ウォッシュテックの業務を月ごとにご紹介

白い大理石を、ツヤツヤに戻す

東京都目黒区の戸建て、大理石を含むバスルームのクリーニング

大理石といえば、ビアンコカラーラ!澄んだ白色に、黒く細く混ざったマーブル模様。パイやピザを作るときに使う石…ホテルのテーブルやバーのカウンターでよく見かける石…。日本人にとって、ひじょうに馴染み深い石種なので、住宅に採用されていることも多いです。

実際の大理石は、実は顕微鏡で見ると白木のようにスカスカと孔だらけで、柔らか。酸に溶けやすく、アルカリでくすみやすく、衝撃に弱い、そんな繊細な石。なので、実用的に見れば、あまり水回りには向いていません。

↓↓↓ こちらは、浴室の窓枠に、カウンター風に設えられた大理石。表面の光沢が無くなって、なんとなく薄ら汚れたように見えます。

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↓↓↓ 大理石のクリーニング後。大理石は柔らかい石ですから、パサパサに傷んだり劣化が進んでいない状態ならば、適切に磨くことで、艶やかな輝きを取り戻せます。

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ビアンコカラーラのマーブル模様が、すっきり。窓辺の光も、くっきりと映えてます。窓辺に、こんな風にオシャレな英字ラベルのボトルを置いてみたりなんかして。とっても絵になりますね!清潔感もあるし、上品です。

大理石、ことにビアンコカラーラは、高級感を演出しやすい石です。しかし、イメージ重視ではなく、大理石の特徴をしっかりと認識し、定期的なメンテナンスの必要性を知っていただいてから採用していただきたいもんだなぁと思います。

「あれれ…困ったな。どうしよう」と、とても切羽詰まられてから、住まわれている方ご自身で石のメンテナンスについて調べられて、たまたま施工実績が豊富なウォッシュテックを見つけられ、ご依頼頂くことが多いのが実情。深く色素が染み込んでいたり、化学変化で溶けたり変質したり、傷だらけで凹みまくっていたり。既に深刻な劣化がある、あるいは誤ったメンテナンスによるダメージがある、などの理由で「いくぶんかだいぶんは改善はできるけれど、もう二度と新品のようには戻らない」という状態になってからですと、もったいないです。

大理石は、比較的安価な石ですが、脆くてボロボロにもなりやすい。タイル一枚ならお安いものですが、いざ窓枠なんか工事して取り替えるとなったら、メンテナンスの料金とは比較にならないくらい高く付いてしまいます。工事の事前申請、工事の立ち会いに要する時間も、かなりのご負担になりますから…。

もし、大理石がお住まいに使われているようでしたら、なるべく新しいうちに、石材研磨の専門知識があり、メンテナンス経験が豊富な業者をゲットしておくと便利ですよ。

2011年12月28日
道具で出来るエコと作業効率アップ

フローリングの床を、クリーニングした後にワックス。

洗浄の作業をご覧になっていたお客様が、「いま、拭いた後、床が凄く綺麗にサッパリしましたね!洗剤は、どんなものを使われているんですか?」と、訊ねられました。

その時、「フラットモップに水を含ませて拭いては濯ぎ、汚れを回収する」という作業をしていたので、「洗剤は使っていないんですよ。水だけです。このフラットモップは、とても優れたマイクロファイバーなので、水だけでも汚れの回収力が半端ないんです。」と、お答えしました。

掃除やハウスクリーニングというと、「使っている洗剤が植物性だから、石鹸だから、エコクリーニングだ」とか、「強い洗剤を使うから、汚れが良く落ちる」とか、とかく「洗剤」に重点を置かれがちです。

しかし実は、「洗剤」と両輪で、「道具」の能力も、とても大切。テクノロジーは日々進化しており、最先端と言われるものは、やはり他には無い高品質な仕上がりをもたらすことも多いです。

