾いてから再度ご覧頂くと、ぜったいに残っているはずです。こいつは、そういう汚れです。
浴室クリーニング後の、ユニットバスの壁面パネル。
「えっ…うちのお風呂の壁って、こんなんでしたっけ…?」と、お客様。
「パサパサ」「光沢が無い」「ぼんやり」な壁が日常的になっているためか、まっすぐに照明を写し取って明るく光る壁に「ハッ!」とされる方は、少なくありません。
大理石調の模様が鮮やかに戻り、触るとツルツル、指先がうるおいたっぷりの場合は、つっかかってキュッキュッ。
何も乗っかっていない、そのまま、ニュートラル。元々のパネル。そうです、忘れてたかもですが、こんなんだったはずです。
ついでに、タオルハンガーもバッキバキに真っ白しろだったのですが、ツルッキラッと清潔になっています。逆光なので全く写ってませんが、社長が隣で「ここも、すごい変わったんだよー」と悶えているので、いちおうお知らせしておきます(笑)。
壁面の樹脂パネルは、とても柔らかい素材です。浴槽よりも、もちろん床よりも。ガッシガッシ擦ると、手の動きのまんまに傷が付きます。酸で湿布するなどの方法もTVや雑誌でよく見られますが、汚れの成分の一部分にだけ効いて残ったヤツが強固に残ったり、素材そのものにダメージを与えたり、リスクがありますんで、やめといてください。
手肌に触れる機会は少ない「壁面」ですが、実は、お風呂でフゥとひといき落ちついた時、いちばん目に付くところ。
お客様から伺った話ですが、そういうことから、ここがバッチリできていると、ものすごく気分が上がるんですってね。
浴室パネル壁のビフォアアフター写真が、このような角度からのアングルで掲載されているハウスクリーニング業者は、きわめてまれです。
この汚れを「傷付けず、ツルッと落とす」技術を持ち合わせているハウスクリーニング業者が、きわめてまれであるからです。
このアングルで撮影すると、ポツポツッと残っていたり、薄くモヤッと残っていたり、どうしてもアラが目立ちます。だから、ちょっとしたアラごと掲載するか、いっさい載せないか、という二択が実状です。
いま、だいたいの個人に、鮮明な写真を撮れる端末があって、サクサク見れる環境がある。そしてウォッシュテックにはツルッと落とせる技術がある。ならば、いちばん厳しい角度から撮って載せる。写真が全てを語ってくれる、ありがたい時代だと考えています。