ハウスクリーニング現場の画像整理中。
「ドラッグ&ドロップで壁紙にできる便利機能」を、トイレおよびウォシュレットの尿石ズーム画像を一面ビッシリで、知る。
飲んでたお茶を、こぼしてしまった。
しかし、「あの写真と同じ汚れの状況なのです」と、お掃除に悩まれているお客様からご相談いただくには、画像は必須なのです…。
ハウスクリーニング現場の画像整理中。
「ドラッグ&ドロップで壁紙にできる便利機能」を、トイレおよびウォシュレットの尿石ズーム画像を一面ビッシリで、知る。
飲んでたお茶を、こぼしてしまった。
しかし、「あの写真と同じ汚れの状況なのです」と、お掃除に悩まれているお客様からご相談いただくには、画像は必須なのです…。
スギ花粉、シーズンまっただなか。鼻水が絶えず流れてビンビンに敏感になった粘膜に、黄砂だのPM2.5だの、よからぬものどもがオラオラと突き刺さり、暴れまくる日々です。
毎年のことながら、4月目前となると、辛さに飽きてくるのですよねー。もう、ここまでくりゃ、早く終われー、のような投げやりな気持ちに(笑)。
アレルギー祭りの終焉を、可能な限りスムーズに迎えたい。そんな同志の方々に、本日は、お知らせ。
今、ハウスクリーニングをご予約されるなら、下記の箇所がお勧めです。
●窓
降り注ぐ黄砂と花粉に、パッサパサ。雨でも降れば、ドロドロと黄土色のダレ跡だらけ。いくら美しく清掃しても、数時間でたちまちにして、汚れてしまいます。
シーズン中に頼むのは、もったいない。なので、花粉や黄砂の時期が終わり次第に一掃されるとよろしいです。
花粉の時期が終わったら、さぁ!スカーッとクリアなガラス窓を開け放して、スカーッと孔が通った網戸から、新鮮な外気を取り入れましょう。
網戸やレールに残った汚れをそのままに窓を開けちゃったら、アレルギーが室内にカムバック。やなこってす。
カーテンやラグ、カバー類は外して洗濯すれば良し。しかし、カーペットはそうはいきません。
繊維の奥までからまった汚れを取り去るには、相応の装備が必要です。ご家庭ではできないことです。そして、洗浄後、ダニやカビの繁殖を抑えるならば、いち早く水分を回収し、乾燥せねばなりません。これは、日本で主流となっているカーペットクリーニングの方法では、できないことです。
花粉・黄砂の時期が終わっても、ゴロンと横になった拍子に吸い込んじゃって、ムズ!と来ることがよくあります。
残したくないものは、早々に洗い流しておくことが、長く快適を保つキモです。カーペットクリーニングで、しっかりと春と決別されることが肝要です。
花粉・黄砂の時期は、フローリングの床がジャリジャリしがちです。すぐに粒子が床に積もってしまうし、舞い上がるし、なかなかニュートラルな状況に保つことは難しい。
ワックスの表面も傷付きやすく、曇りやすいです。汚れを水拭きしようにも、すっきりしない。
汚れたワックスをしっかりと洗い、新たに清潔で美しい保護膜を作りなおされるには、今からが良い時期です。
カラリと晴れて、気温が安定している時期、フローリングをクリーニングされてワックスを塗布されると、樹脂ワックスの硬化状況も良好に。樹脂ワックスの製品がもつ機能を、存分に引き出せます。
これから迎える素足の時期に、ビシッと切り替えです!
今は、まだ、汚れを溜めて溜めてー、の我慢どき。
この不快な時期が終わったら、私の青春、弾けるわー!外はうららかな春の日差しだけど、私にとっては嵐と同じなのよーちくしょー!と、今は引きこもる我が同胞たちよ!(笑)。
ハウスクリーニングで、スカッとリセット。エンジョイ初夏!
