ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

大理石の洗面台 カウンターの光沢がない状況を研磨でリストア

横浜市西区みなとみらい地区のタワーマンションにて、洗面台クリーニング

併せて、大理石天板の光沢ムラと生活中で付いた細かな傷を、研磨で整える作業(←クリーニング料金に加えて別途料金が発生します)をさせていただきました。

dairiseki-senmen-simi0.jpg

写真中央、いくつか丸く液体の痕跡が見られます。

大理石は、カルシウムの固まりの化石です。顕微鏡で見るとフガフガのスポンジのような感じ。穴ぼこに染み込んで、シュワシュワっとすぐに溶けてしまいます。

溶けた部分は、不規則な凹凸に。肉眼では光沢が無くなって見えるというわけです。

洗面台のカウンターでは、下記のような物質が付着することで、大理石の光沢が無くなってしまう例が多いです。

●整髪料や制汗剤、芳香剤。

●ブリーチや毛染め剤。

●石けん。

キッチンの天板では、お酢、レモンなどの果汁、お掃除で使ってみたクエン酸など「酸」による腐食が多い傾向なのですが、洗面台では、アルコールや漂白剤によるダメージが目立つように思います。

このようなお問い合わせを頂く際は、「何がどのくらいの期間、大理石に触れていたか」を、事前にお伺いしています。しかし、たいていの方は「気が付いたらこうなっていた」とお答えになります。

大理石が、こんなにデリケートな素材だとは思わなかった!

なってみて検索してみて初めて知るショック…。ということなのでしょうか。最初のお問い合わせの文章には切実な後悔のお言葉が多くて。何とかお役にたたせて頂きたいという思いで、ご返信を差し上げています。

とはいえ相手は天然石。なんというか個性豊かで現場によって性格が万別です。さすがセレブな石でございます。ネチネチおそるおそる作業を重ね、目と手で常に確認しながら進めねばなりません。何ごとも無かったかのように、新築同様とはお約束出来かねますが、全力で頑張ります。

そしてこちらが、研磨後の大理石カウンター。

dairiseki-senmen-simi1.jpg

光沢が均一に、なめらかになりました。

どのあたりに液体の跡があったっけ?上の写真に戻ってご覧ください。

天井のダウンライトの映り込みにも、ご注目。上の写真では、丸い照明の周りが、シャシャシャッと細かな線でボヤけていたでしょう。しかし、研磨の後では、つるっと鮮明に丸く見えています。つまり、「細かな傷が無い」ってこと。

そして、照明の映り込みの形には、歪みも無い。これは、表面に何も塗っていないということ。マニキュア状の塗料を塗ると、わずかな歪みやプツプツができます。研磨の技術が無い業者は、研磨はそこそこに終えて、コーティング剤を塗り、ツヤが出たように見せるのです。数年後、コーティング剤が劣化してボロボロ、モヤモヤとしてきます。高級感、台無し。

・・・「うん、触り心地もスベスベ…きれいになりました!」と、お客様。

こんな洗面台だから、天板を替えるとしたら数十万にはなるだろうと思ってました。他の石材研磨専門の業者さんにも見積を出しましたが、ウォッシュテックさんの数倍でした。この金額で、この仕上がりであれば、また頼めますね。

とのことでした。仰る通り、みなとみらいエリアの高層マンションは高級仕様ですので、リフォームは大がかりになります。管理規約が厳しいので、工事に至るまでも手配が大変です。

資産運用や投資を目的にタワーマンションを所有されている方も多いかと思います。賃貸に出したり、売却したり、そういう局面が郊外の戸建と比べて非常に多いんじゃないでしょうか。ですので、タワーマンションオーナーさんの場合、石材研磨ができるハウスクリーニング業者とのコネクション、かなり重要じゃないかなと思います。この技術を知らないと、中長期的に大きな差が出るはずです。

知ってる人は、知っている。ウォッシュテックのお客様は、早耳さんばかりです。

2015年6月22日

新着ブログ記事

過去のブログ

Page top icon