川崎市中原区のタワーマンション。バスルームおよびトイレの床。ノンスリップ(滑り止め)タイルの汚れをハウスクリーニング。
ノンスリップタイルとは、陶製で、表面がザラザラぶつぶつした加工になっているタイルです。ツルリと滑らかに光沢があるタイルではなく、細かな紙やすりのような凹凸があり、マットな質感です。
「濡れた足でも滑ることなく安全に歩けるように」と、マンションや戸建て住宅の水回りの床材として採用されることが増えてきています。
ノンスリップタイルは、滑らないかもしれませんが、たいへん汚れやすい。
よく歩く箇所を中心に、黒ずみ汚れが目立ちます。なお、この状況で築3年たらず。日常的なお掃除方法は、掃除機を掛けることと、雑巾による拭き掃除とのことです。
タイルの汚れを真上から接写してみます。
カビ、排気ガス、脂汚れ…さまざまな汚れが入り混じって黒い汚れを形成。タイルのザラザラの凸凹に引っ掛かっているかのよう。なんだか質感も、均一なマットではなく、ぬらりぬらり、少し脂っこく奇妙にテカっています。
雑巾で拭いても、雑巾の布の繊維がすりおろされるだけで、ちっともきれいになりません。表面ザラザラのノンスリップタイルは、モップや布では、お掃除甲斐が無いものです。
写真、真ん中右あたりに歯ブラシで頑張って擦った跡があります。「ものすごく長い時間根気強く擦って、少しきれいになったのですが、それでも薄くなっただけで…。擦った後、ふと視野を広げて見てみると、汚れた床の面積は果てしなく大きく感じて、いやになってしまいました。」と、お客様。
ハウスクリーニング後の様子。ノンスリップタイルの黒ずみ汚れが、剥がし取られました。
白く清潔感があり、水で濡れていても滑らないタイル。しかし汚れていては、そのデザイン意図は全く活かされてきません。
バスルームやトイレの床は、毎日お目にかかるところ。毎日踏んで歩いていても、日常生活で埋もれてしまって、あんがい汚れていることにも気付きにくい場所です。さてご自宅はいかがでしょう、足元の床、汚れありませんか。
「生活しているんだもの、こんなものさ」と諦めず、いっぺんスカッときれいにされてみてください。気持ち良いですよ。こんな小さな面積の床をきれいにするだけで、気分も爽やかに上がるものです。それも、毎日ぜったいお目にかかる床だから、です。