夜明けは、近いぜよー ファイトー
横浜市港北区の戸建住宅にて、カーペットクリーニング。
春は、旅立ちのシーズン。生活が新たにチェンジ!なので、お部屋の模様替えシーズンでもあります。
今回のお客様も。お子様が大学に進学されて独立されることから、お部屋の模様替え...と思ったら、汚れがクッキリ!それを機会に、カーペットクリーニングをご依頼いただきました。
奥にベッド、その手前にデスク、右手に収納。家具が無かったところは、よく歩くので茶色っぽく汚れています。特に、ドア近辺1平米くらい、汚れが厳しい状況です。その他、窓から外気が吹き込んでできた黒い排ガス汚れ。部屋の隅は掃除機がしっかりと当たらないので、灰色で埃っぽい。
ここにテレビがあって、その前にあぐらかいてゲームして、疲れたら、こっちに移動して、寝る...
というように、お子様の10年以上過ごしてきた動線、見えます、見えます。
カーペットクリーニング後。
ウォッシュテックのカーペットクリーニングは、9時に作業を開始とさせて頂きます。
なるべく早めに洗浄に着手できれば、日の高い時間帯に洗い上げることができ、乾燥より効率よくできて、時間を短縮できるのです。そうすれば、ご家族みなさまがご帰宅されるお夕飯どきには、素足でカーペットの触り心地を感じて頂けるくらいまで乾燥させることができます。
ご生活中のご負担にもなりにくいので、そのようにさせて頂いています。
そういうことで、カーペットクリーニングの作業前は、必ず朝に撮り、作業後は、必ず午後に撮ることに。結果、お部屋の日差しが、ぜんぜん違うことに。ごめんなさい!
しかしながら、ほんわか柔らかそうで、灰色や茶色い汚れが取れた感じのベージュ色になっていることをお分かりいただきたく、アップしてみました。
「この部屋は、私の部屋にするつもりなんです。これでやれやれ、息子が出てってくれて、せいせいします。あ、男の子くさいのも、なくなったかも」と、お母様。
クール!でも、ちょっぴり寂しそう。しかし、男の子のお部屋は、確かにナンか臭いっす(笑)。清潔なカーペットのお部屋で、素敵な春をお迎えください。エンジョイお母様!
横浜市の本日の気温、20℃を超えました。こないだ春一番で梅が散って桃が咲いたと思ったら、矢継ぎ早に桜も開花して、一気に、春、到来。
カラカラに乾いて、冷え冷えだった冬、おしまい。
キッチンの水切りトレイを洗うのが面倒だとほっておいたら、ヌルヌルに。
洗濯機のお湯取りホースの吸水口が、ぬるま湯に浸けたままになっていて、翌朝にはピンクのカビが。
今年もまた、微生物との領地争いの日々、始まったかぁ…と、体感。
そんななか、川崎市中原区のマンションにて、浴室クリーニング。
ユニットバスのカウンター、鏡、水栓。
鏡から壁面に垂れた白い筋状の汚れ。鏡は、白く曇って何も見えません。混合水栓は、白くブツブツとした汚れがこびりついています。触ると、少しザラザラ。そして、何となく、ねばっこいです。
カウンターは、それら鏡・壁面・蛇口の汚れと水を全て受けるので、これまた固くて強い汚れとなっています。
色は、ベージュっぽい灰色がかって見えます。ベトベトと粘土のような指ざわりの汚れが、カウンターの表面をくるんでいます。表面に汚れが乗っかっているので、元々の質感は失われています。もともとの模様と溶け込んでしまって写真では見えづらいですが、ところどころ、黒い斑点状のカビも。
浴室クリーニング後。
ツルッと、ツヤッと、キラッと清潔なカウンター。ムチムチとした指ざわりに戻りました。
水栓はステンレス本来の艶やかさ。壁面パネルも鏡も、同様。ニュートラルな洗い上がりです。
ネバッとした汚れは、水道水に含まれるカルシウムなどのミネラルと、石鹸や汚れがくっついてできたものです。カビにとっての養分がたっぷり含まれているので、こいつが覆ったお風呂場は、湿度と気温が上昇する梅雨時から残暑にかけて、
ボハー!!
