前回ご紹介した、「コルクタイルの床、黒ずみとベタベタの汚れ」の続き。
経年劣化が進み、汚れや水分が染み込んでしまったコルクの床を、清潔で美しい状態に近づけ、かつ、日常管理を容易にする、というのが今回のミッションです。
コルクの表面に付着した古い膜と汚れを、迅速&丁寧に、コルクを傷めつけないマイルドな中性の洗浄剤で撫でさするように洗います。そして、もぅ、しつっこいくらい何度も清拭。汚れと水分を濯ぎ、洗浄剤や汚れを残留させないように注意します。
その後、樹脂ワックスを塗布。
んー、すっきり!コルクの色に戻りました。均一に塗布された樹脂ワックスで、コルク表面をしっかりと保護しています。
しっかりとお手入れしてみると、コルクの床って、柔らかくて、優しいイメージで、いいなぁ、と思いますね。
コルクは、汚れを吸着させやすく、水分を吸収しやすい材質です。それだけに、何で洗えばいいのか、何で拭けばいいのか...とても謎めいています。毎日、踏んだり触れたりするところなのに、掃除方法が分からないとは、やっかいですね。
「ちょっと、試しに...ぎゃっ!えらいこっちゃ!」ということになりやすい。アルカリ性の洗剤(たとえ、床用、住まい用、と書かれていてもです!)、重曹、クレンザー...私は、いろんな「えらいこっちゃ」な例を見てきました。
「お掃除の方法は分らないけれど、とりあえずツヤを出したい。ワックスを定期的に「塗る」ってのが、お手入れ方法なんだよね。」と、汚れをきちんと取り去らずに、汚れを塗りこんでしまいやすい。汚れとワックスのミルフィーユ...。黒ずみ、ベトベトの原因です。
最後に、作業の翌日にお客様から頂いたメールをご紹介いたします。
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部屋が明るくなって、お掃除がとっても簡単になりました。
椅子がスルスル動くし、拭いても雑巾が黒くならない!
なぜもっと早く依頼しなかったのか反省しきりです。
とても丁寧なお仕事で、お人柄がしのばれます。
お値段も良心的で、またお願いするなら御社にと決めました。
その時は宜しくお願いいたします。
あまりひどく汚さないうちに (苦笑)
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よかったです!喜んで頂けて、嬉しい、嬉しい。