エコな洗剤をたくさん使うよりも、水だけで汚れを存分に回収できるモップを使う方が、もっとエコ。素材へのダメージリスクが最小限に抑えられ、作業効率もアップします。良好な仕上がりに早く辿り着けるので、住まわれているお客様のご負担も少なくなります。

するとお客様、「そのモップ、私も欲しいです!売ってください」と仰る。つねづね、同業者に値段を言うと「モノが良いのは分かるけど、高くて買う気にならない」と言い続けられているので、一般の方ならば尚のこと驚かれるんじゃないかと思い、「えっ、ホームセンターとかで売っているモップよりも、かなり高いですよ。もちろん、使いやすいし、とても丈夫ですけども…」と、申し上げると、

「実は私、研究所に勤めているのですが、今使っているモップだと実験室内の管理がイマイチで…。菌や外気に含まれる化学物質を、もっと高性能なモップで除去したいんですよ」と教えてくださいました。

その後、入手先などをご紹介し、購入されてから2年。また、ハウスクリーニングのご依頼を頂きました。

「あのモップ、やはり秀逸。実際に数値で測ってみると、効果歴然でした。やっぱ良いものは良いですね〜。投資を気にして安いナンチャッテなモップを使っても、あの結果には絶対に辿り着かないもの。本当のコスト削減というのは、とにかく最良の結果を出すということです」とのご感想。

「でしょ〜、でしょ〜」と一しきり盛り上がり、やっぱ道具、大事!と、思った出来事でした。

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件のフラットモップ。乾拭き用と、水拭き用。

2011年12月24日
ダイナミックに戸棚を洗う

学校が二学期制になったせいか、3月の年度末ばかりではなく、1月も「お引越し」シーズンになりました。

12月から1月に掛けて、マンションや戸建の中古物件を購入された後ご入居前の、空き室「全体ハウスクリーニング」のご依頼が多くなっています。

在宅ハウスクリーニングでは、作業させていただく箇所を区切って、なるべくその場に留まって進めますから、空き室と比較すれば、見た目チマチマな感じです。しかし、空き室のハウスクリーニングにおいては、数日掛けて、多くのスタッフを投入し、道具や材料をドーンと持ち込み、住居内を縦横無尽に駆け巡り「えいやー!」と人海戦術で、あらゆる箇所を広く清掃します。

たとえば、キッチンの吊り戸棚。

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戸棚の固定された部分を残して、全て外しています。ガラーン…。

扉や棚板は、一箇所に集めて洗います。マットを敷いたシンクで洗うことも多いですが、傷が付かないようにゴムマットを敷いて、洗濯機を繋ぐ蛇口からホースを引いてベランダで洗ったりすることもあるので、お客様がご覧になると「えっ!」と驚かれることも多いです。

キッチンの戸棚は、飛び散った調味料、手垢などで意外に汚れているものです。また、ミスト状の油分に燻られたようになっているので、細かく入り組んだところまで、きっちし汚れている傾向があります。チマチマほじくるように拭くよりも、バカーンと外しちゃって、水洗いしちゃった方が、すっきり!

もちろん使うのは、環境的負荷が少なく安全性および生分解性が非常に高く、表面を傷めることが無い中性洗剤です。さらに、たっぷりの水で流して漱げるので、洗剤の残留も「拭くだけの掃除」とは比べ物になりません。

外して洗った後の扉は、立て付け調整をしながら、取り付けます。ちょっとズレたり、傾いたりしている扉も、金具の調整をすれば直ることも多いです。扉が微妙に落ちていたり、ユルユルになったりしているのに入居後に気づいて、お父さんに頼んでみても、わかんないな〜とスルーされちゃって、しょーがない、諦めるか…と、そのまま使われる方も多いんじゃないでしょうか。