っと、カビが爆発的に大繁殖する傾向が見られます。今はまだそれほど汚れが気にならないお風呂場であっても、その起点となる汚れは、早々に潰しておくに越したことはありません。
私は、ハウスクリーニング業のおかみさんになるまで、つまり、ごく一般的な、お掃除が苦手なお嬢さんであった時代、お風呂掃除の装備と言えば、カビキラーとバスマジックリンのみでした。
生えてしまったカビは、カビ取り剤で殺せます。でも、そのエサとなる汚れは、カビ取り剤では決して落ちません。厚く積もった汚れは、市販のお風呂用洗剤を振りかけても、溶けて流れることはありません。でも、どうすることもできないのです。
だから、お風呂掃除って、テトリスの負けが込んできて、あと5列しかないってところでチマチマ列を消しているようなイメージでした。
いつもいつも追われている。ちょっと気を抜くと、もう、取り返しがつかない。そして、気になる落ちない汚れは、依然、変わらず、ずっとある。そんな感じです。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、装備が豊かです。汚れに応じて的確に機器や洗剤を使うので、テトリスの(←そのたとえ、しつこい?)棒が、ぼんぼこ降ってくるみたいに、悩みがクリアされてゆきます。
いよいよ、春。各ハウスクリーニング業者、浴室クリーニングの真価が問われるシーズンです。ウォッシュテックは、浴室の清掃、得意です。
お風呂の頑固な汚れ、カビがボハーとなる前にクリアして、清潔に。気持ち良くって、楽チンな夏をお迎えください。
本日、現場、半休。
ウォッシュテックは、ハウスクリーニングの現場において、「磨く」作業がとても多い業者です。
大理石、御影石、人工大理石、陶製タイル、ステンレス、樹脂パネル、FRP、鏡、ガラス…エトセトラ、エトセトラ。それぞれに最適な道具を、それぞれに使い分けて、磨きます。
ツルッと清潔な、何も乗っかっていないニュートラルな素材そのものの美しさを、可能な限り引き出したい!
そんな思いで、現場に持ち込む「磨く」のお道具箱の中身は、こんな感じです。
並べるだけでも疲れるくらいに多いがな。と、突っ込んでみる。
「これでも、かなーり吟味して、減らしたんだよ。俺的には少数精鋭よ…?」と、社長。
他のハウスクリーニング業者が使わないパッドやブラシも多数です。
「このタイルを磨く時に、市販品でピンとくるのが無い。どこを探しても、無い。」そんなことで、ブラシ工場に足を運んで、毛の材質から量、長さまで細かく打合せてオーダーメイドしてもらったり、金物工場を調べて、穴あけをお願いしたり。
手でブラシを持って磨くとして。心を込めて丸1日かけてゴシゴシしたって、お客様が悩まれている汚れを取り去ることはできません。
その材質に合った道具を、的確に慎重に使えば、数時間で願いが適う。さらに道具を追及してゆけば、数時間が数十分に短縮できる。仕上がりも確実に素晴らしくなる。
その方法を知らなければ、知ろうとしなければ、どうなるか。落とすことができない汚れは、素材ごと削り落とす。もしくは、「この汚れは落ちないものです」と、そのまま帰る。「みんな、そうしているよ」「こんなもんで、良いでしょ」と、割り切るならば簡単ですが、それでいいのか。いや、良くない。
ハウスクリーニング業者に求められていることは、「私にできないことをしてください」「とっとと早く帰ってください」です。この両立が、創業以来、ウォッシュテックの課題となっています。
それゆえ、道具への向上心は欠かせません。「そんなコストを掛けたら、採算が合わない」「めんどうくさい」「わからないから」「やりたくないから」などと言っていては、ぜったいに、最上の技術をお客様のお手元に届けることはできません。
頼んで良かった。価値があったな。もっと早くに頼めばよかったな。そんなふうに言って頂けることも、無いだろう。全力出し切って本当に良かったな。させて頂けて、ありがたいな。と、骨身にしみる嬉しさも、ないだろう。
あんなこともあったなぁ、こんなこともあったなぁ。そのとき、いつもお前が傍にいたよ…。なーんて、センチメンタルな風情で、社長、ハンドポリッシャーを、ネジネジ…パカッ!
