東京都目黒区の戸建住宅にて、玄関に貼られた大理石タイルの研磨。
このところ、大理石など天然石のクリーニングおよび研磨の現場、特に多く承っているような気がします。
住宅の大理石において、研磨「だけ」で「大理石そのもの、そのままの」光沢や滑らかさ、清潔感を取り戻せる技術を有しているのは、今のところ日本ではウォッシュテック「だけ」です。
現状、他にも石材研磨を請けている業者はございますが、何らかの化学薬品を大理石に塗布し、化学変化させてヌメッとしたツヤツヤ感を演出するという方法や、まだツルツルに磨ききってない状態で研磨を中止、マニキュアのようなコーティング剤を塗って「光ってますよ」とする方法が主です。
その方法では、もはや「大理石」ではなくなってしまいます。
化学物質で隠蔽された天然石は、呼吸できなくなり、伸び縮みもできず、パッサパサに粉がふいたみたいになって、凸凹になったり、上っつらだけパカッと割れてしまったりするんです。
まさに玉石混合、お悩みの方からすると、とても分かりづらい状況だと思います。
誤ったメンテナンスを採られた大理石は、むごい結果になっています。
※その衝撃画像は、近日中公開予定で考えてます。
比べて安いと思って気軽に頼んだメンテナンスが、後あとになって腰を抜かすくらい高額な工事に直結する。研磨では復旧不可能。どうするどうする、でも私どもには、どうもできない。だって、私の資産ではありませんから。
私、そういう状況、たくさん拝見してきました。
なので、ウォッシュテックでは、化学薬品による加工は一貫してNO!研磨技術だけで、大理石を健やかで美しくキープする方法だけを推進!
変なこと、したくない。そのためなら研究と修練など苦ではない。の、精神です。
さあ!今回も、一枚一枚、タイルを区切ってコツコツねちねち研磨してゆきます〜。
大理石の最もメジャーな種類「ビアンコカラーラ」。歩行による傷で、光沢が全くなくなっています。細かな傷に汚れが黒く入り込んで、全体的に暗い印象。
研磨後の大理石タイル。
朝9時に入って、すっかり午後。雲行きがあやしくなってきたので、玄関天井のダウンライトを点けさせて頂いてます。なので、ちょっと黄色みでスミマセン。
写真左下あたりがご覧になりやすいでしょうか、非常に深く鋭く入ってしまった傷は、薄く残りました。
家庭用電源を使わせて頂くため、どんなに丁寧に正しく研磨機器を行使しても、研磨できる厚みは官製はがき1/3程度です。傷だけに着目してガンガン削り込んだとしても、目地や平滑さがおかしくなってしまうので、それがベストだと考えています。
大理石は、磨けば光る美しい子。すっぴんこそ、品格を感じる石なのです。
化学薬品で、別の物質にしないであげて欲しい。
そして。深い傷を彫らないよう、靴の裏の砂粒や泥は、どうぞ、足ふきマットで落としてから上がってあげてくださいますよう!