ちょっとしたことですが、「うち、中古だもんね」ではなく「あー、ウチ、いい家を買ったなぁ!」と思っていただきたいんです。

元通りに組み終わったら、表面をアルコールで清拭して、仕上げます。お鍋もスプーンも、使いかけの調味料も、お引越ししてすぐに入れられるようにして、お引渡ししています。収納戸棚にすぐに物を戻せたら、新生活が、すっごく楽だからです。私は、お引越し前後のお疲れにより倒れたり長期に亘り体を痛めたりしてしまう方を間近にたくさん見てきました。ウォッシュテックのお客様には、ちょっとでも楽していただきたいんです。

こんなふうに、キッチン戸棚ひとつにしても、けっこう「小人さん」っぽい作業が積み重ねられています。

ですから、お客様が思われるよりも、時間と手間がたくさん掛かります。半日から1日程度でパッとやって数名でピッと済ますタイプのお掃除ではありません。

作業量に対しては、かなり安価!リーズナブルな料金設定にさせていただいておりますので、スタッフや材料の下準備を綿密にしなければなりませんし、一ヶ月にお引き受けできる件数も、限られてしまいます。

空室の全体ハウスクリーニングをご希望の方は、「ご契約日(お引渡し日)」と「お引越しのリミット日(お引渡し日から、なるべく日を空けて余裕を持たせてください)」が決まったら、なるべく速やかにご相談くださいね!

2011年12月17日
水気をキチンと拭いて、お引渡し

年末大掃除ラッシュ。連日ガッチガチに現場が続いています。

初めての方からご予約を頂く場合、「以前、他のハウスクリーニング業者さんに頼んだことがあるけれど、満足できなくて…」と仰る方が多いです。

特に、お風呂掃除。浴室クリーニングは、清掃業者の経営方針によって、あるいは作業担当者の技量によって、「仕上がりの良し悪し」に大きく差が出やすいメニューと言えます。

ニュルニュル、ベタベタ、カビ、パサパサ、白っぽい曇り…あらゆる汚れが積み重なるように覆っていて、どんな洗剤と道具を使えば汚れを取り去れるの?頑張って、やってみても、成果が上がらないんだけど!腰をかがめたり、覗き込むようにしたり、汚れを見て洗う姿勢は辛い。そんなことで、家庭でのお掃除で、いちばん悩ましいのが「お風呂掃除」なのですが、それは、掃除でゴハンを食べているハウスクリーニング業者とて、同じこと。ちゃんとやろうとするほどに、厳しく難しいのであります。どのへんまで頑張る?時間と経費を投入する?それは各ハウスクリーニング業者自身が自らの考えによって決めることで、さまざまです。

お客様から伺うところ、お風呂掃除で最も多い「満足できなくて」の理由は、「作業が終わって、浴室を見てキレイだと確認して、料金を支払ったんだけど、数時間後に見てみたら、なんだか汚れが戻ってて…」とのこと。

お金を払った途端、汚れた状況に逆戻り…って、魔法が解けるみたいに!?ハウスクリーニング業者、魔法使い?(もちろん、黒い方の!)

実はそんなマジカルなことではなくて、簡単なんです。水分ベチャベチャのままか、水気をザッと大まかに拭き取るか、とにかく浴室の表面に水を付けたままでお引渡ししているんです。

水で覆われていると、全体にツヤッと見えます。鏡や壁面、床に僅かに残っている、パサパサとした硬い水垢の濁りや曇りは、マスキングされて見えなくなります。カビや黒ずみなど、微細な汚れも、ボンヤリと目立たなくなります。ゴシゴシと荒い道具で削ってキズキズ・パサパサにした跡も、見えなくなります。

浴室内が、なんとなーく濡れているので、お客様も浴室の中に足を踏み入れることなく、遠目から、指や手でふれることも無く見られますから、チェックも甘くなりがち。

そして数時間後、浴室内に残っていた水分が乾いた後になって、「あれっ!汚れがいっぱいあるじゃない?」と、気づかれるんです。

余談ですが、テレビや雑誌のお掃除特集で「ほ〜ら、裏技で、こんなにキレイになりました!」と披露されている状態のほとんどは、水で濡れ濡れ仕上げです。広く知られたマジックというか、演出なのかもしれません。

