玄関 大理石タイルの汚れ・歩行傷を、クリーニング&研磨

東京都目黒区の戸建住宅にて、玄関タイルの大理石のクリーニングと研磨。生活中で付着した汚れと歩行傷の対策をさせて頂きました。

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床タイルを斜めから透かすように接写してみましたので、お分かり頂けるでしょうか。

ほんの細かな髪の毛くらいの傷が、無数に出来ています。多くは、靴の裏からくっついて持ち込まれる砂塵や汚れが原因です。

指で触れるとわずかにネトネトとしていて、少し黒ずんだように汚れも見られます。住宅街とはいえ都心ですから、排気ガスの影響も大きいかと思います。このような汚れも、やはり靴の裏から引きずって来ちゃうんですね。

正面玄関から明るく太陽光が斜めに入るお昼間にドアを開けますと、玄関の大理石の曇り汚れ、とても目立ってしまいます。

余談となりますが、そのせいでしょうか、玄関の大理石タイルのクリーニングと研磨をご依頼頂くのは、圧倒的に「日中、玄関をご覧になる機会が多い」方が多いです。朝早くにご出勤されて、夜遅くにご帰宅される方は、ご家族分の靴が乗っかっている玄関タイルの隙間をダウンライトの照明でご覧になるのみなので、あんまし「大理石の汚れ」を気にされていないのかもしれません。

「この玄関の大理石、どうにかならんもんだろうか…」と熱心に調べられるのは、ご家族みなさん出払ったあと、しげしげと見つめて拭いたりして、それでも解決できず、憂える方のみです。決して多くはないかもだけど、悩みは深い。尽きない。というのが今まで入らせて頂いた何百件かの現場からの印象です。

さて。大理石の研磨作業を終えた玄関タイルは、こちらです。

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くどくど書かなくてもお分かり頂けますでしょうか。写真って本当に便利ですね。大理石の表面に見られた黒ずみ汚れ、ベトベト、無数の小傷の状況の変化、とくとご覧ください。

写真左上に写っているのが、大理石研磨用のダイヤモンドディスクです。数枚、積まれている状況です。実際にお客様に障って頂くことも多いこの機材。「え、これがダイヤ?これとこれの違いは???」と驚かれるのですが、れっきとしたダイヤ。もちろん、全部ちがって全部つかいます。

パッと買ってペロッと始めてササッとできるものではなく、ドカンと買って(高いのです!)念入りに状況判断をして、順番にやり切ってから次の工程に進んでとネチネチやって、そしてようやく「他には無い仕上がり」に至れるという作業。実際にご覧になったお客様から、「こ…こんな値段で、よくやっていけますね…」言われることも、しばしばです。しかし、あんまり高い設定にしてしまうと、初めて体験される方からすれば、どんなもんかコワいですもんね。資材と機材の高騰があるまでは、現状維持で頑張ります。

最後に、大理石の玄関タイルの汚れや細かな傷に有効な対策をご紹介。

大理石の床に上がる前のところに、土足用のマットを設置することです。可能であれば、靴の裏のデコボコに詰まった泥や砂や小さな石を掃き取れるようなブラシ状のマットを第一段階として、次に、靴の裏のベトベト汚れや水分を拭き取れるような細かな繊維状のマットを。この2段構えで迎え撃てば、土足歩行の玄関タイルも室内床と同じレベルに保つことができますよ。

日時:2014年7月30日 PM 01:19
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