大理石の玄関たたき 汚れを洗浄し、染みを漂白

大理石の玄関たたき 細かな傷と汚れでガサガサ…ツヤが無い」からの続き。

マンション新築入居時から数年。生活をされるうちに失われた大理石の光沢。細かな凹凸ができて、汚れが入り込み、どんよりと黒ずんでいる状況をクリーニングしてゆく作業をレポートしてみます。

表面に付着した汚れを、まずは拭き掃除。表面に乗った泥やカビを清拭した状態で、シミや傷の具合をチェック。染み込んだような汚れが見られる場合は、ここで対応。さまざまな専用染み抜き剤を使って、染みを薄くして、洗って、拭いて、見てみて、まだ残っていたら再度染みを薄く…という地道な作業を繰り返します。

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大理石は、ツヤがある石なので「ツルンと硬い」イメージですが、実はスポンジのように細かな孔がたくさん開いています。薬剤にも衝撃にも弱いですので、いつもおそるおそる様子を見ながら。同じ・画一的な現場など一つも無いのです。毎回せいいっぱい頑張らせていただくためには、持ち込む装備や薬剤も、多種多様に、たくさん揃えねばなりません。

染みへの対処がひと段落ついたら、大理石全体をクリーニング。土砂汚れやカビ汚れを、ならすように洗浄してゆきます。

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汚れの状況を正確に把握するため、使った水分はウェットバキューム(水も吸い取れる業務用掃除機)で回収し、きちんと拭き上げることがコツです。パワフルな機械を使いますので、周りへの飛び散りを防ぐためのシートや、ステンレスや塗装部分を保護するための養生テープをピッチリ貼ることもコツです。めんどくさいチマチマな作業なので、私だったら、ここで挫折しちゃいそうであります(笑)。

クリーニングが一通り終了した大理石の玄関たたき。この時点で、表面はじゅうぶんに清潔な状況ではありますが、大理石特有の光沢感は戻っていません。シミも、まだちょっと目立って見えますね。

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下準備を終えたら、次は、いよいよツルツルの大理石に整えていきます。「大理石の玄関たたき 表面を磨いて、滑らかな光沢を取り戻す」に続きます。

日時:2012年1月31日 PM 05:25
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