「さいきん、ちょっと出力が弱ってきていたんだよね。あと、音が若干うるさめになってきててさ。」
くっついている埃や飛び散り汚れを、キレイにお掃除。
もののふが、刀にポンポンと油を塗ってお手入れするように、調理人が仕事の後にシャーコシャーコと包丁を研ぐように。慎重に真剣にメンテナンス。
そんな手間を掛けることなく、安くて力が小さな道具を買って、使い捨てる人がほとんどです。
とうぜん相応の仕上がりにしかならないけれど、それを選ばれるのはお客様であって、私達ではない。いろいろある中から私達を信頼して選んでくださった方に、分かって頂くだけだ。ゆえに、今日も、切磋琢磨、がんばるしかないのだ。
道具を丁寧にメンテナンスしていると、頭の中に、いろんな悩みやふがいなさが浮上してきますが、しだいに心の静かなところに降りてきて、深く深く、落ち着く気がします。
そうして、機械は、耳に付く高音が少しやわらいで、また、ぐんぐんとパワフルに回転し始めるのでした。
また、明日の現場、がんばっていきましょうね。
横浜市中区、山手の戸建住宅。ガラス扉の浴室をクリーニング。
ガラス製のドアを、照明を透かすように見上げると、ボンヤリ白く濁っています。つぶつぶとウロコのように汚れがこびりついていて、モヤモヤとして見えます。
ガラスが浴室に使われる、いちばんの理由は、開放感。一枚ものの大きなサイズのガラスをしつらえると、洗面室やトイレの空間を一体に思わせ、広々と感じさせてくれるんですね。
しかし、透明なガラスが白く汚れて、生活感たっぷりの風情で、「あ、俺、ガラス。俺さ、ここに、いるよ。見えるよね、ホラホラ」ってな感じで主張してくるようになってくると…。
「我が家への恋が醒めそうで」とは、今日のお客様の弁。なるほど…。
こちらは、浴室クリーニング後のガラス扉。
すべっと、なめらかで透明感のあるガラスに戻りました。
写真の上の方、四角く灰色に写っているのは、浴室換気乾燥機。下の方に丸く灰色に写っているのは、撮影者の頭と、腕。クリーニング前には、全く見えていなかった映り込みが、清掃によりクリアに投影されるようになりました。
浴室内は、洗面室の照明がそのまま陰らず差し込むようになり、明るくなりました。もちろん、浴室内の照明も、ガラス扉に、まあるく、そのままの形で写って照らしていますから、それも明るさの理由です。「汚れが無くなって、印象として明るくなった」というよりも、照明の効率が上がって、実質的に明るくなるのが、ガラス扉のバスルームの特長と言えます。
築3年。リフォームには、まだまだ早く、お掃除では追いつかなる頃合いです。家への愛を再燃させるためのハウスクリーニングに、とても良いタイミングかと思います。
「我が家への恋」は、いったん醒めてしまうと、扱いがラフになり、修復不可能なダメージリスクが上がって、リフォーム周期が早まるという傾向が見られます。リフォームって、住宅ローンを支払いながらだと、とても大きな重荷になります。また、工事業者選定・打合せ・工事・支払い、いづれも日常生活をしながらこなすのは、とても大変です。
ハイクオリティなハウスクリーニングで、どうか、恋、末永く。
「大理石が曇って、光っていないなんて、許せない。そんな状態で生活するなんて、ありえない。」
