横浜市港北区の戸建にて、ユニットバスのクリーニング。
HPおよびブログに、「手持ちのウエポンだけで戦うなかれ」「落ちない!ムキーッ!と頑張るなかれ」「的確なタイミングで投げるのが安パイ」など、【傷アカン論】を度々書いてまいりました。
なぜなら!ひとたび腕力で削り取られた跡は、ハウスクリーニングで「なかったこと」にできないからです。
ネバネバと脂っこい石鹸カス、白くパサパサとマットな水垢、ヌルッとしたカビ…浴室を覆っている各種汚れを段階的に取り去り、乾いた柔らかな布で水気を完全に拭き取る。と!
擦り傷が、クッキリ現われた!
がしゃがしゃがしゃがしゃ。固いスポンジをグッと握って力を込めて動かした跡が、如実に分かります。
ものを取り囲む部分を縁取るように、直線的だったり円を描いたり。もちろん、私どもの手の動きとは全く違います。
家庭にある洗剤やセスキでは、ほんとうに初期段階の汚れしか中和することができません。洗剤の能力が低いので、ある一定レベル以上になると、落ちないです(キッパリ)。汚れの落ちなさを補おうと登板しがちな道具といえば、固いブラシ・ゴワゴワのスポンジ・メラミンスポンジかと思います。落ちない汚れは、こそげとりたくなっちゃいます。なので傷がつくのは、当然の流れというか不可抗力というか。すごく分かるです。
しかし!
STOP the ゴシゴシ。
ゴシゴシしたくなって硬い道具を握ってウズウズしたら、この写真を思い出してハッとしてください。
ウォッシュテックのハウスクリーニングは、独自路線。
付着した汚れだけを取り去る。素材の表面を化学変化させない。着実に劣化につなげる凹凸傷を作らない。
このための技術を徹底的に追求し、13年。つるっとなめらか、素材そのままニュートラルな感触、キュキュッとした触り心地。そういった表現がこれほど多用されているHPは、ちょっと他には無いと思います。
汚れだけを的確に取り去ることができないために、傷に傷を重ねて汚れごと削り取る方式のハウスクリーニング業者が、世の大半であるからです。
傷が付くということは、新たな凹凸ができるということ。できた凹凸を足場にして、すぐに汚れはこびりつき、凹凸にこびり付いた汚れは、ツルッとすべり落ちないので、どんどん汚れやすいものになる。
自然になるというか、人為的に、そうしているのです。
見た目だけではありません。汚れは、長く付着すると、着実に樹脂や金属を酸化させ、脆くフガフガと弱っていきます。
浴室など設備の損傷が早い世帯は、たいてい汚れと傷が多く見られます。つまり、汚れと傷を付けていると、お金が掛かる…ローン返済中の設備リフォームは、ものすごくキツい!浴室のリフォームは付帯工事も多く、ちょっと車が買えちゃうくらいの勢いです。
なるたけ傷を避ける。傷をつけない管理をしてゆく。その重要性に早く気付いた人は、それだけで大きな節約ができると思います。
関連ブログ:鏡の「おそうじ」傷