ウォッシュテックの浴室クリーニングにおいては、作業中に幾度と無く水気の無い状態にすることで、汚れの残り方をシビアにチェックしながら進めます。そしてもちろん、作業後には、吸水性の高いマイクロファイバーで丁寧に水気を拭き取ってからお引渡し時。お客様に浴室内に立ち入って頂き、実際に触ってご確認して頂きます。

汚れに真っ向から対峙し、きっちりと対処していくならば、難しい汚れや面倒な汚れを「見えないようにする、見ないようにする」ではなくて、「がっつり見る」でなくてはなりません。

せっかく業者にお風呂掃除を頼まれるなら、「濡れ濡れしっとり仕上げ」ではなく、「カラカラつやつや仕上げ」のハウスクリーニングをお勧めいたします。

あとから「ガビーン!ガッカリ…」とくるような陳腐な魔法に掛かっちゃ、もったいないですよ。

2011年12月10日
バスルームの壁のくもり、にごり

お風呂掃除で、意外に見落とされやすい「壁面」。日ごろの浴室お掃除では、ついつい、浴槽、床、鏡、カウンターを頑張ってしまいますね!

確かに、お風呂の汚れは、腰から下の位置に付着しやすいです。シャワーや洗面器の掛かり湯が集中して当たるのは、腰のあたりより低い場所だからです。水を脂っこく弾き、厚みを持って白く覆ったように付着していて、爪で引っかくと油粘土のようにグニグニっとえぐれる感じの「石けんカス」、ぬるぬるブヨブヨとした茶色や赤色っぽいカビ、点々と見える黒かび…そういった汚れが混在しています。衛生的に、とても気になる汚れなので、「まずは!」と手を入れたい部分です。

それに加えて…ここ数年、マンションや戸建の住宅で、広く普及してきた「浴室乾燥機」。この設備機器の導入により、お風呂掃除は、腰より上の壁も、手ごわいものになってきています。

入浴後、まだ水滴がポタポタ状態の浴室に、いきなり高温の熱風にあぶられることで、水道水がその場で乾き、雫状に干上がって固着したカルシウムやマグネシウムなどの跡が重なるように積もって、壁面のパネルやタイルを、白く濁らせてしまうのです。

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モヤモヤと白く曇っているの、お分かりになりますでしょうか。カメラのピントがビシッと合わないほど、モヤモヤ〜っとしているんです…。

水道水に含まれる「ミネラル」は、金属のなかまなので、とても硬いです。焼け付いた水垢は、市販の洗剤ではスッキリ落とすことはできません。お酢やクエン酸をスプレーしてもペーパーでパックしても、ビクともしないはず。だからといって、ユニット浴室の壁面パネルの方が柔らかで傷つきやすいですから、 それでもとゴシゴシ擦って頑張ろうとすれば、キズキズの荒れ荒れになってしまいます。

こちらは、浴室クリーニング後のユニットバスの壁面。清掃作業の後、乾拭きを行って水分をキッチリ拭き上げた後の状況です。

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つるっと滑らかに戻りました。窓からの明るい風景が、くっきり鮮明に写り込んでいます。バスルームのライトも、壁に反射して、お風呂全体が明るい感じ!もちろん、指先で触ると、きゅきゅっ、ぷるぷるっとしています。

ウォッシュテックの浴室クリーニングは、お風呂場の汚れを取り除き、衛生的に保つことも重視していますが、それに加えて、つややか・なめらかに仕上げてゆくことも大切だと考えています。

無数にあるハウスクリーニング業者の中から選んで信じてご依頼いただいたお客様なんだから、「おー、うちのお風呂、見違えたなぁ!頼んでヨカッタ!」と思っていただくためには、ここまでやんなきゃな!と、思うのです。

2011年12月 5日

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