「大理石が汚れて、曇って、傷だらけにガサついていると、落ち着かないし気持ち悪い。何より、恥ずかしい。」
これは、都内の立派なマンションにお住まいの、シンガポールから赴任されたお客様のお言葉です。
そういえば、アメリカのお客様も、カナダのお客様も、スエーデンのお客様も、そのように仰っていたなぁ、と思い起こします。
海外のどちらのお客様も、共通して、おうちの手入れを熱心にされていました。戸棚の立てつけもご自分で直されるし、オイルステインの家具を定期的にメンテナンスもされるし、ペンキが剥がれていたら、ちゃんとケレンして(表面をヤスリで均一に削って下地を整えることです)サビ止め塗ってペンキ塗って、と、正しい手順で塗装をされて。
しかし、これまた共通に、「大理石は、プロに頼むところだから」と、仰るのですね。「大理石の研磨は、自分では決してできないところだから。でも、絶対にしたいところだから。」と。
日本には、大理石を磨いて清潔な光沢を戻せるハウスクリーニング業者は、ほとんどおりません。
そのためでしょうか、けっこうな割合で、海外から日本に来られた方から、お問い合わせを頂きます。そして、痛感する、日本と世界の考え方の違い。
専用の研磨機器を揃えていなければ、機器を扱い石の状況を診断するための経験や知識がなければ、自分で1年かけて一所懸命こすって拭いたって、大理石の光沢は決して上がりません。
海外の方は、そのこと、お分かりです。「自分ではできないことをプロに頼んでやってもらうのだ」と認識されているので、料金で驚かれることなど、ついぞ、なし。
しかし、日本の方からのお問い合わせに料金をご案内差し上げると、たまに、「大理石の研磨って、思ったより、高額なのですね。やっぱり、やめておきます。」と、ご返答を頂きます。
そういえば、海外生活が長い日本人のお客様で、「石が汚くて平気なのは、日本のお金持ちだけです。石を入れて手入れしないことは、すなわち没落を意味します。」と、はっきり仰った方もおられました。
なんだか、世界の中で日本人だけが、「大理石なんか、曇っていても汚れていても、恥ずかしくない。気にもならない」と考えているのだろうか。とすら思えてくるのでありました。
文化的な、美意識に富んだ、ものを大切にする、誇り高い、そんな日本人が?ショッキングです。
「そんなこといったって、大理石って、汚れるのフツウでしょ。仕方ないこと。そんなの、どこに頼めばいいのさ。」
まだまだ日本では、そのように思われているのだと思います。しかし、現実的に。ご自宅の玄関の大理石タイルをご覧ください。どうでしょう。滑らかですか。清潔ですか。光ってますか。
ここに、大理石を研磨できるハウスクリーニング業者が、おりますよ。
大理石って、曇っていて、汚れているもんだ。みんなそうだ。だから気にしない。お金を使うなんて、とんでもない。そんな時代は、終わりつつある。そのように、私は信じます。
だって、ワールドワイドに「家が汚れていても平気。それを気にも留めないプアーな日本人」なんて言われてちゃあ、かなしいじゃないの。
あ、そうそう。海外のお客様からも、仕上がり、好評です。
空室全体ハウスクリーニングの現場を、たくさん見ていると、特殊技能が発動!
...ス...スピリチュアル!?
...な...なんか、視えるの!?
