横浜市港北区の分譲マンションにて、カーペットクリーニング。
築7年、新築時、お部屋全域に敷き詰められたカーペットの上に、ベッドを設置。お掃除は、毎日、家庭用掃除機を掛けていらっしゃいます。
お部屋のベッドを動かしてみると...、
ベッドの跡が、カーペットにクッキリ!
ベッドの重みによる凹みというよりも。日常的に歩行している床と、ベッドの下にあった床の段差が、とても目立ちます。
カーペットは、毎日毎日降り積もる、排気ガス・カビ・ハウスダスト・足の裏の脂・調理時にミスト状に加熱された油分、などなどで徐々に汚れてゆきますから、生活している中では気が付きにくいもの。目が慣れてゆくのです。
そのぶん、何かの拍子に汚れていない箇所を見ると、触れる箇所の汚れの厳しさに、ハッとするものです。
しかし、今までも毎日掃除機を掛けていたのだから、今から丹念に掃除機を掛けてみても、それほど変わることはありません。
ふりふりカーペット?重曹?おそらく、汚れはそれほど変わらないはず。むしろ、べた付いたり粉っぽいものが残ってしまうはず。足の裏にくっ付いてくるので気持ちが悪いし、カーペットの繊維にも、けっして良いものではありません。
こちらのお客様も、一応色々お掃除を頑張られたそうですが、ほぼ変化なしで疲れ果て、ウォッシュテックにご依頼をくださいました。
「汚さに、疲れました。もうこのカーペットには寝ころべません。できれば触りたくないくらいです」と、お客様。お困りのご様子です。
カーペットについては、「調べて買って這いつくばって」という頑張りに対する成果が、お掃除の中でも特に伴わないものだと思います。装備と場数が物を言うという性質が強いからです。自らの時間や労力を費やすことに意味があれば良いのですが、カーペットには、無い。ならば、早々に外注先を見つけることが一番の得策であると思います。
カーペットクリーニングを受け付けるハウスクリーニング業者は、とても少ない。さらにその中でも、洗浄方法や仕上がりの様子を明らかにしている業者は、ほとんどありません。ですから、カーペットを敷いたら、あるいはカーペットの物件を購入したら、その時点で探されておくと安心かと思います。寝転びたくないくらいに悩ましい時期が、最小限で済みますから。
なお、写真、左上に移っている機械は、カーペットクリーニング専用のクリーナーです。強力な吸引力と、柔らかな回転ブラシによって、カーペットの根深いところに入り込んだチリや埃を掻き出し、フィルタバッグに回収する仕組みです。
カーペットクリーニングの最初の動作は、まず、このクリーナーで粉コナした汚れを回収するところから始まります。タバコの吸い殻を床に落として、いきなり水洗いや水拭きをしたら、溶けて染みて、むしろ取りにくい。まず、掃除機を掛けますよね。それと同じことです。なので、まず現場に配置。そして誤って一緒に写真に撮ってしまいがち(笑)。すみません。
カーペットクリーニング終了。
築年数が経っていることから、やはり繊維に摩耗や折れは見受けられますが、汚れのクッキリ段差は、見えなくなりました。
写真右下あたり、カーペットがズームで写っている箇所にもご注目。カーペットクリーニング前は、繊維の間に色々と汚れが挟まって繊維をくるんでいたので、目が詰まって見えますね。洗浄後は、一本一本の隙間がクリアになり、カーペットの「毛」がフサフサっと立ち上がったことで、陰影が鮮明に写っています。
「これで、安心して寝れます」と、お客様。良かったです!
スギ花粉、ヒノキ花粉、黄砂も、ようやくもうすぐひと段落。汚れが溜まったカーペット、しっかり洗って、清潔な床で、梅雨から夏をお迎えになられてくださいね。