横浜市都筑区の戸建にて、カーペットクリーニング。中古物件ご購入後、ご入居前の全体清掃のオプションとして承りました。
お住まい全体に敷き詰められているカーペットにおいて最も汚れる箇所は、廊下です。
ここを通らねば、どこにも行けない。家族が歩く、お客様も歩く、ペットも歩く、赤ちゃんも這う、何かを持ち歩いてこぼす、玄関から居室の窓や換気扇まで排気ガスを含んだ外気も通る。そういうことから、カーペットもお疲れ気味な傾向。
こちらの戸建住宅の廊下も、そのようです。
和室から出たあたり、玄関とリビングを区切るドアあたり、特に黒ずみが目立ちます。
築18年、前居住者は一切クリーニング経験がありません。お掃除は掃除機掛けのみで対応。そのため、回収しきれない汚れが堆積。部屋の隅っこ、幅木のふもとあたりも灰色になっています。
カーペットをクリーニングしました。化繊のカーペットで、空室ゆえ乾燥時間を多く確保できることから、今回は湿式で。
写真下(手前)、影と毛並の崩れにより、黒く撮れてしまいました。すみません。
歩行量が多い廊下の黒ずみは一掃。どんよりと曇っていた印象が、爽やかになりました。踏みしめるとフカフカ感が増し、「お!丸洗いしたね」と分かります。ベットリ重い感触も、サラリと清潔な印象。
お引渡し時について来られた3歳のお嬢ちゃまも、ちょこんと正座して、お手々でサラサラとカーペットを撫で撫で。「ふわふわ〜」と、大にこにこ。おじちゃんおばちゃん、とても嬉しい!
写真中央あたり、薄く茶色いシミが目立ちます。数年以上経過した深いシミであるため、繊維を染色、まっさらに戻すことは不可能であったため、僅かに残りました。カーペット全体を覆っていた真っ黒なカビやハウスダストがいきなり除去されたため、今までは全く目立たなかった汚れが「ある」と目視できるようになったのです。
定期的に適切なカーペットクリーニングをされておれば、この茶色もズバッといけたはず。残念です。築年数から見ても、繊維疲労(擦り切れや折れ曲がり)目立ちますので、ご入居後、よきタイミングでリフォームされるようお客様にお話し、お引渡し。
「え、汚れ?私には薄くて見えませんよ。プロだから気になるんじゃないですか。このまま、いけるとこまでいっちゃいますよ」と、お客様。
「クリーニングでこんなにきれいになるのなら、今回、リフォームを考えなくて正解。資金が無かったから助かりました。浮いたお金で、また来年もお願いします」とのこと。
限られたご予算の中にも清潔さを求められる堅実なお客様なのでした。