ハウスクリーニングやリフォームをされていない状態の空室は、どこか物悲しく、捨てられた寂しさや、諦められた風情が漂うものです。どこかしら、なんだか、荒んでいるのです。
そのショボンとしたお部屋を、「新婚さんの、ルンルンのお部屋」とか、「夢いっぱいに上京してきてウッキウキのお部屋」に適うようチェンジさせて頂くのが、このお仕事。
しかし、数年後には、同じような状況に戻ってしまうことも多々あります。賃貸、分譲、マンション、戸建て、関わりなく。
そういった事例を観測し続けていると、汚れ方や、傷み方、維持管理できなさについて、「ここは、いづれ、こうなる」というような予測が、外観や設備の内容、室内の写真などの資料から、つくようになってくるんですね。
ちなみに、相談をもちかけてくれたMちゃんは、冷え症でアレルギー。外壁と窓際の汚れを撮った写真から、「この部屋は寒いし、カビに悩むことになるから、ミスマッチ」と、アドバイス。
スピリチュアルでもなんでもない(笑)。
しかし、その物件が有する「あらがいようのない運命」というものは、確かに、ある。
横浜市都筑区の戸建住宅にて、ユニットバスの浴室クリーニング。
ハウスクリーニング前。
浴室鏡の、下の部分。約15センチ分くらい、真っ白に濁って、何も見えない状況です。バスミラーの全体、一面に薄くツブツブと鱗のように白い斑点が付着しており、クリアに見ることはできません。
鏡のフチも同様に、白くザラザラとした汚れがこびり付いており、元々の銀色が白く曇っています。
透明なアクリル樹脂で作られたカウンターを外して撮影しましたが、カウンターに隠れていた金属の台座部分も、鏡や鏡の縁と同様に、白く濁っています。それに加え、焦げ茶色のカビも、ビッチリ。ヌルヌルとして不衛生な状況です。
そして、浴室クリーニング後の鏡。
透明感と清潔感、いかがでしょうか。
撮影し忘れてしまったのですが、アクリルのカウンター板も、実は、真っ白に曇っていたのです。裏側は、点々とカビが浮いて、ヌルヌルでした。清掃後は、こちらもツルリンと美しく戻りました。
***
最近、これに似たアングルでお風呂の作業写真を撮影するハウスクリーニング業者が増殖中。携帯カメラの性能が良くなったからでしょうか。
どこもかしこも「うちは、こんなに落としますよ」とアピールしているけど、似た写真がいっぱい。そんな中で、どの業者を選べば良いか。施工写真を見る時のチェックポイントをお教えしておきます。
・湯気が写っているかどうか。
湯気がモワンモワンの状況が見て取れるのは、換気も清拭もせず、浴室内の水分を十分に切っていない状態で撮影されているということです。
ということは、鏡やカウンター、壁面には薄く水が乗った状態にあります。乾いた状態になると白く浮く出てくる濁りや曇りといった汚れ(水垢)は、濡れていると写真には、ほとんど写りません。
どの清掃業者も作業完了の写真をホームページに掲載するわけですから、このような業者の場合、もちろん、うっすら湿った状態でお客様に作業後の確認を求めるということです。清掃業者が撤収して数時間後ようやく、「あれっ?!ぜんぜんキレイになってないじゃん」と後悔する可能性があります。
ちょっと水気を残して撮影して、汚れが取れました〜と見せる手法は、テレビのお掃除特集などで、よく見られます。でも、ハウスクリーニングの現場は、TVショーではありませんもんね。
なお、鏡よりも硬く粗い研磨材で、鏡の表面ごと削り落とし、目に見えるか見えないかくらいの小傷を付けて鏡のウロコ取りを行うハウスクリーニング業者も、水分で覆うことにより、つけた凹凸や傷を隠して撮影していることがあります。そういったことからも、要チェック。
・作業者の足元の服装。
サンダルやゴム長靴を履いている、ズボンをまくりあげている、という場合も、上記同様、浴室内が濡れ濡れ状態で撮影している可能性があります。
乾いた清潔な靴下、もしくは水滴の付着していないサンダルが、正解です。
・鏡のフチの汚れ落ち具合。
鏡を支える金具まわり、残っている業者と残っていない業者、腕の明暗が分かれるところです。
実はその他にも業者の美意識や問題解決力を見極めるポイントがいくつもあるのですが、一般の方ならば、まずは、上記3点をチェックするのが分かりやすいかと思います。
今は、高解像度の写真をたくさん掲載できる良い時代です。お客様にとっても、写真をしっかり見て判断できる、良い時代です。
キャッチーな宣伝文句に惑わされず、しっかりご覧になってください。写真は、玉石混合のハウスクリーニング業者選びにおいて、一番の判断材料です。
「あ〜ぁ、ハウスクリーニングのプロって、こんなもんか。損したなぁ。ハウスクリーニングなんて、無駄だよ」と思われる方が、一人でも少なくなりますように。