川崎市中原区のマンション、ユニットバスのハウスクリーニング。
2000年以降に分譲されたマンションの多くは、オプションなしのデフォルトで「浴室換気乾燥機」が設置されています。
首都圏の排気ガスなどの汚染物質を避けるため、またタワーマンションなどの高層階ではベランダに外干しできないため、など都市部ならではの事情がありますから、浴室乾燥できる物件は売りやすいのだと思います。
こちらのマンションは、築2年。
ユニットバスの壁面は、お風呂用洗剤とスポンジのお掃除ではビクともしない固さの、白っぽく粉っぽいような汚れが、だらだらツブツブと覆っています。
これは、水道水の中に溶け込んでいるミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなどの金属)が、こびり付いて出来た汚れです。私どもはこれを水垢と呼んでいます。
浴室乾燥機を使うタイミングは、たいてい夜間。家族全員がお風呂やシャワーを使い終わった後。
お風呂場の壁がビチョビチョに濡れた状態のまま、洗濯ものを慌ただしく干し、乾燥機のスイッチON!翌朝に乾いた洗濯物を取り入れて出勤GO!、というパターンが多いと伺います。
しかし、その方式だと、とても強烈に汚れてしまうように思います。
これはテレビや雑誌のお掃除マニュアルはもとより、マンションデベロッパーや設備業者も、ハウスクリーニング業者ですらあまり言わないことですが…たくさんの水垢に対峙し続けてきて、壁を透かしてみてはネチネチ洗うを繰り返してきた経験から申し上げると、これホント。
浴室乾燥機のスイッチをポンと押すと、ドライヤー並みの熱風が急激に吹き出します。熱風が、まだ床に流れ落ちずに留まっている水滴に直撃。水分だけが干上がり、溶け込んでいる成分は、その場に残ってくっつく。
くっついているだけなら、落とすのはまだ比較的たやすいのですが、乾燥機を使った場合は「焼け付く」という感じです。とても難しい硬さに仕上がってしまいます。
さらに問題は、浴室換気乾燥機が導入されるようになったころから、ユニットバスの壁面パネルはどんどん柔らかに傷付きやすい材質になってきていることです。
水垢をキレイに取り去りたい!と力任せにゴシゴシこすると、壁面パネルごと削れて凹凸に傷つき、さらに水垢が固着して取りづらくなる、という悪循環が生まれやすいのです。
こちらのお客様は、築2年、他のハウスクリーニング業者を入れずウォッシュテックが初めて、とのことでしたので、悪循環を繰り返して復旧困難な状態になっておりませんでした。
浴室ハウスクリーニング後のユニットバスの壁面。
まだらに曇って、全体を覆っていた水垢が、ツルッと見えなくなっています。浴室の照明、ドアの枠や取っ手が鮮明に映り込むようになりました。パネルに印刷された白とグレーのマーブル模様も見えるようになりました。
白っぽくパサついていた壁面が、ツルッキュッとパネル本来の質感に変わって、照明が映り込むようになり、明るい印象に。また、まわりの物が壁面に映り込むことで広く感じます。
繰り返しになりますが、他のハウスクリーニング業者に頼まれたことがなく、日常のお掃除でもゴシゴシこすらず、長期間放置されていなかったから、このような「何事もなかったかのような」結果を得られたのだと思います。
これから間もなく、梅雨。浴室換気乾燥機の出番が増える時期です。
乾燥機を使われるときは、浴室の壁面をはじめとした全体をまずスクイジーやバスタオルなどで拭いて水気を切ってから。
その場で焼け付いて頑固な水垢になることを防げます。また、浴室内の水分が切れた状態から熱風を出すので、浴室内に付着した水滴をまず乾かして〜いっしょに衣類を乾かして〜というロスがなくなります。洗濯物が早く乾くようになるし、省エネですよ。
それも面倒な場合は、朝まで換気してから、朝に干すようにされると宜しいです。「換気」は、ファンを回すだけで熱を使いません。朝まで使っても電気代は「浴室乾燥」と比べ、とても安価で省エネです。
お試しあれ!もう水垢付いちゃってる場合は、お早目にお声掛けください。